<   2007年 01月 ( 13 )   > この月の画像一覧

中村俊輔は説教中枢を刺激する…「サッカーの上の雲」

b0009103_2138293.jpg

いつものように書店をぶらぶらしていたらサッカーという文字が目に入った。
「サッカーの上の雲」、帯には大きく浦和レッズ二冠制覇記念出版(笑)と書かれている。さらに小さな文字で(でも白抜き!)稀代のコラムニスト、初のサッカーコラム集とある。
著者は小田嶋隆
~~~えー、小田嶋○○シって、シェークスピア劇翻訳や演劇評論の?いやー違うよね、あの小田嶋氏とサッカーは絶対に結びつかないし、こんな装丁の本出すはずがないよね~、あの人は小田嶋雄志だったっけ?
小田嶋隆さんというコラムニストを認識したのは今回がはじめて。

それにしても変なタイトルだなあと思い小声で読んでみた。
なに~、さっかーのうえのくも==>さかのうえのくも==>坂の上の雲?司馬遼?
明治というよちよち歩きの近代国家の若者たちが、坂の上の雲に見立てた憧れの欧米的近代国家に追いつこうと理想に燃え、挫折しながらも、必死にそれぞれの近代化の坂を駆け上っていくという長編大河小説「坂の上の雲」
話の筋を書いてみると、なんとなく、日本のサッカーと欧州サッカーの関係に似ている。
すごーく深い語呂合わせ。著者はただ者ではなさそう。


ぱらぱらめくって、最後のほうに、「中村俊輔・永遠の未完成が完成するとき」というタイトルを見つけた。2001年12月に書かれたコラム。
そのなかに、これそ!と膝を打ちたくなるフレーズがあった。

中村俊輔は説教中枢を刺激する男なのだ。

そうなんだ、そういう言葉で表すのが一番ぴったりなんだよね。
私がいつも中村俊輔のことを「いじめられっこ的」という言い方をしていた持ち味は、著者がいう説教中枢を刺激する男ということなんだ。

リーグを代表する一流選手でありながら、これほどまでに素人にグダグダ言われるプレーヤーはほかにいないと思う。とも書かれている。
確かにそうだ。チャンピオンズリーグで活躍する今でこそ、フィジカルが弱いだの持ちすぎだの言う人は少なくなったが、それでも「フリーキックくらいなら海外に行かなくても日本でやってもあれくらいになる」(セル爺)なんてことを言われたりする。中村俊輔の評価が一番低いのは日本なのではないかと思ってしまうくらい、いじわるな言われ方をする。これって、言いたがりの説教中枢を刺激しているわけね。

風貌や雰囲気についても、おいおいと言いたくなるほど書かれているが、怒る気はしない。これほどしっかり細部まで見ていてくれる著者は、きっと中村俊輔が好きなんだ、いや、小野伸二ファンらしいから、俊輔が好きかどうかはわからない。それでも気にしてくれている。言葉の端々に応援しているよという愛が感じられる。

伸二や俊輔だけではない。登場するすべての選手に、愛や尊敬が感じられる。
小田嶋さんって(なれなれしい)、本当にサッカー好きなんですね。
そこに毒はあっても対象へのレスペクトが感じられる文章だから読んでいてほのぼのしてしまう。


願わくば、先日購入した「敗戦とー」に、小田嶋氏のような選手へのレスペクトがあってくれればと思ってしまった。中田ヒデへの愛とレスペクトは感じられても、対極に書かれた79年組とジーコへのそれは感じられなかった。
金子氏は、こう答えるかもしれない「小田嶋氏はサポーター、オレは評論家、もしくはジャーナリストだ」と。しかし、評論家やジャーナリストは対象があって初めて成り立つ仕事。フェアであり、対象の人間性を最も大事にしなければならない仕事ではないのかな。


日本のサッカーを愛する人におすすめするなら、ぜったいに「サッカーの上の雲」。
なぜって?個性豊かな選手たちを見にスタジアムに出かけたくなるからよ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先ほど小田嶋隆を検索したら、氏のブログにヒットした。

「偉愚庵亭憮録」コラムニスト小田嶋隆の日録ページ
「トラバ規制について」というレビューの中に 「サッカーの上の雲」についても書かれていた。
著者が書く自書のPR文章。興味のある方はのぞいてみては…私の紹介よりずっと上手な紹介文ですから。
[PR]
by windowhead | 2007-01-30 23:03 | 至福の観・聞・読 | Comments(1)

俊輔とベッカムが…!!

わくわくするニュースがはいってきた。

MLSオールスターの対戦相手は中村のセルティック(スポーツナビより)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070126-00000007-spnavi-socc

 
米メジャーリーグサッカー(MLS)は、中村俊輔が所属するスコットランド・プレミアリーグのセルティックを、2007年度MLSオールスターの対戦相手として発表した。MLSオールスターが海外のクラブチームの招待するのは今年で4回目となる。ーー後略ーー{スポーツナビ}


7月19日に、MLSコロラド・ラピッズが新設したサッカー専用スタジアム、デイックス・スポーティング・グッズ・パークにて開催らしいけど

