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巧妙すぎて開いた口が塞がらんぞ!迷惑メール」

複数のWebサイトを運営していたりで公表しているメールアドレスをもっていると、毎日の迷惑メール(ウイルスメールも含むが)の数は数百件。メールチェックはゴミメールの処分からはじまります。一括選択してそのまま消去!!!だから内容などまず読まないので、うっかり自分宛のメールまで、一括消去してしまうこともまれにあります。そんなときは腹立ちが2倍に!!

迷惑メールの中で後をたたないのが、エッチ画像サイトと出逢い系。それと、メールアドレス確認のような個人情報入手系。こんなのが届くのは、私が運営しているサイトに男性向けの生活情報サイトがあるためでしょうか。最近は、女性に向けた、「男性をセレクトできるサービス」なんておぞましいのも来ますから、別段、出逢い系のターゲットは男性ばかりとはかぎらないのかな。

エッチ画像系は、メールのサブジェクトにそれなりの言葉がちりばめられているので、即ゴミ箱行きにできます。不愉快だけど、まあ機械的に処理。

巧妙なのは、出逢い系。最近の特徴は、
発信人名が日本語(発信人がアルファベットのメールや知らない人のメールは開かないようにとのウイルス対策の常識がいきわたっているため、そこをすり抜ける方法なんだ)
発信人名が日本語で、女性名。例えば香織とか、鈴木○子とか。(これに釣られてメールを読む男性が多いのかしらん?)
・サブジェクト(件名)に「先日はお世話になりました。」とか「ご連絡の件ですが…」のようなビジネス連絡のようなタイトルを付けている。
女性名で、サブジェクトに「私、寂しいんです」なんて、ストレートなのも来ますよ。自分が女だから、これにはちょっと腹が立ちますが、男性なら、クラッとくるのでしょうか。

で、今日、いまさらのように、このような話を書いたわけは、さらなる進化型が届いたからです。3段がまえできましたからね、巧妙です。あまりにツボを得た巧妙さに、私もちょっと迷ったくらいですから。

実は、数日前私が運営しているサイトのメールアドレス宛に以下のようなメールがとどきました。
発信人は女性名。件名は「私のアドレスにメールした記憶がありますか?」内容は 
私のメールボックスにエクセルらしき添付ファイル付きでメールが来てたんですが…どんなご用件でしょうか?
送信者アドレスが私の知らないアドレスだったので、何か間違いかと思って。
添付ファイルの内容はもしウィルスだったらと思って開いてません。0000_sumi_15.xlsと言う名前のファイルです。
もし重要な書類だったらと思いメールしたんですが…。

と、書かれていて、彼女の名前とメールアドレスがありました。

私の反応:あらら、どこかから回り回ったウイルスメールが、彼女に行ったんだ。彼女はインターネット初心者でウイルスメールの性格をしらないので、私に「ウイルス感染していますよ」と教えているのか、本当に間違いメールが来たとおもっているのかで、親切心で連絡くれたんだなあ。
だから、「それ、私ではありませんので捨ててください。」と返信しょうとして、メールアドレスを見ると、hotmailのアドレス。これで、初心者ではないし、もしかすると、親切心を逆手にとった個人情報収集かもしれないと、判断して、メール返しませんでした。

●翌日 同一人物から「添付ファイルの事でメールした○○○○です。」というタイトルで、
私の方でもパャRンに詳しい知り合いに聞いてみたりして調べたんですが、多分いたずらかウィルスじゃないかと言う結論になりました。
ただ、開かなかったのでウイルスに感染してはいないようです。お騒がせしてごめんなさい。
というメールが来ました。パャRンというところは意味不明のまま。
私としては、一件落着ということで終わり。

●ところが、翌日またも 同じ女性名で、「○○○○です。何度もメールしてしまって 」というメールが来ました。
また、なんだろう?と思って内容を見たら、驚きです。そして、巧妙すぎて腹が立ちます。
無神経かもしれませんが…もし良かったらメル友とまではいきませんがメール交換でもしませんか?実は先週離婚して今、実家に居るんです。近くに誰も話相手もいないし。突然届いたメールに返信してしまったと言うのもあるんです。
もし暇なお時間とかあるんでしたら、お話し相手にでもなってくれませんか?
無理にとは言いませんので。気が向いたらでいいです。お返事下さい。
と言うのがメールの内容です。

人の良い人や心優しい人なら、反応するかもしれません。本当に寂しい女性とメールでなぐさめるくらいなら、なにも悪いことないじゃないかと思う人もいるでしょう。しかし、これが巧妙な罠だと感じるのは、このメールを受け取ったメールアドレスが、私(正確には我が社)が運営しているサイトのインフォメーションアドレス宛てだったからです。
最近は、ホームページに掲載されている問い合わせ用や、会社紹介、インフォメーション、サポートなどのためのアドレスを自動的に収集するプログラムがあるとかで、それで、収集したアドレスに向けて、一斉にメールを配信し、反応があったものを、実態のある情報として、アドレス収集するという行為も行われているようです。また、、一斉にメールマガジンモドキのメールを送って、メールマガジンの解約はココからと、URLに飛ばせるとか、解約メールからアドレスと個人をを特定するなどのやり方で、アドレスを収集する巧妙な悪質業者もいるようです。

私のところに来たメールについても、どう考えても、本当にお友達になりたい人が、会社のインフォメーションアドレスにメールを送るような非常識をするはずがありませんし、もしそんな人がいたら、お友達にはなりたくないですよね。
こんな巧妙な迷惑メールが出てきているのです。



最近、危惧しているのは、ブログ界で、流行っている「ミュージックバトン」や「シネマバトン」というような「バトン渡しごっこ」が、このような悪質業者に利用されないだろうかということです。
好きなことで繋がるネットワークは楽しいし、すてきなことですが、好きなことだから受ける側も猜疑心など持たずに気持ちよく受け入れます。その心理を利用するようなことが起こらなければいいけどなあ。と思っています。

これバトンを批判しているのではありませんよ。よく分からない人からのメールは注意しましょうということです。そういう私もバトンを1つ預かっています。とても信頼の置ける人からのバトンなので、信頼の置ける人に回そうと思っていますし、回す相手も決まりました。ただ1人にしか回すつもりはありません。最近のバトンのいやらしさは、1人から数人を指名して回すように発案者が指定していることです。これ悪く取ると不幸の手紙方式です。うがった見方をすると、最初の発起人ブログのアクセスを膨大に増やすための方策と取ることもできるのです。それに比べて、以前「新選組ファン」の間で回っていた「誠バトン」は純粋に、愛好者の和作りのバトンでした。私は、「誠バトン」のように、一人から一人に確かに繋いでいくネットワークの作りかたを支持しています。


私は、インターネットが作るネットワークを信じるというスタンスを取っています。
個人が個人の責任で自由に情報発信できるツールをやっと獲得したのですから、この権利は死守したいと思います。でも、インターネットの本質は、だれの所有物でもない、繋がっている個人の良識で支えている脆弱な基盤なのです。使うものたちのちょっとした注意と良識で、このツールを守っていくのが利用者の責任でもあるのです。

そのためにも、みなさん、まずは、私のところに届いたような迷惑メールに注意してくださいね。対策は、無視することが一番なんでしょう。
by windowhead | 2005-07-15 12:58 | 私的危機管理

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead