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「豚足」は見られたのかな?

ヴィジャレアル戦はまたまたトップ下でのスタメン。
昨年のバルサ戦のときは、ご褒美だと言っていたけど、今回はどんな意味が込められていたの、ストラカンさん。

もともと器用な選手(技も頭も)が少ない今シーズンのセルティックの選手たちに、日常とは違うスタメン、それも要の俊輔のポジションが違うんじゃ、敵に対応する前に、味方が戸惑うのは目に見えているのに…。

チームの力の差がありありと見えたビジャレアル戦だった。

それにしても、最近のセルティックは、2年前、3年前のような雄雄しい風格が感じられない。
俊輔が入った頃や、初のCL出場のシーズンは、勝っても負けてもスコットランドらしい素朴で荒削りだが風格が感じられた。
技やパワーで負けても、誇りで守りきる雄雄しさがあった。
それがセルティックの魅力であり、その中で繊細なプレーの俊輔が生き、他の選手たちも俊輔のプレーを信じて走ってくれた。ヤロシクのようにPKやFKを取るのに貢献してくれる選手もいたし、ハートソンやズラスキーのように、自分の役割を理解しているFWもいた。チームを奮い立たせるレノンもいた。
今のセルティックにないのは、チーム愛に溢れた選手がいないことだと思う。

金満チームになったおかげで(これには俊輔が大いに貢献しているのだが…)しっかりとした見極めもないまま手当たり次第に並みの選手を獲得して、チーム内でやたら競争が激しくなっているんじゃないだろうか。誰もが試合に出るとチームプレーより自分のプレーをアピールしたがる。それでゲームプランが崩れている。今のセルティックの選手たちに、俊輔並みのチーム愛が感じられないのが残念でならない。
最近はそんな感じのゲームばかり見ているようで、セルティックのゲームを見る情熱が薄れてきている。

ビジャレアル戦のサマラスを見ているとうんざりしてくる。ワントップのくせに、意味もなくボールをもらいに下がっていくので、中盤にボールが入ったときに、トップがいない。俊輔のところにボールが納まっても速攻がかけられない。スタメンFWは、やはりヘッセリングのほうがいいと思うのだけど。

俊輔は「個人的には純粋に楽しめた」らしい。
それでも、ビジャレアルの感想を聞かれると「サッカーを知っている選手が多くて勉強になった。」本心は、「そんな選手たちと一緒にプレーがしたい!」なのだろう。

以前、俊輔ファンの人と話したが、俊輔は彼以上の選手がひしめいているチームで四苦八苦しているときが、一番成長し輝くんじゃないかということを思い出した。
すでに、スコットランドを離れる時期にきているんだと思う。
それでも、彼が輝くには、次は横浜マリノスではないはずだ。
申し訳ないが今のマリノスには、俊輔がスタメン争いをしなければならないほどの選手がいない。若手にも、カリスマの片鱗が見られる選手がいない。さらに監督も凡才。それに驚くのだが、サポーターを自称する人たちに俊輔イラネ~と否定的な人が多くいる。たしかに今のチームが最高で、外に出た選手は自分たちの選手ではないかもしれない。しかしそれほど俊輔はマリノスに貢献しなかったのだろうか。客観的に見て俊輔を越えてる選手がいると本気で思っているのだろうか。不思議でならない。

最近のセルティックと、ビジャレアル戦を見ていると、またぞろ俊輔はスペインリーグを目指すべきだよと言う封印していた言葉を開放したくなる。
俊輔さん、単身赴任であと2年ほどスペインへ行くという道を選んでみてはどうでしょうか。
by windowhead | 2008-10-02 13:49 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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