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夢をくれるフリーキック

昨日、今日、一発のフリーキックが日本中につかの間の感激をくれた。
未来が開けたような気持ちにさせるプレーってあるものなんだ。
欧州チャンピオンズリーグ マンチェスターユナイテッド対セルティックでの中村俊輔のフリーキック。

あのゴールで、なんとなく精彩を欠いたようで魅力をなくしつつあった日本サッカーへの期待感がもどってきたんじゃないかなあ。
戦犯探しや、監督論や、日本人らしいサッカー論なんか、どうでもいい。オシムのサッカーにフィットするかどうかなんてどうでもいい。中村俊輔は中村俊輔であってくれればいい!という気持ちにさせるフリーキック。

「スコットランドサッカーは世界一流ではなので、中村をスター視するのはおかしい」と言った某サッカー評論家氏からは、あきれられるかもしれないが、サッカーファンとしてはやはりワクワクしたいし、ゲームを変えてしまうミラクルを期待してしまう。そんな気持ちを託すことができるプレーヤーが欲しい。
中村俊輔は、やはり、気持ちを託すことができるプレーヤーだった。

昨夜の「すぽると」は、グラスゴーから中村俊輔生出演だった。
相変わらず、そこらにいるフツーのお兄さんのような中村俊輔。
「すばらしいフリーキックでしたね」という言葉に、相変わらず「止まっているボールですから…」と答える中村俊輔。進行がへたくそな女子アナにも、わかりにくいダバティの質問にも、誠意をもってきちんと答えるが、リップサービスやTV向けの受けねらいはしない俊輔の態度は、いつものことながら気持ちがいい。
ダバティの「2002年のときよりずっと成長しオーラがでている。」なんて言う言葉にも「そう?多くの人から支えられているからね」とごく自然に答えながら「ダバティも変わったね、こんな仕事している」と切り替えしていた。素の俊輔が見られたおいしい一瞬だった。

2002年、トルシエ監督の通訳としてトルシエと同じくらい大声で選手を怒鳴っていたダバティがスポーツレポーターになり、トルシエから15番目の選手と冷遇され、その言葉をダバティを通して聞かされ、代表からもはずされた俊輔は世界の舞台で「まだまだ課題がいっぱいあるよ」とばかりにがんばっている。
人それぞれに進む道がある。
及ばなくても、たたかれても進み続ける人には、必ず至福の時をプレゼントしてくれる神様がいるんだなあ。中村俊輔を視ていると、そんな勇気をもらう。

オシムの日本代表にフィットするかどうかなどどうでもいい。
努力を続けるという才能が「天才」という言葉に置き換えられる「形」を具現しているのが中村俊輔。子どもたちに、がんばり続ければ必ず壁は乗り越えられるという象徴として存在し続けて欲しい。それは、立派に日本代表だよね。

まだまだ世界の壁は高い。どんどんチャレンジする姿を見せて欲しい。
次は、コペンハーゲンかな?ベンフィカかな?ベンフィカには、ルイ・コスタがいるよね。俊輔が目指す魅惑の10番の一人。ルイ・コスタと俊輔が同じピッチで戦うという魅力的なゲームが待っている。これも神様がくれたプレゼントかな。

中村俊輔と同じ誕生日(1978年6月24日生まれの28歳)の、スペインビジャレアルCF所属MFリケルメが病気が悪化しているお母さんのためにアルゼンチン代表を引退するというニュースを読んだ。W杯ドイツ大会で国民の期待にこたえられなかったアルゼンチン代表とその周辺には国内でかなりのプレッシャーがかかったらしく、リケルメのおかあさんは心労で入退院をくりかえすまでになってしまったらしい。代表の名誉も家族には代えられないと、代表引退をきめたらしい。

考え抜いて選び取った生きかた。
リケルメの選択もまた清々しい。

「母親のためにアルゼンチン代表を引退した」
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by windowhead | 2006-09-15 17:18 | 紙のフットボール | Comments(1)

