カテゴリ:新選組!な人々( 59 )

牙突?高杉選手の不思議なポーズ

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久しぶりに「るろうに剣心」を楽しんだ。吉川 晃司ファンなので何度見ても楽しめる。
そういえば、1週間くらい前の長崎新聞にもるろ剣っぽい人がいたっけ。
「ヴィヴィかる」に登場した高杉亮太選手の傘を持った不思議なポーズ。
息子に見せると「あ、牙突ね」とことも無げに言う。なるほどアニメるろ剣の藤田五郎(斎藤一)の必殺技「牙突」の構えだわ。高杉選手がそれを意識されていたかどうかはわからないが、そうであれば嬉しいなという密かな希望。るろうに剣心を通してでも斎藤一に興味を持ってくれていることがうれしい。

新選組関連の本や史料を読みあさっていた頃から15年以上経つので、その後も新しい事実が出てきているだろうが、私にとっては斎藤一は謎の多い人だった。
彼が新選組に参加したのは20才なるかならないか、Vファーレン長崎でいえば、北川選手や木村選手くらい。そのときすでに組の撃剣師範と3番隊組長を仰せつかっている。永倉新八に言わせると斎藤は組で一番の使い手だったようだ。
剣の流派は一刀流だったと思う。新選組は実戦の剣として突きを重要視していた。それも刀身を寝せた独特の突き。刀身を寝せるのは、肋骨に当たらず一突きで急所を仕留められるから。考え出したのは土方歳三との説あり。いかにも土方らしい。るろ剣の「牙突」はこれをモデルにしてるのね。
斎藤一は、徳川幕府が瓦解してからもずっと土方歳三たちと戦い続け、会津で土方と別れた。土方は箱館に渡り翌年の箱館戦争で戦死したが、会津に残った斎藤は会津落城まで戦い、会津藩士として斗南などでの苦しい生活に耐え、明治維新後、警視局の警視として西南戦争では政府軍として西郷軍と戦っている。戦うことに関しては土方の一番の理解者だったと思う。晩年の斎藤一は会津で結婚した時尾さんとは生涯連れ添い、自分のふんどしは毎日自分で洗っていたというエピソードも残っている。亡くなる時は、床に伏せることなく床の間に座禅を組んで座って亡くなったとか。

るろ剣の時代は、廃刀令後西南戦争の前のようだから明治9年ごろか?アバウト明治4年から9年とすると、るろ剣の斎藤一は30才代前半。高杉選手と同じくらいの年齢なのかな。
新選組がいつの時代も若い人や女性に人気があるのは、スポーツのチームに相通じるようなものがあるからではないだろうか。


斎藤一が登場する小説は数多くあるが、その中で私の一番は浅田次郎の「一刀斎夢録」かな。晩年の斎藤一が毎夜訪ねてくる若い近衛兵に昔話をするという設定で、剣で命のやりとりをする宿命を背負った男たちの心の叫びを描いている。
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by windowhead | 2015-10-25 00:29 | 新選組!な人々 | Comments(0)

土方歳三と俊輔ファンのDNA

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爆心地公園の被爆遺構とメタセコイア群

爆心地公園には、熱心に案内ボランティアの話を聞く修学旅行の小学生グループがちらほら。
一人の少年が長崎では珍しい横浜Fマリノスのユニを着ていた。
ついつい背番号を見たくなる。真ん中はリュックに隠れているが なんと25、その上にはshunsukeとプリントされていた。
付添いのカメラマンに聞くと熊本の小学校らしい。
熊本にも俊輔ファンの小学生がいた。彼は俊輔のどんなプレーが好きなのだろう?どんなきっかけで俊輔を知ったのだろう。
きっとサッカーやっているだろう。パパかママが俊輔ファンなのかも。
俊輔ファンのDNAを見たような気がした。
ちっちゃな同士よ、いつかスタジアムで会おうね。いい旅でありますように。


爆心地公園の23本のメタセコイアは早くも紅葉が始まっていた。


そういえば、先日メタセコイアのことを書いたら、日野宿本陣文書検討会のMUNNさんから興味深い情報をいただいた。
そのなかに「土方歳三のDNA」って言葉があったので、さっそくサイトを訪問したら、うれしい出来事が!
土方歳三の菩提寺石田寺の樹齢600年のカヤの樹の実から新芽が出たそうだ。
また、伐採された「とうかん森」のカヤの樹からも新芽が出たそうだ。
MUNNさんは、それらの新芽に「土方歳三のDNA」と名付けていた。
新芽は希望ですね、MUNNさん。
http://hikogorou.blog5.fc2.com/blog-category-0.html

