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レプリカユニ10万枚売り上げるって…!

数日前のニュースなんだけど、セルティックの中村俊輔のレプリカユニフォームが日本で10万枚売れていたらしい。日本代表の青のユニフォームではなく、グリーンと白の縞々ユニフォームだ。

俊輔の人気効果は「怪物的」  (スポニチ )
セルティック俊輔ユニホーム10万枚売れた (日刊スポーツ )

スポニチ、ニッカンの記事を総合すると、
英サン紙で中村俊輔の人気効果が特集されたらしい。
そのなかで、中村がつける背番号25のユニホームが10万枚、350万ポンド(約8億5000万円)日本で売り上げられ、ユニフォームの制作元の「ナイキ」も驚きとともに喜んでいる。ナイキによると、主に売れているのは子供用。長袖が1着約4,880円。
そのほかにも、セルティックの日本語版公式サイトは毎週5万ヒットを記録。
試合のテレビ放映権料は年間140万ポンド(約3億4000万円)でリーグにも高額の収益をもたらした。
ということだ。


中村俊輔が所属しているチームは、スコットランドの「セルティックFC」。(口さがない評論屋さんやアンチ中村にいわせるとスコットランドリーグはヨーロッパで2,3流のリーグだという。確かにプレミアやリーガやセリエAのようなトップリーグではない。でも、スコットランドのFIFAランクは15位。FIFAランク40位以下の日本のJリーグファンがスコットランドリーグをバカにするとしたら、それは世間知らずというものでしょう。)
「セルティック」の試合は、日本ではスカパーの有料契約をしないと見ることができない。
日本のTVでも普通には見られないスコットランドのサッカーチームのユニフォームが年間で10万枚も売れるというのは、やはり驚くべきニュースだろう。


このニュースを見て、すぐに感想が書けなかったのは、10万枚という数字があまりにも身近にないため、私の中で具体性を持てなかったから。
でも、昨日知り合いと選挙の話をしていて、10万という数を具体的に感じることができた。長崎県では3番目に大きな諫早市の人口は約14万人、4番目の大村市が8万9千人。国見高校のある島原市の人口は5万人だ。
10万枚ということは、大村市の赤ちゃんからお年寄りまですべての人が着てもまだあまるという数。長崎市でも5人に1人強は着ていることのなる数。ちなみに、先ごろの長崎市長選挙での現市長の得票数は約7万8000票(投票率55%)。


中村選手は、アディダスの契約選手。セルティックのユニフォームはナイキが契約しているのでこの10万枚の売り上げは、中村選手には直接反映しないんだろう。セルティックとナイキにしてみればタナボタなボーナス。
そういえば、セルティックはチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出で、UEFAから20億円のボーナスを獲得していた。チャンピオンズリーグで2得点した中村選手はこの20億円にも貢献しているわけだ。セルティックがナカムラを移籍させないために20億円という移籍金を提示するわけもわかるというもの。東洋人のサッカー選手が移籍金以外で、チームにこれほどの経済効果をもたらしたのは、初めてなのかもしれない。

セルティック25番のユニが日本で10万枚売れているということは、日本代表青の10番はいったい何枚売れているのだろうか。以前、なにかの記事に、サッカーシューズの中村選手モデルの売り上げは日本ではダントツ1位で、中田選手、小野選手モデルを大きく引き離していると書かれていた。ユニの売れ行きがそれに比例するとは限らないが、相当な枚数だろう。
そのユニフォームの売れ行きが示すように、中村選手は、子供たちに最も人気がある。それは、日本ばかりでなくスコットランドでも同様らしい。なぜ、中村俊輔は子供たちに人気があるのだろうか?

中村俊輔選手がもたらすものは、ワクワク感なのかもしれない。
シンプルにワクワクさせてくれる。
負けても、つぎへの期待を抱かせてくれる。
いまだに説教サポの説教中枢をくすぐるヘナチョコささえ垣間見せる。
だから、スタジアムやTVの前の子供たちは、「俊ちゃん、決めてくれよ、僕が付いているから!」と必死で純粋なサポーターになれるのだろう。
セルティックの25と青の10はサッカーキッズにとっては、仮面ライダーの変身グッズと同じくらいパワーを授けてくれるアイテムなんだろうなあ。

レプリカユニ10万枚売り上げるって…!_b0009103_16223028.jpg子供たちに愛されて幸せだよね、中村俊輔選手。
まあ、ご本人も子供たちと一緒のときはこんなに楽しそうな顔をしているのだから、いうなれば相思相愛。こんなに楽しそうな中村選手の写真を見られることはめったにないなあ。
by windowhead | 2007-06-20 16:11 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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