「グレーテルのかまど」を見ながら

昨夜のEテレ「グレーテルのかまど」の録画を見返している。
「Jリーガー松田直樹の友情のパンケーキ」

マリノスが初めての完全優勝を達成した2003年のセカンドステージ最終節の映像。
そういえば、あの短い映像の中には様々なドラマが詰まっているよね。
キーパー榎本哲也は当時20歳位の若さだったよね。ジュビロ磐田のグラウ(だったよね、間違ってたらごめん)がパントを邪魔したと思ってグラウを突き飛ばしてレッドカード。退場する哲也の青ざめたような顔。
哲也の退場で控えのキーパーを入れる代わりにあおりを食う形で佐藤由紀彦が下げられたんだよね。悔しそうに顔をゆがめてユニフォームを脱ぐ若い由紀彦の姿にはそんな事情があったんだよ。
ピッチ上のみんなが戸惑っている雰囲気が伝わる。そのなかで鬼神のように奮い立とうとする金髪の松田直樹の姿。久保竜彦のゴールで逆転勝利し、喜び合う選手たち。直樹と抱き合う由紀彦、もう顔くしゃくしゃ。

直樹、由紀彦、安永、3人の親友が一緒に写っている写真は初見だった。本当に素敵な写真だなあ。

あれから10年以上になるんだなあ。
今の長崎の佐藤由紀彦しか知らない人には、この映像の由紀彦は信じられないだろうなあ。
かわいかったんだよ。質の高いクロスを上げるところはぜんぜん変わらないけどね。

b0009103_13321598.jpg

なんとなく、そんな話をもっと思い出したくなって引っ張りだしてきた3冊の本。
小宮良之著「アンチ ドロップアウト」「フットボールラヴ」
そして二宮寿朗著「松田直樹を忘れない〜闘争人Ⅱ・永遠の章」
何度も読んでいて、読み返すところも決まっている。
パラパラめくって、また同じところを確かめている。

「松田直樹を忘れない」には、昨シーズンオフの練習場で、佐藤由紀彦選手にサインをしてもらった。「この本のもう一人の主人公は由紀彦さんでもあると思っています。よかったら好きなページにサインをしてもらえませんか?」とお願いしたら、表紙の松田直樹選手のところにサインをしてもらえた。なんとなく直樹選手は自分の中にいるよとのメッセージをもらえたようで、大切な本になっている。
小宮良之さんの「アンチドロップアウト」も大切な本。佐藤由紀彦選手の覚悟が垣間見える。その覚悟の場として長崎をえらんでくれたことに感謝。
この本にサインをもらうのはVファーレン長崎がJ1に上がった時と決めているが、できれば長崎の由紀彦選手を取材した本がでてくれないかしらとも密かにねがっている。

おばさんファンでは、由紀彦選手もつまらないだろうが、長崎にはデビューころからの由紀彦選手を知っているファンも多くないだろうから、おばさんも山のにぎわいにはなるかな。

Vファーレン長崎の試合には、絶対に佐藤由紀彦の正確で柔らかいクロスが必要な試合が出てくると思う。
信じて待っている。…それは、今日かもしれない。
[PR]
by windowhead | 2014-05-24 13:36 | Vファーレン長崎 | Comments(0)