久しぶりにMUNNさんのサイト「日野宿本陣文書検討会」をじっくり読ませてもらった。
このサイトを読むたびに日野に住みたくなる。
土方歳三や井上源三郎を育てた土地のあたたかさや豊かさが伝わってくる。


サイトの記事によると、今度の日曜日、高幡不動で源さんの145回忌がおこなわれるようですね。
淀で戦死した源さんだが、たましいは日野にもどっているんだ。
数年前、所用で伏見に行ったとき、思い立って源さんが戦死した場所をさがしたことを思い出した。
タクシーを駆使して右往左往、やっと見つけた場所には墓碑が立っていたっけ。
あのとき「冬の鳥羽伏見戦場駆け抜け紀行」って記事をかいたよね。あれから何年たったのかなあ。
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by windowhead | 2012-09-29 01:37 | 新選組!な人々 | Comments(1)

週末は久々に「歴女」に変身

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我が家のゴーヤくんたち、順調に成長しています。
種から発芽させて育てているので、かわいさもひとしおです。


「六月は真紅の薔薇」
6月になると、唐突にこのフレーズが浮かびます。
三好徹という作家が沖田総司を書いた本のタイトルです。
おそらく、今も販売されているのではないかな。
わりとセンチメンタルな書き方でしたが、沖田総司という若者の人気の側面をよくあらわした本だと思います。
彼がなくなったのは、慶応4年の五月末でしたっけ、6月初めでしたっけ?
千駄ヶ谷の植木屋の離れでひとりさびしく旅立ちました、25歳という若さで。
天才剣士も肺結核には勝てなかった。

沖田総司について書かれたものを読むときには覚悟がいります。
もう悲しいのです。純粋に悲しい。
この悲しさが女の子たちを引き付けるのでしょうね。
女の子のうちはいいのですが、だんだん年を取ってくると、その悲しさをうけとめるだけのエネルギーがなくなります。
沖田総司に若い子のファンが多いのは、彼女たちが元気な証拠なんですね。

今週末、久々に「歴女」しますぞ。(おばさんでも女ですから歴女です、文句あるか!)
長崎の隠れ新選組ファンの女性たちと会うのです。
長崎は龍馬ファンや薩長ファンが多いため、新選組ファンは肩身が狭いのです。
ほとんどの人が、実はね、私……と、確かめ合って素性を明かします。
そんな隠れファンが数人集まることになりました。

「歴女」と言われる人たち、好きです。
対象になる人物や事件や場所を心から愛して大事にする人たちだからです。
いま、ややもすると、歴史が商品や物知りのネタになってしまって、その本質から離れているところが感じられるからです。
長崎でも観光ネタとして歴史史跡を使っています。
案内するボランティアの人が、知識至上主義だと大変です。あるお寺で見た風景ですが、ボランティアに先導されて数人の人々があるお寺に入ってきました。
ここは拝観料がいりません。普通のお寺です。ボランティアは、すぐさま、御堂の額の説明などを始めました。お寺の来歴なども朗々と語ります。それをメモする人々もいます。
ボランティアが案内する一団は、勝手にお堂の扉を開けて、中に入り、中を説明していました。
周りには、お墓参りの檀家さんや散歩中の近くの人もいます。
周囲の人に挨拶するでもなく、ひたすらお勉強の一団。
ひとあたり説明が終わると次に向かってさっさと出て行きました。
彼らの中でお堂の中で仏様に手を合わせる人は一人もいません。
当然お賽銭を入れる人もいません。
なんだかな~。_
歴史を学ぶって、こんなことじゃないはずだけどね。
せめて案内のボランティアさんに、歴史を愛する心があってくれたらなあと思ってしまいました。
その人は、知識を愛していることと歴史を愛していることを取り違えしているのでしょうね。

歴女と言われる人には、こんなことは絶対にないですね。
暑苦しいほど愛しますもの。
だから、どんな話が飛び出すか、とても楽しみです。

ひさびさに違った土曜日がやってきそうです。
この日は、Jリーグがお休み!よかった~~~。
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by windowhead | 2012-06-06 13:08 | 新選組!な人々 | Comments(3)

