中村俊輔36歳「走るのは大事」

6月24日、中村俊輔選手が36歳になった。
4年前の今日、現在の俊輔を想像することはとてもできなかった。
彼のメンタルが帰国まで持つのか,それが心配だった。
その他もW杯前後の俊輔バッシング、兄のように慕っていた松田直樹選手の移籍と突然の死、目の前で逃がしたリーグ優勝…劇的な試練に見舞われた4年間。
俊輔はそれを乗り越えるというタイプではないような気がする。それらをみんな自分の中にしまっておいて、時々取り出して向き合って自分を確かめて行くような人ではないのかな。
本田選手は「リトル本田」と対話するらしいが、中村俊輔は「経験」と対話するのかもしれない。
出会った人々の言葉や自分の五感の記憶が伝える事を素直に受けとめることからはじめているような気がする。そこから出てきた課題に挑みながら、その先を作って行っているのではないかと思う。だから、彼が見せてくれるプレーは毎年新しい何かが加わってくる。

俊輔ファンは誰もが大好きなゴールを持っている。
トウキックでふわりと入れたガンバ戦での初ゴールだったり、オマーン戦での変則アウトサイドキックでのゴールだったり、コンフェデ・フランス戦のFK、コンフェデ・ブラジル戦のミドルシュート、レンジャーズ戦のミドルシュート、CL・マンU戦のFKなどなど。それに昨年もいくつかのゴールが加わったはず。私なら鳥栖戦のバックヘッドゴールと跨ぎフェイントから切り返し切り返しで加賀選手を振り回したFC東京戦のゴールを入れるかな。
ただゴールを積み重ねるだけじゃなく意外性のあるゴールや魅せるゴールがまだまだ出てくるところが、俊輔がいつまでもサッカーから愛されている特別の人だよなあと思わせるところ。

その俊輔が、W杯中断期に2000メートルの高地で走り込みの自主トレをしている。
いま行われている十日町市キャンプを取材した朝日新聞長岡支局の伊丹記者がマリノスや俊輔ファンのためにtwitterで報告してくれた内容では「やっぱり走るって大事」と言っている。
昨シーズンはチームがきちんと走り込みができていたが、今シーズンは時間不足で十分な走り込みができないままシーズンに入ったし、すぐにあわせられる選手たちが入ってきたので試合で修正できているつもりでいたが、だんだんごまかしがきかなくなってきた。
中断期にじっくり基礎を固める。昨シーズン並みではなく、新しい形も取り組む。そのためにトップ下にこだわりはないし、だれがどのポジションに合うか、J2とやる練習試合で確かめたいと進化に意欲的。
大きな筋肉もつけようとしているし、中断期明けの俊輔はミドルシュートが期待できそう。

練習試合の相手をするJ2チームって幸運だなあ、どこだろうと思っていたらザスパ草津群馬が相手をしていた。マリノス6−0草津。
近くだったらぜひVファーレン長崎の選手たちに俊輔との試合を体験してもらいたいなあ。
1時間でいいから、タクオくんやハヤトくんやコーシローくんにFKの相手を体験してもらいたいなあ。
草津が羨ましいと思っていたら、もう1チーム羨ましいチームがあった。
札幌が帯広でキャンプ中のサンフレッチェと練習試合するらしい。
隼樹は寿人を体験できるんだ!悔しいなあ。
この練習試合の経験は7月5日のVファーレン戦に大きく影響するよね。
長崎の選手たちにももっと恵まれた環境で練習をさせてあげたいなあ。なんだかとても悔しい。
美味しいチャンスはなくても、しっかり走れるチームの特徴を存分に発揮して札幌には勝って欲しい。
俊輔の言葉は、Vファーレン長崎の選手の努力を後押ししてくれると思う。
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by windowhead | 2014-06-25 01:50 | 10-25shunsuke | Comments(0)