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特別な「クスノキ」、選手に届けたい

ホーム町田戦はローソンデー。試合前のローソンの方のお話ではVファーレン長崎はローソンデーに負けたことがないという。(先日の三菱電機さんもそんなこと言われてた。)縁起のいいローソンさん。この日も1−0で勝った。
この日は、今年の平和祈念ユニフォームを着用する最初の日でもあったから、本当に勝ってよかった。

平和ユニといえばやっぱり入場時の歌は「クスノキ」。
福山雅治さんが山王神社の被曝クスノキにインスパイアされて作った生命の力強さと平和を祈る歌。
その最後のフレーズが平和ユニを着た選手たちが入場するときサポーターが歌う部分だ。

「我が魂はこの土に根ざし

葉音で歌う 生命の叫びを」

すばらしい歌詞の中でも最も力強くて未来につながるフレーズ。 Vファーレン長崎のサポーターは選手の後押しをするために、そしてサッカーができる平和な世の中に感謝しそれを継続させる誓いを込めて、この歌を力一杯歌うのだ。入場を待った。
ところが
実際選手入場が始まったら、スタジアムが流す入場時の音楽が大きすぎて、ゴール裏の歌が聞こえない。私たちはゴール裏の端っこ(Aカテゴリとの境目)にいるのだが、そこでも入場時の音楽が大音量で上から降ってきて、ゴール裏の応援歌がかき消され、ゴール裏と合唱しようがないのだ。この音楽の大きさでは、「クスノキ」は選手たちにも届かなかったのでは。
〜〜残念でならない。

スタジアム運営の方々に少しの配慮をお願いしたい。
こんなことを言っては失礼かもしれないが、スタジアムMCやBGMは、あくまでも黒子であるべきと思う。
「スタジアムでの主役は選手。サポーターは背景だよね」とあるリーダーさんと話したことがあるが、その背景(=サポーター)が平和ユニを着た主役(=選手)たちをさらに引き立たせるために、平和ソングで特別な空間を作る。そんな準備がなされていた日だ。音量を少し落として欲しかった。

平和ユニの選手とともに「クスノキ」の歌がきちんと聞こえていたら すばらしい平和希求のスタジアム風景となっていただろう。TV画面で見た人たちにも、印象的な試合になったことだろう。

個人的な考えだが、将来的には選手入場時の音楽はいらないようになりたいと思う。いまのスタジアムのBGMは賑やかしだけで、観客とサポーターの一体感を生む役割を担っていない。それより松本山雅のように、スタジアム全体同じ歌を歌って、圧倒的なホームの応援歌がスタジアムを包んでいくようになっていきたいと思っている。
「クスノキ」はそのきっかけになりそうな歌だから、是非に全体に聞こえる環境がほしい。

サッカーを盛り上げるのは選手たちと観客たちなのだということを裏方さんたちにもう少し理解していただけたらと思う。
ただ、今シーズンは「クスノキ」が歌えるチャンスがあと2回ある。そのときは是非ともスタジアム全体で「クスノキ」を歌いたい。
よろしくお願いします。
by windowhead | 2016-08-02 17:17 | Vファーレン長崎

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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