あちこちに、磐音(いわね)ファンが増えている今日この頃

最近、思いもかけない人から、「そういえば、あなたの一押し・山本耕史っていいねえ」というお言葉をいただく。

べつに私があちこちに山本耕史さんをPRしまくっているわけではないのだが、大河新選組や彼の舞台を見た話などを折にふれお茶のみ話でしたり、ブログに書いていたことで、私が山本耕史という俳優が好きだということが、その人たちの頭のどこかに残っていたのだろう。

彼らの頭のどこかに残っていた「山本耕史スイッチ」を押すきっかけになっているのは、どうもNHK木曜時代劇「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙」のようだ。
このドラマが、私の周辺の老若男女の間で、たいへん人気がある。
原作は、佐伯泰英書下ろし「居眠り磐音」シリーズ。
すでに23巻まででているベストセラーだ。
藩のお家騒動にからむ陰謀にまきこまれ、親友を斬ってしまったという過去をもつ浪人と彼が暮らす江戸の下町の人々との交流や彼がかかわる事件が、こまやかにさわやかに描かれている人情時代劇とでもいうべきシリーズ。
ドラマ化にあたって、原作の佐伯泰英氏は、単なる江戸人情話にせず、きちんと磐音の出奔の原因になったお家騒動も描いて欲しいとの要望をだされたと、なにかで読んだ。ドラマは、佐伯氏の要望をしっかりと押さえ、ほのぼのとしたり、痛快だったりの江戸での話と、シリアスな御家騒動の部分がバランスよく配されていて、一話一話がとても見ごたえのあるドラマに仕上がっている。
この主人公の春風のように穏やかで思いやりの深い浪人さん・坂崎磐音(さかざきいわね)を好演しているのが山本耕史。彼の持つやわらかな雰囲気と磐音の人柄がうまくシンクロして、さまざまな人の心をひきつけているようだ。

腕っ節の強い浪人さんが長屋の人気者とか、下町の人気者の浪人さんが実は上様だった、みたいな「もてもて浪人」が主人公のシリーズは、TVや映画の時代劇のひとつのパターンなので、これと言って新しいドラマでもなく、働き盛りのビジネスマンや映画マニアな青年たちの気を引くとは思えないのだが、どうも「陽炎の辻」はどこか、これまでのものとは違った魅力があるらしい。

 知り合いのキネマ旬報クラブの青年と映画「ヘドウィッグ」の話をしていたとき、急に「山本耕史って、知ってますよね?どんな経歴の俳優なんですか?」と聞かれた。
TVをほとんど見ない彼は山本耕史の以前のTVドラマをほとんど知らなかった。大河「新選組!」で、ものすごく的確な演技をする土方俳優が気になって名前を覚えていたらしい。その後、映画「それでも僕はやっていない」で、じゃまにならないのにきちんとした存在感を出す演技に惹かれ、たまたま見た「陽炎の辻」で、見ている人まで包み込んでしまうような磐音の柔らかな存在感とさわやかなたたずまいに驚いたらしい。舞台を中心にキャリアの長い俳優だということを伝えると、納得しながらも、どうしても30歳には見えない!あの初々しさは新人と思っていたとのコメントだった。彼の演じた「ヘドウィッグ」の再演をぜひ見たいと言っていた。

いちばん驚いたのは、ドラマ「陽炎の辻」が40代、50代のビジネスマンたちに密かな人気ということ。原作が好きで、出張の乗り物の中で読んでいるという人や戦国物や幕末物など歴史小説が好きなおじさま方にも、好印象を与えているようだ。磐音の笑顔や言葉の端々からにじむ暖かさに、ささやかな癒しがあるらしい。
この磐音効果は、ついに海外にまで及んだみたいだ。
運営しているサイトの関係でメールのやり取りをさせていただいているニューヨーク在住のエグゼグティブ・ファッションアドバイザーのケン青木氏からいただいたメールにも磐音が登場した。
「…それから、いつもぼーっとNHKの時代劇を見ていて、若いのにいい時代劇の役者が出てきたな、と思っていたら、あなたのご推薦の山本耕史でした。坂崎磐音、いいですね。今までにない雰囲気を持った時代劇の役者という感じです。…」と書かれていて、ああ、NYでも山本磐音は、第一線で活躍するビジネスマンからも愛されているのだと、うれしくなった。

久々に人の心に響く連続ドラマとなった「陽炎の辻」の放映もあと4回くらいだが、磐音はいよいよ藩のお家騒動の渦中に飛び込んでいく。最後は江戸に戻れるのかな?いままでのように長屋の井戸端で「浪人さん」と呼ばれる磐音がいるのかな。

原作はまだまだ続きそうだし、ドラマの人気も上々のよう。きっとすぐに続編が制作されるんじゃないかな。そんな期待を持ちたくなるようなドラマの中心にのやわらかな物腰の山本耕史がいるのがうれしい。

◎ケン青木さんのファッションコラムが読めるサイト「サラリーマンスタイル」
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by windowhead | 2007-09-17 14:49 | 新選組!な人々 | Comments(2)

久々の新選組小説「諜報新撰組・風の宿り」

「諜報新撰組・風の宿り~源さんの事件簿」秋山香乃著 河出書房新社


本当に久々に新選組という文字のはいった本を買った。
それほど、新選組関連の新刊が出ていなかったのか?
おそらく、既刊のほとんどを読んでしまっているので、新刊を待つしかない。
ファンにとっては、新刊や史実の新しい発見がないのは寂しい。
寂しいので時々、既刊本を読んで寂しさを紛らわすのだが、やはり新刊はうれしい。

前作「新撰組捕物帖----源さんの事件簿」がでた時、これ、シリーズ化されないだろうかと期待していたので、2作目がでたのはうれしい。

新選組のなかで、数少ないほのぼのとしたキャラクターの井上源三郎。
一番の年長者(といっても40歳にはなっていない)だったため、これまでの小説や映画では中年の下男のような描き方が多かった。大河ドラマ「新選組!」あたりから、この井上源三郎の描き方が変わってきた。彼の子孫の方々の努力もあり、家に伝わる史料が公開され、彼の人物像がかなり修正されてきているのはうれしいこと。
それでも、やっぱりのどかな空気を感じさせる人柄は変わらない。
近藤、土方、沖田たちにとって、身近で感じる故郷のあたたかさと癒しの存在でもあっただろう。ぐちも泣き言も源三郎の前では言える、そんな存在だったのではないか。

その井上源三郎が主人公の、捕物帖という風情が前作だった。
史実の間をすりぬけて空想をふくらませるのが歴史小説のおもしろさだが、前作「新選組捕物帖~源さんの事件簿~」はそれがとても上手くできていた。

今回は、長編になっている。八・一八事件前後の長州の暗躍、相撲興行、芹沢暗殺、新選組誕生あたりを背景に、新選組内での諜報模様を、佐伯又三郎を絡めて描いているため、どうしても前回のような春の日差しのようなほのぼのさが薄らいでいる。残念。
男の世界の非情さと哀しさを描くのもいいが、それでは、これまでの新選組小説があり、新しさを感じない。
源さんの事件簿のよさは、多くの幕末小説がそうであるように殺伐とした男の世界、大義名分や志なんかが語られる中で、市井の営みや人情、自然のうつろいなどが細やかに描かれ、そこに発生するささやかな出来事を源さんのおせっかいが解決していくという、「事の小ささ」が良かったのだ。
ぜひとも、3作目を描いて欲しい。
そして、それは、1作目のスタイルを取り戻して欲しい。


久々に新選組小説を読んで、おやっと思ったのは、登場人物がすでに私のイメージの人物にもどっていることだった。
大河ドラマ「新選組!」が放映されているころやその直後はどうしても、読む本の登場人物がドラマの配役に引っ張られていた。最愛の土方ですら、山本耕史くんの姿が浮かんでくるしまつ。特に山本土方は一つのエポックともいうべき完結した土方像を確立したので、やはりそのイメージは強かった。
大河ドラマから離れて1年以上、やっと、私の中の土方イメージが戻ってきた。それが、だれに似ているかなどわからない。具体的にだれかに置き換えるなら、やはり山本耕史くんか栗塚旭さんになるのかもしれないが、頭の中の土方像は、そのような具体的な姿ではない。しかし、確固たる土方像がある。そして、大河やブランクをはさんでも変わっていなかった。

また、あたらしい新選組小説を読みたくなった。
「諜報新撰組・風の宿り~源さんの事件簿」は、その呼び水となったようだ。
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by windowhead | 2007-02-12 16:52 | 新選組!な人々 | Comments(3)

東宝が「RENT」やるって…どうする?山本くん?

昨日、山本耕史くんの「TTB」の感想を書いた中で、「山本くん、そろそろ、ジョナサン・ラーソンや{RENT」から決別して欲しい、リスペクトを込めながらも」と書いたら、偶然にも、日本語版「RENT」のニュースをいただいた。

来年晩秋、日本語版「RENT」が準備されているらしい。
東宝がキャストオーデションの募集をはじめている。

うーん、複雑…。
なにがって?東宝がやるってところかな。
さすがに、すでに「RENT」は大ヒットして、ブロードウエイでロングランの人気ミュージカルになっているから、日本でも大きな劇場でやる作品なんだろうけど、これがレ・ミゼみたいにロングランになって、最初の日本版キャストとは違った人たちが、あたかも日本版キャストの決定版として語り継がれることになりそうな…大資本の情報操作は強いからねえ。
オーデションといいながら、結果、井上くんとか、坂本くんとかがでてくるんじゃないかなあ。
東宝がやるってことは、すでに、「RENT」は古典になってしまったわけだよね。

山本耕史くん、どうするのかなあ?
おそらく、山本マークを超えるほど魅力的なマークはそんじょそこらからは出てこないと思うけれど、山本くんが、参加するとは思えないしねえ。
すでに、彼なりの「RENT」の解釈というのがあるはずだから、だれが演出するにしても、齟齬がでてくるんじゃないかな。
いっそ、演出:山本耕史ってサプライズは…まあ、まだないでしょうけどね。

とにかく、山本くんには、「RENT」は過去の実績として、彼の引き出しにしまって、新しい作品や新しい世界にチャレンジしてほしい。

昨年の「ラストファイブイヤーズ」のように、日本での初演もなく、評価も定まっていないような作品に取り組むことは、とても勇気がいることだと思うけど、山本耕史は、チャレンジが似合うし、それができる勇気と男気がある。(実力のある人だから「ラストファイブイヤーズ」でも、専門家から「キラキラとした宝石のような作品だった」との評価をもらっている。)
山本耕史の後ろから、日本の人気ミュージカルが追っかけてくるというのは、ファンとしては痛快なこと。

そんな意味でも次の舞台は見もの。
舞台の上では、きらきら透明な王子様オーラを持つ山本耕史が屈折して悲しくておかしくてそれでいて純な「ヘドウィッグ」をどう演じるのだろうか。友人(ゲイなんだけどね)に言わせると、三上博史の「ヘドウィッグ」には魂が揺すぶられたそうだ。それに太刀打ちするにはそんじょそこらの役者じゃ無理!とのこと。「山本耕史じゃねぇ~」てのが、彼の感想。このハードルをもがきながら越えて欲しい。


3月末の「ヘドウィッグ」の福岡公演まで、待ち長いが、期待は膨らんでいくね。



………

話は変わって、サッカー。
39歳のカズは 本当にカッコイイ。
彼の人生すべてがカッコイイと思ってしまった。
ひとつのことが大好きで大好きで、その大好きな気持ちに比べたら常識や世間体なんか、本当に些細なこと。選手でいるためのモチベーションを保ち続け、より高みにチャレンジする気持ちが萎えない間はプレーヤーを続けるという覚悟とプレーヤーを続けていられている幸運への感謝が彼の自然体からにじみ出てきている。

「横浜FC」おめでとう!!
J1でも応援するよ。
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by windowhead | 2006-11-27 12:21 | 新選組!な人々 | Comments(1)

久々の山本耕史、「RENT」と決別できるのでは?

金曜日、福岡で山本耕史主演・ジョナサン・ラーソンの「チック・チック・ブーン」を観た。
ファンクラブで確保した席は、最良というべき。7列目のほぼ中央近く。オペラグラスがなくても表情は見えるし、奥のバンドメンバーのプレイまでチェックできて、満足。
欲をいえば、今回はマイクがちょっとクリアじゃないというか、ボアンとしたかんじで、違和感があったが、それも、いい席なので、生の声が拾えるため、マイクの声が邪魔になったのかもしれない。
さすがに、芝居の部分は山本くんが一人で引っ張っているが、歌に関しては拮抗したタレントぞろいで、堂々として楽しかった。山本くん、最後のほうは少し声が荒れてきた。でも、なんとかクリア。あと少し、がんばって欲しい。
なにより、愛内里奈の声が伸びがよくって表情もあって、そこらのミュージカル役者よりずーっとよかったなあ。ハッピーな気持ちにさせてくれる人。「ラスト・ファイブ・イヤーズ」もこれくらい表情のある歌い手さんがやってくれていたら、もっと切なくもっとすばらしいステージになっていただろうに…と、改めて残念に思ったくらい。

30歳で再び、ジョナサン自身を演じた山本耕史。
初演のときより、やはりいいし、余裕もある。けど、もう、ジョナサン・ラーソンや「RENT」には、一つの区切りをつけていいのではないかと思う。リスペクトしながら、手放してやろうよ。
「RENT」にしても「TTB]にしても、今の山本耕史にしては、すでに通過したものであって、チャレンジには見えない。余裕があるのはいいけれど、もっとハチャメチャに苦悩しながら取り組まなければならないような作品、共演者のなかでもまれて、もう1皮むける山本耕史を観たいとおもった。
そう、私が本当に見たい山本耕史の舞台はすでに、「TTB」では、物足りないのだ。
座長じゃないところでもまれてさらに幅の広がる人だから、そこを見たいと思わせるステージだった。山本くんが持つあの舞台上での透明感のあるオーラを他のものすごいオーラの競演のなかで堪能したいし、透明感のあるオーラがさらに他の色に変化するようなところも見たい。
そんな意味でも、次の作品が「ヘドウィック」というのは、期待が持てる。

翌日メールを開いたら、「ヘドウィック」の福岡公演チケットが確保できたとのお知らせがきていた。来年だが、楽しみ。
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by windowhead | 2006-11-26 13:56 | 新選組!な人々 | Comments(0)

「tick, tick...BOOM !」のチケットが来て…。

金曜日に不在配達になっていた「tick, tick...BOOM !」のチケット(福岡公演)が手元に来た。
今回は悪くない席。「L5Y」のときは、これでもファンクラブ??というほどひどい席だったので、とりあえず、ホッ!と。
チケットが1枚ってのが寂しい。
映画「RENT」も上映されなかったこの町で「tick,tick.BOOM !」に誘ってもみなさん返事はいま一つ。おまけに「L5Y」時の悪い席のトラウマもあって、常連嬢からもお断りをくらってしまった。 こんかいは、一人でじっくり楽しんで、最終列車で余韻にひたるか。

その週の初めは京都行き。
霊山歴史館の秋の企画展が25日くらいまでだったので、急遽、着物のお仲間さんたちが企画した「着物で京都!」旅行にまざることにした。着物一式をホテルに送り込んで!という意気込みの旅行なので、楽しくなりそう。(しかし、昨年も同じ時期に京都に行ったが、紅葉よりも人の頭が多かったような…。そんな中で着物で動こうって、それなりに体力がいるよなあ)

今年の霊山「秋の企画展」のテーマは「龍馬と新選組の時代」らしい。
お目当ては、もちろん、佐々木只三郎の血染めの鎖帷子。それと一緒に展示されるはずと予測している彼の辞世の書がかかれた襖。
それ以外に、目新しいものがあるかなあ?

坂本龍馬といえば、このまえのNHK[その時歴史は動いた」は、ちょっとなあ~。
歴史の選択「坂本龍馬暗殺の謎・黒幕は誰か!」ってやつ。
暗殺説がいろいろとでてくるのかと思いきや、幕府(会津)と薩摩だけ。
それなりに、裏づけになるような文書なども紹介していたけど、本当にこの2つに絞って良いのかい?
NHK[その時歴史は動いた」でやったことって、まるのまま信じてしまう歴史好きサンたちがわりと多いのにね。まあ、そんなひとたちの中にはいまでも、暗殺の犯人は新選組と思っている人もいるから、彼らに向けては、それは、違うよと、一歩前進ではあるんだけど。いっそ、これまでに出て来た主な犯人説を一覧にして検証して欲しかったけど、それだと時間がなりないか。
新選組でない理由が、●新選組は暗殺したことを黙っていられない=組のPRに使いたい●隊服が目立ちすぎる、というのは、素人向けとはいえ、あんまりだよね。第一、そのころの新選組は「だんだら」の隊服は着ていないし、暗殺の意味を一番している集団だよ。

で、もって、一番気になったことといえば、テーマとは離れるんだけど、中岡慎太郎の名前がまったくでてこなかったこと。
龍馬暗殺といえば、中岡慎太郎も一緒に…というのが当たり前のように表現されてきていたけど、今回の「そのとき」では、中岡慎太郎の欠片もなかったなあ。
いっそ、龍馬暗殺は、たまたまであって、本当のターゲットは、バリバリノ主戦派野郎・中岡慎太郎をばっさりと!という説なんかが、でてこないかなあと思ったくらい。
別に、龍馬にも中岡慎太郎にも強い思いいれはないのだけど、霊山のお墓にも仲良しの像があるくらいの2人の一人がまったく消されてしまっているというのが、なんとなく気になってしまった。
中岡慎太郎って、庄屋さんのお坊ちゃまだったのよね。そういうと、日野のお大尽の四男のバラガキくんを思い出すけど、彼と違って勉学が好きでよくできたお坊ちゃまだったらしい。

龍馬から切り離された中岡慎太郎、君のことが妙に気になるよ。
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by windowhead | 2006-11-06 14:52 | 新選組!な人々 | Comments(2)

佐々木只三郎の鎖かたびら

この秋、京都に行くことができそうなので、さっそく、霊山歴史館のホームページをチェックしたが、まだ秋の企画展のお知らせがなかった。

電話で問い合わせたところ、秋の企画展は
「坂本龍馬と新選組の時代」というようなコンセプトらしい。

この展示の中には、もちろん、先日発見された「佐々木只三郎の鎖帷子」も展示されるとのことだ。
おそらく、同時に彼の絶筆が書かれた襖も展示されるだろう。

秋の企画展は、10月15日から11月26日までとのこと。

久しぶりに新選組関連の新しい展示物に出会えそうでたのしみ。

霊山歴史館
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by windowhead | 2006-09-03 17:06 | 新選組!な人々 | Comments(0)

佐々木只三郎の鎖帷子が出てきたらしい

久しぶりにブログを渡り歩く時間ができた。
「白牡丹のつぶやき」さんの幕末情報のなかで、「佐々木只三郎の鎖かたびら発見 京都で10月に公開 戊辰戦争で着用か」という京都新聞電子版(6月15日)の記事の抜粋が紹介されていた。

内容をかいつまんでみると、只三郎が戊辰戦争で着ていたと見られる、佐々木家の家紋入りの鎖帷子が発見された。
亀山市の民家に保存されていたものらしい。
この鎖帷子は、麻布で覆われた冬用で、佐々木家の家紋ひし形の「四つ目結」が紺で染め抜かれている。弾痕を縫い直した跡が多数あるほか、右脇腹に血痕、左肩に刀で切られたとみられる裂け目が残っている。 (京都新聞記事抜粋)とのこと。
写真も掲載されていたが、右わき腹の血痕のようなものが生々しくみえる、
すごいものが見つかったなあ。

佐々木只三郎は、鳥羽伏見の戦いの中、1月6日、八幡堤で右わき腹に被弾し、部下と一緒に紀州に落ち延びたが、その傷のために死亡したらしい。
小太刀を執らせると敵なしと言われた剣客であった只三郎。鳥羽伏見の戦いの最中も、甲冑を脱いで斬り込んでいた只三郎は、近所の酒屋に飛び込んで酒を所望し、そのお礼として襖に和歌を書き付けたという。

「世はなべてうつろふ霜にときめきぬ こころづくしのしら菊のはな」

戦さの最中に詠んだ歌とは思えないほど、美しい歌。
(個人的には、幕末維新の人々の和歌の中で、一番すばらしいと思っているのだが…。)
結局、この和歌が彼の辞世になる。

この和歌が書かれた襖は、昨年秋、霊山歴史館で催された「「龍馬をめぐる人々」展の中で展示されていた。戦場にあって、落ち着いて書く暇もなかっただろうから、一気に書き飛ばしたような乱れや勢いの激しい文字だったが、やはり上手かった。しばらく、その前で動けなくなるほどだった。この時の展示のなかで、龍馬のものより、この襖と、同じく只三郎の筆による条福が一番印象的だった。それほど、歌も書も優れていた人だったのだ。

今回見つかった鎖帷子は、霊山歴史館の秋の企画展で公開されるらしい。
そのとき、おそらく辞世が書かれた襖も再展示されるのではないだろうか。

血に染まった鎖帷子と襖2枚に書かれた和歌。
佐々木只三郎の壮絶な最期を見せ付けられるような展示になることは間違いなさそうだ。

ああ、秋にはぜひとも京都に行かねばなるまい。
そういえば、着物仲間と京都行きの企画があったぞ。この企画実現させなければ。
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by windowhead | 2006-06-18 15:26 | 新選組!な人々 | Comments(1)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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