鈴木啓太とハンカチ王子、オシャレ的にも要チェック

ワールドカップが終わっても、新生日本代表監督が好きでないタイプでもずっとサッカー熱は続く。

新生代表選手のなかで、以前から興味があったのは闘莉王なんだけど、いつから髪のばしたんだ~~。以前の短髪の方が好きだなあ。今の髪型きわどい「アルシンドになっちゃうよ!」っぽい。プレーは、…相変わらず、頭が悪そうに突っ走るところが好き。

もう一人、気になるのは鈴木啓太。
プレーもさることながら、この人、お洒落ですよね。かなりセンスのいいお洒落だと思う。
昨日「ス^パーサッカー」だったかな?いや、もっと前の時間だったかな、鈴木啓太のインタビューがあってたけど、プライベートスタイルがなかなかいい。
「鈴木啓太はクラシコイタリア好み?」と聞きたくなるほど、スーツスタイルがいい。
紺のペンシルストライプのクラシックなスーツを白のシャツ、ノーネクタイ、茶の靴で上手に着崩していた。あの独特の真ん中分けのロングヘアがスーツスタイルにぴったり。イタリアファッション誌のモデルのよう。サッカー選手は強靭な筋肉質の身体をもっているので、スーツがとても美しく映えるんだなあ。
鈴木啓太は、日本のアスリートの中でもかなりお洒落上手の域にいるんじゃないかな。
ちなみに、あの髪型、「代表招集の中で、髪を切れといわれたらどうする?」という質問に対して「じつは、そう言われました。でも、切らない!」と宣言していました。納得!切るなよ!
ジェフの巻選手も、私服の時は眼鏡をかけていて、なかなか知的なファッションセンスの人のよう。ワールドカップ代表のユニフォーム時も彼は、イタリアンテイストの茶系のストレートチップで彼なりの個性を主張していました。ただ、ユニフォームはダンヒル製。英国調のライトグレーのスーツには、ちょっと違和感がないでもなかったけど。

サッカー選手は、ファッション好きが多い。
カズや中田あたりは、それなりのこだわりファッションで目立ちすぎというか、ちょっとお恥かしい着こなしも多かったが、最近のJの選手って、かなり着こなし上手が目立つ。芸能界の男性たちより絶対にファッションセンスのいい人が多い。
ふりかえって、好きな中村俊輔選手は、いつもアディダスかジーンズだなあ。色もディープなグレーや黒、白、紺。なるべく目立たないように気を使った服装なのかな。まあ、中村選手のよさは、人生まるごとサッカーというような「万年サッカー小僧」な部分だから彼にファッションを求める気はない。「清潔な万年サッカーおたく」のイメージでいてくれればいい。ちなみに中村選手とガッツーゾやドログバが同じ年齢というのは笑えるね。


ハンカチ王子斉藤くん、ありがとう!
なにがありがとうかというと、ハンカチを使うという行為を改めて人々に認識させたことに感謝したいから。
最近、ハンカチを持ち歩かない人が多い。
ポケットティッシュで代用したり、まったく持ってなかったり。それも男性ばかりか若い女性にも多い。トイレで、手を洗ったあと、ハンカチを出さずに、トイレットペーパーをちぎってきてふく女性がいる。かかえているバッグはヴィトンだったりグッチだったりするのにね。
ハンカチ、ちりがみ(古臭い言い方)を携帯するのは、子どもの時最初に教えられるエチケットの一つだったけどなあ。いまは、学校でもチェックしないのかなあ。
斉藤君の素敵なところは、ハンカチの使い方がとてもエレガントだったところ。
きちんとたたんだハンカチで、押さえるように汗を取るしぐさは、暑苦しい高校野球のイメージに反してエレガント。
高校生でもエレガントなしぐさができる人がいる。
同じハンカチを探すより、あのエレガントさを真似して欲しいなあ。

アスリートたちが見せる繊細なセンスやエレガントな動きは、ハッとさせられるし、美しい。

楽しませてくれたありがとう。

今夜は、Jリーグさいたまダービー、レッズの鈴木啓太に注目!!
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by windowhead | 2006-09-10 17:09 | 紙のフットボール | Comments(3)

日本人はオシムからバカにされている?

サウジ戦、途中で寝てしまった。
きょう、録画チェックしたけど、なんだかちっともおもしろくない。
わくわくもドキドキもしない。これが、日本代表のゲームなんだろうか?

ジーコの代表たちのときは、勝っても負けても、こちらの感情に訴えるなにかがあったが、今の代表戦は、魅せるものがあまりにもなさすぎる。
これがオシムのサッカーなのか。
オシムに言わせるとファンタジスタのいるサッカーは古臭いらしい。
確かにヨーロッパの今のサッカーは組織のサッカーだし、力のサッカーだなあと思う。
それでも、やはり小野や中村、中田たちのように天性の才能がある選手を観たいのはファンの心理。組織のパーツでしかない選手たちでは観戦する気持ちにも、応援する気持ちにもなれない。

いまのオシムのやり方をみているとトルシエに似ているなあと思う。

・スタープレーヤーを嫌い、そのわりに自分がマスコミに取り上げられるのを好む。(オシムはマスコミ嫌いな風にしているが、書かれるような情報の出し方をしているし、自分をアピールするが選手をアピールすることには消極的)
・やたら比喩を使い、当たり前のことをさも高尚な持論のようにすり替え煙に巻く話術。
・戦術や采配のミスより選手のミスや弱点をあげつらう。少なくともジーコはマスコミに向けても選手の誇りや人格を守る発言をしていた。
・選手を子ども扱い。(コンビに禁止、ゲーム禁止、スリッパ禁止などということをマスコミに書かせるやりかたは、選手に失礼ではないか。選手はプロだし、ほとんどが未成年ではない。自分のペースでのリラックスの仕方があるはず。それさえも尊重してあげられないのだろうか)
・「ファンタジスタはいらない」などと、技術の向上を図る選手の努力を逆撫でするような発言をこれ見よがしにする。
・国が勝つためには、個人はいらない。個人はパーツであればいい。…まるで、日本の軍国教育みたい。

なぜ、こんな人に日本代表を託すことができるのだろうか。

また、ぎりぎりの選手の招集の仕方といい、アウエー現地到着時にすぐに練習させたやりかたといい、さらには、調理人(シェフ)の同行をキャンセルするやりかたといい、選手を人と見ていないような扱いだ。
初めての海外試合経験者が多い今回の代表だから、それなりに準備にも手間がかかるだろうし、それがストレスになっているかもしれない。
現地到着後すぐの練習は時差ぼけを修正するためでもあるらしいが、それなら、いっそ経験豊かな海外組の選手を入れて、彼らから海外での戦い方や時差ぼけ解消などのノウハウを伝承させればいいのに…なぜか、頑なに海外組、それも一番のノウハウの持ち主である中村俊輔を呼びたくないらしい。(まあ、今の中村はCLに向けて集中したいだろうから、呼ばれるほうが迷惑かも)
さらにオシムは「グルメツアーではないから調理人の同行は、必要ない」と言ったらしいが、本当に失礼な人だ。シェフの同行は、健康管理と危機管理のためでしょう。慣れない土地で慣れない食べ物で体調をこわす選手がでてくるかもしれない。ホテルの食事が合わない選手がいるかもしれない。量が足りない選手がいても、コンビニで調達することもダメなら、選手のストレスはさらに高じるのではないかしら。
そんなことが我慢できない程度では代表の資格がない!という人もあるだろう。
でも、私たちはそこまでがちがちに管理され、システムのパーツとして走らされる代表選手を観たいだろうか。
さらに言えば、オシムは自国の選手たちにも同じことを要求できるだろうか。おそらく、ヨーロッパではそんな要求はできないだろう。
日本人だからそれがやれるのであれば、日本人はオシムからバカにされていることになりはしないだろうか。
貸し出した選手たちがこんなに手ひどい扱いを受けても、J1の各チームは協会に文句言わないんだろうか?日本のサッカー界が、オシムから軽くみられているのかも。


ここからは、サッカー素人の疑問だけど

オシムジャパンはなぜ背の低い選手ばかり集めるのだろう。170センチを切る選手が5人以上いるよ。これも日本人らしいサッカーなのかな?

3戦見たけど、オシムが嫌いな日本のファンタジスタ君以上にゲームをクリエイトできた選手は見当たらなかった。今からそれを育てるなら、ファンタジスタ君を使ったほうがずっと完成度が高くなるのに…ない才能を育てるより、ある才能を活用して欲しいなあ。

オシムに言わせると、ファンタジスタ君は、走れないからダメらしいが、彼はフィジカルの強い海外リーグで、先発出場を続けているし、削られてもぶっとんでもフル出場でタフにプレーしている。なにより、63キャップで15得点という実績は、日本代表ではフォアード並の得点実績ではないかなあ。これでも使えないというのだろうか。

振り返って、オシムの秘蔵っ子たち、光っているか?
前の試合でアベ君が得点したけど、彼、その試合フル出場だったっけ?と思うほど得点前までは消えていたよ。さらに、オシム一押しの羽生君。よく走るらしいし、元気に飛び出していいチャンスを作っていたけど、彼も、後半の途中出場。他の選手が疲れてくる後半に出場するのだから、動きがいいのは当たり前じゃん。まだ、代表でフルに90分走り回るのは見せてもらっていない。半分しか走っていない選手が、さも走れているように錯覚させる采配こそオシムマジックなのかもしれない。
頭がきき足のまきくんもいろんな意味で頭使えていないしね。


だれもがオシムがすごい人だと思わされてしまっているが、本当にこの人はすばらしいのだろうか?
この人、日本人を指導する実績はあるだろうが、日本人を認評価しているという姿勢は感じられない。少なくとも、今回の海外遠征での代表選手たちの扱いには、日本人に対する人としての尊敬は感じられない。

そして、一番危惧するのは、サッカーマガジンの千野圭一氏も書いているように(KEIICHI CHINOの辛口コラム第313回「走るサッカーにファンタジスタは必要ないのか?」)、少年サッカーやユースの指導者たちの中で、オシムの考え方を表面的に捉えて、ファンタジスタ不要とばかりに、天性の優れたボールプレーヤーの芽を摘んでしまう指導者が出てくることだ。
千野氏は以下のようにも書かれている。
ファンタジスタ、ボール・プレーヤーは希少価値があり、指導者が育てて生まれるような選手ではなく、生まれ持った天才性を開花させるのが指導者の重要な責務であり、役割と言えるが、そうした才能を持った芽を摘み取るのは非常に簡単であり、そうしたことがなされるとしたら、それは罪悪とも言いかねない行為になる。
オシム代表でも、時期がくれば、ファンタジスタの働き場も見出せることは間違いない。これはオシム代表だけではなく、サッカー界永遠の不変だと信じている。



見る人にとってもプレーする人にとっても、サッカーはワクワクするほど楽しいものでなければ意味がない。サッカーから苦行を学ぼうなんて誰も期待していないよ。


オシムさんはお歳だから4年もたないかも…、3年目からはベンゲルさんに!と密かに期待していたりする。


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英国にお住いの方のこんな記事をみつけた。
オシムジャパンにとりあえず言っておきたいこと
心強かった。
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by windowhead | 2006-09-06 00:32 | 紙のフットボール | Comments(3)

佐々木只三郎の鎖かたびら

この秋、京都に行くことができそうなので、さっそく、霊山歴史館のホームページをチェックしたが、まだ秋の企画展のお知らせがなかった。

電話で問い合わせたところ、秋の企画展は
「坂本龍馬と新選組の時代」というようなコンセプトらしい。

この展示の中には、もちろん、先日発見された「佐々木只三郎の鎖帷子」も展示されるとのことだ。
おそらく、同時に彼の絶筆が書かれた襖も展示されるだろう。

秋の企画展は、10月15日から11月26日までとのこと。

久しぶりに新選組関連の新しい展示物に出会えそうでたのしみ。

霊山歴史館
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by windowhead | 2006-09-03 17:06 | 新選組!な人々 | Comments(0)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead
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