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頼られる女が痛々しい「ANEGO(アネゴ)」

たまたま見た「ANEGO」(アネゴ)というドラマが気になっている。
頼りがいのある30歳代のOLが主人公のドラマなんだけど、とても切ないのだ。
正社員や派遣社員など女子社員間の調整や仕事の采配から歓送迎会の幹事、オフィスラブの後始末まで、なんでもかんでも飛び込んでくることを知恵と行動力であざやかに解決しているのだが、「ショムニ」のような痛快OLドラマではない。

企業の中には、彼女のように目立たないが仕事ができて正義感やバランス感覚のしっかりした女子社員が必ずいる。
彼女たちの底力で仕事が回っている場合も多い。上司や同僚たちから彼女たちは重宝がられているが大事にされているわけではない。がんばっても手柄は男性社員や立ち回りの上手い同僚のものになるし、食事に誘われるのは若い女子社員だし、女子社員や派遣の若い娘たちからは「お局様」と影口の対象になるし、本当に損な役割だなあと思う。こんな女子社員のすごさは、彼女が退職したときに始めてわかる。
頼られる女は、意外とテレ屋で甘え下手だし繊細な人だ。そして、彼女の周辺には、これもまた、男女を問わず鈍感な甘え上手が多いのだ。だから、頼られる女はいつも癒されることなく孤独なのだろう。


昨日の日刊スポーツの記事に筋金入りの頼れる女を見た。ブラボー!
高級クラブのママが歌手デビューというものだ。
 “座って5万”の東京・麻布十番の高級クラブ「オアシス」の二条夜子(やこ)ママとコンパニオンらが「夜子ママ&オアシスガールズ」として歌手デビュー、CD発売することになったというもの。CDの売上金は、NPO法人を立ち上げ、ベトナムに学校造るのに使うらしい。

この「オアシス」がオープンしたとき、知り合いが行って、男向けのコラムを書いてくれたことがある。そのコラム「さそり座の女」によれば、夜子ママもやはり頼れる女なのだ。
しかし彼女は、「頼れる女」の部分を「癒しの女」としてプレゼンテーションしたのだ。
きっと、問題解決をしてあげるのではなく、問題解決の力が沸くように男たちを励ましたり、男のプライドを煽ったりしてあげているのだろう。やってあげるのではなく、やれる力を引き出してやる技術がとてつもなく優れているのが夜子ママのお店が繁盛している理由だろう。

「アネゴ」と夜子ママは、同じようにハンサムウーマンなのだが、違うところがあるとすれば、目的意識が鮮明かどうか、それと時には断れるかどうかだろう。恋とか愛とか使命感とか漠然としたものより、お店を出すとかベトナムに学校を作るという形のある目標のほうがわかりやすいし、達成しやすい。力を貸すことと甘えさせることは違うのだからときっぱりと断る冷静さも必要だ。夜子ママに言わせると「アネゴ」は、まだまだ覚悟がたりないといわれるだろう。

「アネゴ」が相談したり甘えたりできる人はきっと夜子ママのような人なのだろう。でも、得てして女は、さわりのやさしい男に頼ったり相談してしまう。それが失敗なんだけど、この失敗はなぜか繰り返すのだなあ。
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by windowhead | 2005-04-28 14:59 | 日日抄 | Comments(0)

山本耕史に渡したい挑戦状「ビヨンドtheシー~夢のように歌えば~」

ウエストコーストの街中に残る古い映画館「セントラル劇場」で「ビヨンドtheシー~夢のように歌えば~」を観た。ここの音響でミュージカル映画を観るのは無謀なことなのだが、大手配給会社系ではない良質の映画がかかるのはこの街ではここしかない。私にとってケヴィン・スペイシーを観るのは、「シッピングニュース」以来だった。

1950年代から60年代のアメリカで、ショービズ界のスターとして君臨し、39歳で夭折した天才シンガーボビー・ダーリンの生涯を描くミュージカル手法のドラマ。ボビー・ダーリンを愛するケヴィン・スペイシーが制作、監督、主演を買って出たケヴィンのワンマンショー的映画だ。なによりも驚いたのは、ケヴィンの歌の完璧さ。2,3曲ではない、18曲ものボビーのナンバーをボビーより甘い歌声で完璧に歌っている。それも、まるで自分の持ち歌のように自然にスイングして歌っているから恐ろしい。ダンスも驚いた。ダンサーたちと一緒に踊る45歳のケヴィン。ちっとも違和感がないし、安心してみていられる。歌うこと、踊ることをケヴィンが楽しんでいることがよくわかる。ストリートでの群舞シーンは、久しぶりにウエストサイドストーリーを思い出すようにカラフルで活きのいいダンスだったし、ステージショーのダンスも臨場感たっぷりで楽しめた。

ただ、ケヴィン・スペイシーがすばらしいからこの映画がすばらしいかといわれると、ちょっと微妙。
45歳で30才台を演じる見た目の無理もやはりある。サンドラ・ディー役の女優がピチピチかわいいぶんその違和感が大きくなっている。それに、前半の成功者として上り詰めていくまでのおもしろさに比べて、後半のシリアスな部分がどうももたもたしている。たしかに、ボビーの生涯は苦難も大きい生涯だったのだろうが、最後までミュージカルエンタテイメントとして引っ張って欲しかった。

と、辛口なことは言っても、ケヴィン・スペイシーのワンマンショーとしても充分に楽しめる作品だ。なにより、ちょっと癖のある性格俳優と思っていた彼が、実はエンタテイメントが大好きで、エンタテナーとして充分以上の楽しみ方を知っていることが一番うれしい。今回ばかりは、ボビーのオリジナルでなくケヴィン・スペイシーの歌による「マック・ザ・ナイフ」や「ビヨンド・ザ・シー」や「シャレード」を堪能するためにサントラを買いたいと思った。
上映が終わった帰りがけ、映画館の階段に1枚の新聞記事が貼られていた。2月20日、かつてボビーの妻であり、離婚後もずっといい関係にあったサンドラ・ディーが亡くなったという記事だった。彼女はこの映画を観ることができたのだろうか。


いつも訪問するBlogで、三谷幸喜とオダギリジョーが、山本耕史のことをケヴィン・スペイシーに似ていると評したということが書かれていた。
私は日本のケヴィン・スペイシーは役所広司あたりではないかなと思っていたが、たしかに、ちょっと禿げ上がったおでこ、笑うとクチャっと崩れる童顔、役柄の幅の広さと予想を裏切る演技力などは、山本耕史にもあてはまる。さらに、ケヴィンはものまねがうまい。

ケヴィン・スペイシーは超一流の俳優であり、映画好きにとって魅力的な俳優なのだ。映画が一番好きというオダギリジョーが、山本耕史をケヴィンに似ていると評してくれたのはファンとしてはうれしい賛辞だ。オダギリは、山本に映画の世界にもおいでよと誘ってくれているのかもしれない。

三谷幸喜はケヴィン主演の「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」のDVDを山本にプレゼントしたらしいが、「ビヨンドtheシー~夢のように歌えば~」がDVDになっていたら、間違いなくこれをプレゼントしたと思う。世界にはまだまだ器用な俳優がいるんだよという挑戦状ともいえるメッセージを込めて。
山本耕史、「ザ・ラスト・ファイブ・イヤーズ」で、どこまで、ケヴィンに肉迫できるか?数ヵ月後にじっくりと山本耕史の実力を拝見できる。
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by windowhead | 2005-04-26 16:03 | 至福の観・聞・読 | Comments(5)

「ロボット」は人間の夢がなければ進化しない。

サラリーマン向けのサイトをやっている関係で、男性のblogチェックしていたら、とんでもなく夢のある話にぶつかった。
40代になりそうなおにいさんのBlog「気分だけはまだ20代w」の21日の記事「少年の日の夢が・・・・」に、
乗って操縦できる2足歩行ロボ、1台3600万で販売
作ったのは、兜博士か、金田博士か、・・・・と思ったら
南雲さんと言う人でした。(南雲博士って確かなんかにいたよねぇw)
というのがあり、早速ニュースチェックしたら、YOMIURI ON-LINEだけ配信しているみたい。こんな素敵なできごとに反応できる記者が少ないのは悲しいなあ。

でもって、記事をかいつまんで見ると、
ガソリンエンジンを積み、すり足歩行ができる搭乗型ロボットを群馬県榛東村の環境設備機器メーカー「榊原機械」(榊原一社長)が開発した。
 空気砲2門も装着し、外観はアニメ「機動戦士ガンダム」に登場するロボットそっくり。同社は「体感型のゲームロボットとして普及させたい」と話している。
 同社開発課の南雲正章さん(31)が、「人が搭乗して、操縦して楽しめるロボットを作りたい」と2003年5月から開発に着手。重心の位置や足の動きなど試行錯誤を繰り返し、先輩の協力も得て昨春、ようやくすり足歩行に成功。稼働部の補強などを経て、今年2月に完成した。

とのこと。

写真を見ると、なるほどガンダムの足のようだが、「どちらかというと「「機動警察パトレイバー」」に近いんじゃないの。」というのが私の直感。
なんでかなあと、記事を読むと、造った会社が群馬県榛東村「榊原機械」。パトレイバーの製造会社は「篠原重工」と名前が似ているし、この会社の工場も多摩あたりでちょっと都会から離れていた。それに、開発者のお名前が南雲さん。この名前もパトレイバーに出てくる(南雲しのぶという女性だけど)。なんとなく、実演している場所も工場のようなところにで、とても現実的で「パトレイバー」の世界に近い。名前は、「LAND WALKER」と言うらしいが、名前からみるても搭乗型作業用ロボットとしての開発で、日常に溶け込んだロボットというコンセプトの「パトレイバー」の世界に近い。

「ガンダム」を初めて見たとき、着装するロボットという発想に引き込まれた覚えがある。
それを現実に近い形で見せてくれたのが、「エイリアン2」。最後のシーンでリプリーがエイリアンと戦ったとき装着したのが貨物移動用の装着型重機の「パワーローダー」だった。
このとき、装着型のロボットって、作業用として将来出てくるなあと思えるほどリアルな造型だった。アニメ「機動警察パトレイバー」も、今とほとんど変わりない日常生活のなかで、ロボットがどのように活用されるかという現実的な予想図を見せてくれたと思う。今回のニュースは、そのレイバーが現実に出てきたなあという感慨をもたらした。それも、国家プロジェクトではなく、民間の中堅企業の手によって。

日本にはまだまだ少年の夢に付き合ってくれる会社があるんだ。
私が製造業が好きな理由も日本の町工場のかたを持ちたくなる理由もこんなところのあるのだ。
本気で榊原機械を訪ねてみたくなっている。
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by windowhead | 2005-04-24 15:56 | 男たちの眺め | Comments(1)

昔なら情念劇だが、今はエンタテイメントで成功の「阿修羅城の瞳」

松竹&劇団☆新感線による大ヒット舞台劇を映画化!!らしい映画「阿修羅城の瞳」を観た。
原作が同じでも舞台と映画は別のもの。舞台と比べてうんぬんというのは、サッカーとラグビーを同じ俎上で語るようなもので、意味がないでしょう。
ケレン味のある映像が好きな私向きの映画でしたが、物足りなさやちょっとね、という部分もちらほら。それでも、ベテラン監督が無難に収めてくれたぶん、誰にでも受け入れやすい良質なエンタテイメントになっている。

市川染五郎の伝法な台詞回しはさすがに歌舞伎役者。姿かたちは今ひとつ映像的な華がないというか、憂いがないんだけど、若くて元気な病葉出門。いいじゃないですか。すきだなあ。
この出門に、宮沢りえのつばきはぴったり。映画の大画面でも絵になる女優さん。演技や姿はまだまだ可憐な娘が似合う人だが、アップになると、年相応の肌やしわがアンバランスな色気になっている。あでやかなのに騒がしくない美しさは稀有の人。

樋口可南子、小日向文世が、難なくするりとその世界感を表現してくれるのはさすが。それにくらべて、内藤剛志は鬘をかぶった内藤剛志にしか見えない。テレビなど小さな演技の場に露出しすぎで、演技のオーラが消えている。最後に、出門の敵役・邪空の渡部篤郎、ちょっと捻じ曲がった性格の人をやらせると予想以上の狂気を発揮する人だが、今回はかなりセーブしながら、楽しんで演じていると見えた。バランス的にはそれでよし!かな。

文化の爛熟した江戸の現世と破壊神阿修羅がつかさどるさかしまの写し世。戦う宿命にありながら惹かれあう男と女。最強の力を欲しがる男と愛を貫く男の戦い。いくつもの相対が入り乱れ惹かれあい、その求心力が強くなれば強くなるほど破滅に近づく……一昔前の映画では、情念の世界として描かれたテーマがスペクタクルエンタテイメントとして描かれたのがちょっとうれしい。

戦う男女が剣を交えながら、「瀬をはやみ 岩にせかるる たき河の われてもすゑに あはむとぞ思ふ」という崇徳院の和歌を言い合うシーンは、舞台ならではの演出で、その芝居がかったカッコよさを映画でも見せてくれるところなど泣かせます。

この崇徳院の和歌が、この「阿修羅城の瞳」のテーマなんですね。
崇徳院といえば、天皇の位を追われ、讃岐に流され憤死し怨霊になった祟り神。瀬をはやみ…は、激しい流れをせき止めるようにある岩に、否応なくその流れが2つに分けられようとも、きっといつかは、その流れも1つになることができると信じている。私たちのさだめもきっとそうなるはず。というような恋の歌と言われていますが、祟り神になった人の和歌です、ひとつになりたいという情念の激しさは惹かれあうものが1つになったときにものすごいエネルギーを発することを予言しているのかもしれません。そのエネルギーが破滅なのか浄化なのか…その役割は、阿修羅神そのものです。

ちょっと、以外であり、残念だったことが1つ。
映画のエンドクレジットが流れるバックの音楽が、スティングが歌う「マイ・ファニー・バレンタイン」。スティングが大好き(正しくいえばPOLICE命)の私がいうのもなんですが、このラストの音楽はミスマッチです。レオンのラストの「シェイプ・オブ・マイ・ハート」など、ラストにスティングを使う映画は、それぞれになかなか印象的なのですが、この「阿修羅城の瞳」に関しては絶対に不向きです。
わたしなら、最後までケレン味たっぷりのハードロックでいきます。
そうですね、いっそ日本が世界に誇るヘビメタキング「ラウドネス」の「クレージーナイト」などはいかがでしょう?

こんな映画は、最後でしんみりさせちゃ、いけませんぜ。
現世も写し世も一夜の夢と、かぶいて、かぶいて、終わるのが華。
鶴屋南北先生なら、わかってくださいますね。
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by windowhead | 2005-04-22 12:26 | 至福の観・聞・読 | Comments(6)

北鎌倉から春のおすそわけ

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今年も、「花の匂いのするキャベツ」が届く。

北鎌倉に住む友人の日曜農園(というにはかなり本格的の模様)から、今年もキャベツが届いた。
無農薬で陽の光を一杯にあびたキャベツは、みるからにやわらかそう。

彼の畑は、桜の木のそばにあるらしく、毎年届くキャベツに、薄桃色の桜のはなびらが数枚くっついている。そして、ほのかに花の香りがする。
このキャベツを初めて送ってもらったとき、箱をあけると、ぷーんと肥えた土の匂いがした。そして取り出したキャベツは花の香りがする。有機野菜や玄米を使った定食屋を営む女友達にが「このキャベツ、花の匂いがするね」と言ったので、その話を彼に伝えたら、いたく気に入ったらしく、彼の畑で収穫する春のキャベツを「花の匂いのするキャベツ」と、呼んでくれているもよう。

このキャベツは、柔らかいので生で食すのが一番おいしいが、軽くゆでて生の貝柱といっしょに、ぽん酢でいただくのが、我が家風。

キャベツと一緒に入っていたのは、、由比ガ浜中央商店街にある和菓子屋「桃太郎」「鎌倉しぐれ」。大納言小豆を使ったボリュームのある甘さの和菓子。これを食べると、濃い抹茶をいただきたくなる。

私の住むウエストコーストより、ずっと都会に近い鎌倉から野菜が届いたよ、というと、多くの人は怪訝な顔をする。農作物は田舎から都会に届けるものというのが当たり前だから。でも、都会の周辺でも花の匂いのする素敵なキャベツができるんだよね。

東の地からはるばる西の端まできたキャベツに敬意を払って、父譲りの古伊万里の大皿に盛ってみた。キャベツも古伊万里も作った人の心意気と愛情に溢れていて、お互いを引き立てあってるよう。

鎌倉の春をありがとう。
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by windowhead | 2005-04-18 22:50 | 日日抄 | Comments(0)

「下町の愛すべきバカ男たち」がいいなあ。

「タイガー&ドラゴン」文句なしにおもしろかった。
西田敏行がすごい。「ゲロッパ」以来、なにかもう1つ突き抜けたなあ。
愛すべきバカを演じさせるとナンバーワン、ナンバーツーの長瀬智也、塚本高史が期待を裏切らないバカだし、クドカンドラマの常連さんたちがツボをおさえて笑わしてくれたり、しんみりさせてくれたり。なにより、絶対にありえないような物語や登場人物なのに、浅草に置くと生き生きとしたリアリティーが出てくるのが不思議だ。
あとは、クドカンさんが3ヶ月間失速せずに脚本が書けるかにかかってくる。この人、スタートはいいんだけどラストになると集中力がなくなるのか飽きてくるのかハチャメチャになるからなあ。

「恋におちたら」は、おもしろさもパワーもいまいち。やはり、山本耕史演じる「愛すべきバカな魚屋さん」だけにしぼった「ながら見」になりそう。

実は、ドラマのオフシャルサイトができた時、トップページの「鈴木ねじ」工場前の写真が予想外にきれいで、おまけにデザインポイントにねじが使われていたので、「鈴木ねじ」のシーンに期待していた。
なにしろ、日本の技術の底辺を支えてきた町工場の匠の技。そのプライドぐらいは描いて欲しかったが、一話目で倒産、差し押さえ。おまけに、主役が、ねじ造りで稼ぐ金の無意味さを嘆くくらいだから、このドラマでは町工場は負け組みの象徴なんだね。それが一番残念だし、この考え方が、日本の深刻な技術不足に繋がっているのは目に見えているのだが、このドラマにむけてそれを言っても詮無いことなんでしょう。

魚屋さんも混ぜてもらっての夕食のシーンが第1話のいちばんすてきなシーンだった。
舞台役者っぽいオーバーアクションがやや浮いてはいたが、「オウ」の一言でまりこちゃんに気があることを推測させる山本(竜太)耕史、さすがね。

いつも感じることだが、フジのドラマって、仕事や企業について勉強不足というか、あまりにも無知というか、見る人をなめてるんじゃないと言いたくなるほどいいかげんだよねえ。人がうらやむような勝ち組企業の中での恋模様というのがテーマなんだろうから、その背景の企業や仕事ってどうでもいいのかもしれないけど、今回も、IT企業といわれなければバブル期のトレンディードラマを見ているような時代錯誤を感じてしまう。
社運をかけたプロジェクトのストリーミング中継がまさにスタートしようとするときに、たった数人の社員しかスタンバイしていないなんて、まずありえないし、ましてやスタンバイしているのが秘書や役員など技術サポートのできない人ばかりとは、お粗末。せめて、エキストラでいいからその倍の人数をパソコンの前に配置しておくぐらいの演出はしてほしかった。さらに、天才プログラマーとはいえ、6年も現場から離れていた人が、新種のウイルスで破壊されたプログラムを数十分でリカバリーできるって、ありえないでしょ。ウイルスの種類がわかっていても、パソコンレベルで小一時間かかるよ。ドッグイヤーとかマウスイヤーとか言われるIT業界での6年のブランクは別世界にいるようなもの。こんなに見事にリカバリーできるってことは、もしやこのウイルスは島男くんが作って配布したの?なんてね。

IT企業らしさをみせるための仕掛けは、今回は、リアルタイムストリーミング、来週はどうも、ネットオークションになりそうだね。

実は天才プログラマーだったというお粗末なオチをつけられただけで、このドラマの魅力は半減。それでは、普通の男のサクセスストーリーにならないじゃない。それにしても、SMAP って、天才役とか実は隠れた才能の持ち主って役が恥ずかしいくらい好きですねえ。

エンドクレジットのバックの映像、魚屋さん、がんばってた。
たった一人Tシャツ姿ですが、一番格好いいではないですか。スーツ姿のみんなが何の職業かわからないような没個性の中で自営業の心意気が伝わってくるし、背中に回した手ぬぐいを両手でひっぱるような感じて持って歩く歩き方にも細かい演技が見せるリアリティが感じられる。竜太、かわいいなあ、あんた、バカだけどいい男だよ。

タイガー&ドラゴンの面々と竜太…。「下町の愛すべきバカ男」が今の私のトレンドなのかな。
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by windowhead | 2005-04-17 04:50 | 至福の観・聞・読 | Comments(4)

普通の恋愛をした女の子に反省を促すって、おかしくないか!「ハロープロジェクト」

モーニング娘。リーダーの矢口真里が、フライデーされて突然の”中途退学”しちゃいました。(事務所では卒業といっているけれど、モー娘恒例の卒業セレモニーもなく、ツアー途中から挨拶もなく消えるのですから、自主退学か、中途退学ですねえ。)
同じ年(22歳)の俳優小栗旬との交際の写真が「フライデー」に掲載されたらしいが、小栗側も交際は認めているし、不倫なわけでもない、タレント同士とはいえ、普通の若者らしい恋愛がこれほどのことになるのは、なぜ?

日刊スポーツから配信されたYahooエンタテイメントニュースによると
矢口が「自分自身の自覚のなさから引き起こしたことであり、これ以上迷惑を掛けられない。リーダーの資格もないのでステージには立てない。モー娘を辞めさせてほしい」と訴えたという。
 事務所側は何度も発言の真意を確認した上で、卒業を了承した。矢口は芸能界引退も覚悟していたが、事務所側が「7年間頑張ってきた。タレントとして大きな可能性がある。反省も十二分に感じられる」としてソロ活動を提案。矢口も了承した。

らしい。
なんだかなあ…。なんで、そこまで矢口が責任を感じなければならないのだろうか。
矢口は、普通の恋愛をしてきたんだし、それを恥じ入ることもないのだよ。アイドルとしての自覚というけれど、アイドルって、人間的なことをしないお人形なんだろうか?
それにしては、ハロープロジェクトの年少アイドルの見せ方は、健康的なセクシー売り路線ではないですか?まだ、小学生や中学生に、セクシーなポーズのダンスや服装をさせて売り出しながら、未成年者を多数含むグループリーダーとしての自覚…うんぬんを問うというのは、矛盾していないのかなあ。
第一、「モー娘」って、恋をすることを素敵だ!と歌い上げるグループだったのではないですかねえ?そのリーダーが年相応の恋愛をしたら、リーダーの資格なし!とは、かなり、不思議な考え方をする事務所なんですね。

まあ、モー娘スタイルをまねたり、キャラクターグッズを購入している幼少ファン層の親からのクレーム対策として矢口を矢面に出し、責任を取らせるということで決着をつけたつもりでしょうが、それって、子どもたちに向って、普通の恋愛も悪いことなんだよと言っていることにならないのかい?会社の胡散臭さと、こずるさが見え見えの出来事だなあ。

今回の恋愛の発覚で、矢口は芸能界引退も覚悟していたらしいが、それなら、あの安倍なつみの盗作問題はどのような考え方で、謹慎たった3ケ月ですんだのでしょうね?

安倍なつみがやったことは、ある意味犯罪行為なんですよね。それも、アーティストであれば致命的な犯罪行為。本来、あの時点で引退すべきだったと今でも思うのですが、これが謹慎3ケ月。
なのに、普通の恋愛をした矢口は、芸能界引退も覚悟し、お情けでソロ活動的な扱いって、この事務所の倫理観って、ねじれていませんか。

「モー娘」にもアイドルにも関心も思い入れもない私だけど、今回の矢口真里の扱いにはちょっと怒りさえかんじます。
それでも矢口の潔さにはちょっと関心しちゃったなあ。ソロになって、年相応のプレゼンテーションをして、素敵な恋を成就させてほしいものです。なんでも、あの強烈キャラクター「ミニモニ」を発案し自分も参加しながら、辻ちゃん加護ちゃんをプロデュースしていたらしいから、案外お仕事できる人かもしれません。
「恋をして、仕事して」って、「LOVEマシーン」のように、勢いよく弾けて、再出発してくださいな。
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by windowhead | 2005-04-15 14:43 | 至福の観・聞・読 | Comments(1)

桜霧つづく朝の風頭山公園

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タイムスリップしたような広場にはだれもいない。
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by windowhead | 2005-04-10 11:24 | 長崎と幕末維新 | Comments(6)

おはよう龍馬

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満開の桜を背に。今朝は桜霧の風頭山
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by windowhead | 2005-04-08 06:57 | 日日抄 | Comments(0)

「ユー・リアリー・ガット・ミー」でキンキーな「若武者」

今年の飲料市場は日本茶バトルの模様。
「イエモン」だの「ハジメ」だのって、緑茶CMがにぎわっている中に「若武者」参戦。
イメージキャラはパンキッシュな侍・オダギリジョーなんだけど、とりあえず、それはどうでもいいんだ。

私が反応するのは、サウンドですよ。あの野性的なリフは「ザ・キンクス」の「ユー・リアリー・ガット・ミー」じゃないですか!
「ユー・リアリー・ガット・ミー」といえば、ハードロックのヴァン・ヘイレンが有名だけど、オリジナルは「キンクス」ですよ。ヴァン・ヘイレンにとって「キンクス」は神なのよ!
ブリティッシュロック命の私には、キンクスはやんちゃなエネルギーの神様。
はっきり言います。ストーンズよりも好きです!

b0009103_13471061.jpgファンとしては、語りたい!「The Kinks」のこと。
1964年にデビューした元祖キンキーサウンドの大御所バンドは、現在も活動中のよう。
まあ、最近の路線は知りませんが、デビューアルバムなんかめちゃくちゃカッコイイ!です。
ロック少年たちに、エレキギター持たせると「ガガガガガガーッツ」ってリフ弾きたがるけど、これキンクスのデイヴ・デイヴィスが最初にやったテクニック。いまでこそ、エフェクターがあるけど、それがない時代にギター・アンプのスピーカーにナイフで傷を付けて歪んだ音を作っていたんだから!フィードバック奏法なんか一般的でないころ(もちろんエレキギターがやっとでてきたころだもんね)にこの「ガガガガガガーッツ」だもんで、ロック界には大衝撃を与えたバンドなのよ。

b0009103_1345516.jpgユー・リアリー・ガット・ミー」をリアルタイムで聞いている人のほとんどはヴァン・ヘイレンで聞いているんだろうけど、この際、キンクスを見直してほしいなあ。なんてったって、ヘビメタサウンドの元祖といわれて神格化されているバンドなんですぜ!カッコよさが違いますぜ!
そして、当時の彼らはかわいいですぜ!たとえばね、モード系のモデルみたいなスレンダーなかわいさなんですぜ。
だって、デビュー当時、デイヴは17歳。お兄さんでヴォーカルのレイもかわいい!。レイの作る曲はきれいなのに詩は英国ぽい皮肉バリバリ。当時のブリティッシュロックシーンには、本当にクールでもかわいい曲を作る人が多かった。
このレイとデイブの兄弟はとても仲が悪くてステージ中にしょっちゅう喧嘩するなどやんちゃなエピソードもいっぱいある。
パンクムーブメントのはしりとも言われる「ザ・フー」のピート・タウンゼット(私、誕生日がいっしょだもん!)だって、「「ユー・リアリー・ガット・ミー」にショックを受けて「アイ・キャント・エクスプレイン」を作った」と告白しているし、日本では、シーナ&ロケッツが「ユー・リアリー・ガット・ミー」を弾きまくっていたくらい魅力的なバンドなんだよね。

b0009103_1423811.jpgビートルズとかストーンズとか、やたらとメジャーなバンドしか知らないでロック大好きなんて言っている御仁が多い日本、パンクといえば「セックス・ピストルズ」の名前だけ知っていてパンク命という輩の多い日本では「ザ・キンクス」は、所詮マニア好みのバンドの位置づけのままかなあ。

そうそう、ブログ「ろくでなしの日々」さんやブログ「月は東に」さんなどによれば、、「若武者」での「ユー・リアリー・ガット・ミー」は野村義男が演奏しているんだって!

「イエモン」も「ハジメ」も「若武者」も、実のところ、どうでもいい!

私が飲みたいのは昨年の大河ドラマ「新選組!」で、事あるごとに井上源三郎さんが煎れてくれていた「和み茶」なんだけどなあ。、ブログ「なにげない日常にハマリ続ける日々」さんによるれば、組!キャストのCMは「和」模様らしい。ならば、源さんもあっていいよね。飲料会社さん、しみじみと飲む「源さんの和み茶」も発売してください!



※1番上の写真は、若い頃のキンクスのステージ写真。
※2番目の写真は、フェミ男も真っ青!若かりしころのデイヴ・デイヴィス。こいつがアンプに傷を付けてあのサウンドを作ったんだぞ!
※3番目の写真は、我が家ですぐに見つかったキンクスのレコード。カッコイイ!
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by windowhead | 2005-04-07 13:55 | 新選組!な人々 | Comments(3)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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