キングカズは美しかった。

BS日テレでJリーグ百年構想のPRのような番組が放映されている。
昨日は横浜FCの三浦知良選手=キングカズの個人の歴史を追いながら、彼のインタビューを交えて、現在のようすなどが紹介されていた。

改めて素晴らしい人だなあと感服している。
日本人プロサッカー選手でもっともJリーグや日本サッカー界に貢献している人であることは間違いないし、現在最も尊敬されている日本人サッカー選手だ。
本当に芯のぶれていない人物だ。

そんな圧倒的な存在であっても、根っこはブラジルに渡ったときのサッカー少年のまま。
40歳を越えた今も、彼はサッカー選手であり続けることが当たり前のようにサッカー選手であろうと努力している。短く刈った髪には白髪も混じる。こけた頬にはほうれい線だってある。それでも当たり前のようにサッカーをしている。当たり前のようにプレーするにはきっと影で涙ぐましい努力をしているのだろうが、そんなそぶりはどこにも見せず、横浜FCの選手たちと同じように練習をこなしている。
この人は、サッカー選手でありつづけることが自然なことなのだ。
キングカズのサッカー人生は、決して輝かしい栄光への道ばかりではなかった。どちらかというと挑戦と挫折、彼と周囲の意識のギャップの中でもどかしくくやしいことのほうが多かったはずだ。それでも、サッカー以外の地位や名誉などの誘惑には乗らないクレバーな人間性を自分の中に育てている。サッカー中心であっても、決して社会音痴ではなく、礼儀正しく、言葉使いや話し方も自然であり品格すら漂う。

先日、プロ野球の清原選手が引退したとき、感想を聞かれたキングカズの言葉にあっけにとられると同時に大いに感動した。
「清原選手の引退は惜しい。まだまだ彼はプレーできるはずだがプレーする場がない。その点、サッカー選手である自分たちは恵まれている。J1、J2,JFLと、プレーし続けながらまた上に上がるチャンスを狙う場がある。」と。
キングカズにとっては、J1もJ2もJFLも同じフィールドなのだ。J2もJFLも落ちる場所ではなく上を目指す場所なのだ。たしかにスポーツ選手であればカズの発想のほうが正しいのかもしれない。

三浦知良という人は、「美しい」と思った。
日本サッカー協会という組織のトップが三浦知良になったとき、本当の日本サッカーが確立するのかもしれない。



なんでも、中田英寿さんが、サッカー界引退後初めて、東ハト製菓の役員会に顔を出したとの記事を読んだ。そうかまだ東ハト製菓は中田氏を役員にいれていたんだ。
それにしても、どんな風の吹き回しだろう。
もしかしたらイタリアサッカーバブルの恩恵もあって超セレブにのし上がった彼にもサブプライムローン崩壊による経済不安の波が押し寄せているのだろうか。円高になってドル建てで暮らすより円の世界で仕事したほうがよさそうと思ったのかな。
この人はもう少し自然体になったほうが魅力的なのだが、未だに引き算のおしゃれができない人。残念だか、人物の美しさではキングカズの足元にも及ばない。


円高とヨーロッパやアメリカの経済不安は、俊輔ファンにとってもひとごとではない。
日産の車の輸出が頭打ちになれば、マリノスへの影響も出てくるのでは…。
マリノスさんは、俊輔獲得のための資金を日産にお願いしているみたいだし、場合によっては俊輔の移籍金がだせなくなるんじゃないかな。
そうなると、俊輔君はあと数年ヨーロッパでサッカーをすることになるかもしれない。
すでに彼はそのような状況も含めて、ライフプランの軌道修正しているのかもしれない。
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by windowhead | 2008-10-18 15:29 | フットボール周辺 | Comments(0)