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TVサッカー観戦の必需品は「ふたがわくん」

幸か不幸か(私は絶対に不幸と思っているが)私の県にはJリーグのチームがない。
そのため、熱狂的な思い入れをするチームもなく、日常的に追いかけてゲームを観戦するのは中村俊輔選手がいるスコットランド「セルティック」が中心。もちろんTV観戦。

でも、最近ちょっとJリーグもTV観戦するようになっている。
TVで時折流れるゲームを見るわけだが、どのチームにも絶対的に思い入れがあるわけでないので、選手の名前や背番号がわからない。
「ねえ、福西、今度の背番号は何番だっけ?」とか「ジェフのMFは水野だっけ、水本だっけ?」とか「ちっちゃい俊ちゃん(我が家ではつい最近まで、川崎の中村憲剛選手はこう呼ばれていた。見た目もプレースタイルも俊輔に似ているからね)がパス出した相手はだれよ?」という風に、そのチームのファンから見れば、おいおいといいたくなるくらい、選手のことを知らない。

そんなときは必ず「ふたくん、取って!」「ふたがわ、見せて!」となる。
「ふたがわくん=ふたくん」とは、何か?
それは、「週間サッカーダイジェスト」の3月13日号のこと。
表紙を飾るのはガンバの二川選手。「二川が表紙って、シブイね、画期的だよ!」と息子は言う。この中にJ1全選手のプロフィールが掲載されている。選手名鑑をわざわざ買うまでもない我が家では、この「ふたくん」がテレビ観戦の必携品になっている。
「ふたくん」のおかげで、若い選手たちの名前も知ったし、移籍した選手の現在もわかるようになった。

最近は、「ふたくん」のおかげもあってか、ガンバ大阪がとても気になっている。

今年はじめのゼロックスカップだったかな?左サイドから、ガーッと走ってきてがむしゃらにシュートを打つ、プラチナブロンドのあんちゃんがいた。「パスしろよ!」と言っていたら、次のシーンでは、ちゃんとパスしていた。「あら、あの子、学習能力あるじゃん、だれ?ふたくんで調べて!」
「安田だって!」「いいね、いいね、」というわけで、その日から、我が家は、安田ファン。

よくよく見ると、ガンバには、多彩な個性が光っている。
俊ちゃんの親友・がちゃぴん遠藤は足が長い。正統派のハンサム顔なのに渋い明神、俊ちゃんを恐れさせた無口な二川、やさしそうな山口、明るいハイトーンボイスの播戸、二枚目か三枚目か、ツーフェイスな加地、誠実そうな橋本、若いのに完成顔の家永、一目見たら忘れられないマグノアウベスなどなど、こんなに多様な個性が、ツネさま一人の影に隠れていたとは、もったいなかったなあ。ツネさまがいなくなって、あの二枚目路線をだれが受け継いだのかな?と思ってながめているけど、案外このカテゴリーは西野監督がちゃっかりおさえてるんじゃないかな。
「ふたくん」(選手名鑑)一冊で、ずいぶん楽しめる。

明日、ガンバは神戸と対戦だね。
遠藤兄弟の対決はあるのかな?と思いながら「ふたくん」で神戸の選手をながめたら、平瀬選手がいた!シドニー五輪のころが懐かしい。

あすも、「ふたがわくん」のお世話になりながら、丸刈りになった(ベッカムより早くプラチナブロンドにしてたのにねえ、残念だよ)安田くんの勢いを楽しみたいと思う。

ガンバレ、ガンバ……文字にすると、出来損ないの回文みたい。
by windowhead | 2007-05-03 03:35 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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