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荻晃太選手、あなたは最高のサポーター!

6月になりました。
ワールドカップ、日本の初戦もあと2週間後です。
イングランド戦で少しペースを取り戻した感のある日本代表ですが、さまざまなメディアで叩かれっぱなしです。
中国や韓国など、日本代表を敵対視する国のメディアならともかく、本国日本のメディアすべてが日本代表を叩いているという感じがします。
なかでも私の大好きな中村俊輔選手は、なにも始まっていない今から戦犯扱いです。
メディアが新しいスターを作ろうと躍起なのはわかりますが、そのために同じチームメイトを貶めるのはフェアでない気がします。
「日本代表、つまんねー!」と発信しながら、かたやで、「なぜ日本はW杯への関心が薄いのか。」なんてやってるマスコミ、メディアを見ていると、日本のサッカー選手たちがかわいそうになってきます。

そんな思いで、あるページにアクセスしました。
この人なら、殺伐とした気持ちをちょっとだけ楽しくしてくれそうだから。

そのページは、「山梨日日新聞WEB版」連載の
「よっちゃばれブレークタイム」
連載執筆者は、ヴァンフォーレ甲府というJ2所属サッカーチームの正ゴールキーパー・荻晃太選手。

以前にも何度か、この選手のコラムについて書いたことがありますがが、本当に気持ちのいいコラムを書く才能溢れる選手です。
もちろん、ゴールキーパーとしての力もコラムに負けないと思いますし、コラムのようにほのぼのとはしていません。するどく飛び出すキーパーです。
実は、昨年連載された「荻晃太のセンスアップ講座」が終わりそうな時、山梨日日新聞に「連載をつづけてください」とのお願いメールを送ったことがあります。(おばさんのずうずうしさですね)
でも、センスアップ講座は終わりました。

ところが、新しいシーズンを迎えて、新しい連載が始まっているではないですか。
「よっちゃばれ」という言葉がどんな意味か、九州人の私にはわかりませんが、がんばれみたいなものでしょうか。

のぞいたページから「日本代表を応援しよう」という文字が飛び込んできました。

内容を私がここで要約するより、ぜひ、荻晃太選手のコラムに直接アクセスして、一読してください。


豊かな知識をわかりやすく、ちょっとウィットを交えながら紹介していく荻選手の文章の魅力は相変わらずですが、今回の文章には、さらにまっすぐなサッカーへの愛が感じられます。
日本人として、サッカーファンとして、すがすがしい気持ちで、日本代表を応援しようという気持ちになれるすばらしいコラムです。

荻晃太選手のような、すばらしい才能の選手たちの頂点にいるのが、日本代表選手なのです。
もっと彼らを信じ、力いっぱい応援しようではありませんか。
荻晃太選手は、自分のコラムをとおして、そう言っているのだと思います。

今年になってからも、さまざまに日本代表のことを書いた文章を読んできました。
有名なスポーツライターのものもあれば、マスコミ各社の記事もある。芸能人から、一般の人のブログまで、私も含めて多くの人が、日本代表について、ワールドカップについて書いています。
そのなかで一番、素直に日本代表を応援したくなる文章だと思いました。

このコラムを掲載してくれた山梨日日新聞と荻晃太選手は、「サッカー日本代表」の最高のサポーターです。

このコラムを読んでみると、スポーツライターや評論家やマスコミの人も、批評のための批評でなく、無邪気に素直に日本代表を応援することのほうが、日本や日本代表をずっと元気にすることができると思えます。


荻晃太選手、すばらしいコラムをありがとう。


山梨日日新聞Web版「よっちゃばれブレークタイム」

過去に荻選手についてこのブログに書いた文章
白州次郎と荻晃太
文化の香りのするサッカー選手
by windowhead | 2010-06-01 15:18 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead