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数字的に1%も可能性はない…

サンフレッチェはほぼ入れ替え戦確定のようだ。

「数字的には1%も(残留組に上がる)可能性はない。入れ替え戦をしっかり考えたい」というのが佐藤寿人のコメント。
昨夜のサッカーダイジェスト番組で見た広島と川崎のゲームの一部で、広島のDF棒立ちのなかでチョンテセのゴールや憲剛のミドル。必死の広島のはずだが、川崎との差を見せ付けられたような気がした。選手や戦力の差というより、チームが持つ勢いの差とか幸運を呼び込む差みたいなものがあるのならその差というか、上げ潮のチームのパワーみたいなものが川崎にはあるんだなあという感じがした。広島はすべてにおいて完敗だなあと。
試合後、泣きじゃくる柏木とピッチを見据える寿人の姿。
柏木にとって、自分ががむしゃらになってもどうにもならないものの大きさを感じさせられた試合だったのかも。
佐藤寿人は、前前節だったか、「神様はこんなに厳しい試練をあたえるのか」と言った時からするともう心の奥でなにかを決めたような顔をしていた。寿人の中では最終戦は、ガンバ戦ではなく、入れ替え戦だと腹をくくったのだろう。
寿人にとって、入れ替え戦は、違った意味で厳しい戦いになる可能性がある。J2の試合の結果次第では、彼を広島に送り出してくれた仙台と戦うことになるかもしれないのだ。以前、寿人のブログで仙台がJ1に上がってくると来シーズンが楽しみだと書いていたが、彼が愛する広島と仙台が入れ替え戦であたりそうだなどとは予想もしていなかったのだろう。
佐藤寿人は中村憲剛と並んで、誠実さと包容力と自己犠牲の精神をもち備えた本当の意味でのリーダーになれそうな選手だ。日本代表でも中沢祐二に寄せられる信頼を引き継いでくれそうなのはこの2人だと思う。だから、佐藤寿人をJ1に引きとどめなければならない!それには広島に勝ってもらうしかない。


北京五輪代表は、オーバーエイジ枠を使うようだ。
その枠があるのだから、使うのはしごくまっとうな考え方なのだろうが、個人的にはなんとも複雑。
サウジアラビア戦勝利の後のインタビューでGK西川が「ポジションをオーバーエイジに取られないようにがんばる」と言っていた言葉が一番印象に残っている。勝った喜びもつかの間、彼の中には、チームメイト以外との競争のほうが重くのしかかってきたのだ。アテネのときはオーバーエイジの曽我端が正キーパーだった。このことが西川の頭をよぎったのかもしれない。
代表選手の中でもオーバーエイジ枠にはいろいろと思うところがあるようだ。「年齢の近い人たちで戦うほうがいいと思う」と、中村俊輔はオーバーエイジ枠を使うことには消極的な意見だった。中村が五輪代表だったシドニー大会でも、オーバーエイジ枠を使っている。アテネの時はA代表チームメイトがオーバーエイジで借り出されている。中村の性格からすると、彼のコメントには、それなりの裏づけがあるはずだ。経験者たちの声も参考になるはずだ。
半年後、五輪代表チームがオーバーエイジ不用といえるほどに成長していてくれることを期待するしかない。そのためには、…、…う~ん、ハードル高いなあ。


などとサッカーに一喜一憂するおばさんは、私の周囲にはほとんどいない。
なんとも孤独な苦悩だ。
しかし、希望も見出している。
1ヶ月ほど前、浦和がセパハン遠征が決まったときだ。サポーターへのインタビューがTVから流れていた。すでに60歳は大きく超えているような奥様2人が声をそろえてこういった「もちろん、イランに乗り込みますよ!もうチケットも予約済みです!」
彼女たちは、イランだろうが、茨城だろうが同じこと!というくらいの自然体だった。
彼女たちが憧れだ。
by windowhead | 2007-11-25 17:37 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead