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降格したけれど、サッカーのある日常は変わらない

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他力で希望をつないでいた条件が消えて、Vファーレン長崎のJ2降格が決まった。
残念ではあるだけど、悔しいという感情はない。
悔しいって感情は理不尽なことや相対的ななにかがないと生まれないのだ。
J1を戦った今シーズンは何処かのチームと比べようもなく、純粋にこのチームだけを見て応援してきた。J1を戦って引けを取らないチームになっていったと思うし、決して引きこもることなく果敢に挑んでいく清々しいチームだ。だからこのチームが出した結果がJ1残留に一歩足りなかったのなら残念だけどしかたがない。
J2降格で私の中でのこのチームの価値や愛着が変わるものでもないし、来シーズンもやっぱり今のようなスタンスでスタジアムに通い、一喜一憂するのだ。
すでにVファーレン長崎は私の日常の中に組み込まれている行事のようなもの。

昨日、降格が決まってから、すぐさまある本のある部分を再読している。
「サンフレッチェ情熱史」
私の中でもっとも鮮明に焼き付いている降格のシーンが2007年のサンフレッチェ広島の降格だ。すぐさまチーム残留を意思表示した佐藤寿人選手が「このメンバーで来シーズン絶対昇格するから応援を続けて欲しい」とハンドマイクでサポーターに訴えているシーンを鮮明に覚えている。それからその翌年のJ2での快進撃。J2の試合がほとんど見られない環境だったが、サッカー番組でほんの数シーンでもワクワクさせるものがあった。
「サンフレッチェ情熱史」を読むと降格が決まってから決してすんなりと進んだわけではないが、監督の続投や選手たちの残留が翌年の大きな推進力となったし、降格からの再出発がその後のサンフレッチェの黄金時代を作ることになったのは確かだ。

Vファーレン長崎の来シーズンの目標はJ2優勝をしてJ1に帰ることになると思う。
やっぱり、タイトルをとって堂々のJ1入りをしたい。
さらに、せっかくだからサンフレッチェ広島の記録を抜いて昇格したい。
2008年J2で無双のサンフレッチェはすごい記録を残し、9月にJ1復帰をきめたのだ。

31勝7分4敗勝点100。得点99失点35得失点差+64。9月23日には、残り7試合を残してJ1復帰を決めた。2013年のガンバ大阪の昇格決定が11月3日、残り4試合だったことを思えば広島の独走ぶりがいかに抜けていたか、よくわかる」(「サンフレッチェ情熱史」より)

このサンフレッチェの記録を1日でも、勝点1でも上回る超快進撃をやりたいと思う。
来シーズンのVファーレン長崎はただのJ2チームとは違う。J1にもっとも近い強豪チームになるんだから、ファンやサポーターもこれくらいの意気込みをもってもいいはず。
選手の皆さんも、今シーズンの残り2試合を思い残すことなく気持ち良く戦って次のステップに備えて欲しい。それぞれの最良の道を選んで大きく弾んで欲しい。

いくよーリスタート!





by windowhead | 2018-11-18 07:50 | Vファーレン長崎

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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