ってことは、

ベッカムと俊輔が同じピッチ上でフリーキック対決!

というシーンが実現する可能性が高いということよね。


見たいよね~~、録画でもなんでもいいから見たいね。


フリーキック対決が実現すると、一番大喜びするのは
アディダスさんだよね。
ベッカムも俊輔もアディダスの専属さん。
俊輔はアディダスにとって、やはり生涯契約する価値ある選手だったね。
なにげにマーケットをひっぱりこんでくるもん。



でも、でも、俊輔の移籍もありそうなんで、ぬか喜びに終わる可能性あり。


スポーツナビさん、うれしいニュースをありがとさん。
[PR]
by windowhead | 2007-01-26 13:55 | 紙のフットボール | Comments(0)

中村俊輔選手に関する新鮮な驚き

中村俊輔選手について、立て続けにちょっと以外だったことに出会った。

中村選手のオフシャル携帯サイトに、中村選手自身によるパリ旅行記が掲載されていた。

クリスマスから新年にかけてのハードな連戦を終えて、数日の休暇をもらったことは知っていたが、その休暇を利用して奥さんと坊やとともに2泊3日のパリ旅行をしたらしい。

レッジーナ時代に2日ほどローマに旅行したことがあるらしいが、自分が住んでいる国を離れて他所の国に旅行するは今回のパリ旅行が初めてだと書かれていた。

今回のパリ旅行が、なんと、彼にとって初めての海外旅行だという。

もちろん、選手としてさまざまな大会やゲームに出場しているのでパスポートは多くの国のスタンプでいっぱいだろうが、サッカーを離れて純粋に旅行が目的で海外の街に行ったのはレッジーナ時代に行ったローマと今回のパリの2回。現在住んでいる国を出る、所謂海外旅行は今回が最初とのことだ。
世界も認めつつある日本最高のスター選手。ハワイだろうが、モナコだろうが、カンヌだろうが、ニースだろうが、世界のリゾートで休暇をすごすこともあるだろうと思っていたが、これまでもハワイやグアムすら行っていないというつつましい日常の人だった。

パリ旅行記には、エッフェル塔に行って、ライトアップされた美しさに感動し、街並みのオシャレな雰囲気を楽しみ、日本食レストランで白身のおさしみが食べられたことに感激している。
28歳の今回がはじめての海外旅行という事実と、おのぼりさんのように純粋に旅を楽しみ感動している中村俊輔選手の素朴さに、改めて、新鮮な驚きとほほえましさを感じた。


もう一つの驚きは、私の街でのこと。
今週の「週刊サッカーダイジェスト」の特集は「中村俊輔を語りつくす」という企画。
長崎市での発売日は、木曜日だ。
午後1時ごろ、駅ビル内にある、長崎でも1,2番目に大きい書店に立ち寄った。私の前にも20歳代の女性が「サカダイ」を取って、レジに向った。私がも1冊抜くとレジへ直行。棚にはあと1冊しかないことになる。在庫のストックから出して並べていただかなければ……と思い、支払い時に、店員さんに、「残りはあと1冊ですよ」と伝えた。しかし、店員さんに動く気配はない。さらに「在庫だしておいてくださいね。俊輔ファンが探しますよ」といったら、店員さんからおどろく答えがかえってきた。
「あ、もう在庫もないんですよ。その残りの1冊が当店の最後の1冊なんです」と。

「ええ!、この本、今日発売でしょ?」

「そうなんですけど…。10時開店と同時に出したんですが、もうなくなってしまいました、まだ午後1時過ぎなんですけど。」

と言うことだった。

いつも次の号が出る前日まで残っているサッカーダイジェストだが、今回は、3時間ちょいで完売という。
中村俊輔という選手が一般にどれほど人気のある選手かということを、この本の売れ行きで、今更ながら思い知らされた。

今回の「中村俊輔を語りつくす」は、一昨年秋のサカマガ特集「中村俊輔が好きだ」以来の花まるタイトルだね。「サカダイ」のこの企画、ファンには読み応えのあるレポートが詰まっていた。
親友・遠藤ヤットの中村像、ミランのピルロの中村像、藤田俊哉の中村像、アディダス担当者の中村像、そして、彼をずっと取材し続けている藤沼正明が語る中村像は興味深かった。


最後に、「サカダイ」を読んでいて、もう1つおまけな驚きが…。
ミラン戦で、中村選手が一番警戒すべきキーマンとしてあげていたアンドレア・ピルロ選手。
誕生日が私と一緒だあー!
[PR]
by windowhead | 2007-01-26 03:29 | 紙のフットボール | Comments(0)

人の世の ものとハ見へす 梅の花

土曜日の会食で着た着物をやっと仕舞った。

ぽかぽか冬の陽がさしこむ場所で、着物をたたむ時間は、それなりにゆったりとした贅沢なひととき。
その着物をながめていると一句浮かんできた。

人の世の ものとハ見へす 梅の花

もちろん、私の句ではない。
あの新選組・鬼の副長、土方歳三の句。
彼が、まだ何者でもない若造だったころの句だ。

咲き乱れる白梅の林を夜にでも見たのだろうか?
私には、そんな情景が浮かんでくる。

私が好きな土方歳三の句に
梅の花 壱輪咲ても 梅ハうめ

という句がある。
意に沿わぬ薬の行商をしながらもんもんとしていた若者・歳三の密かな自己主張と気概が秘められているようで、その気持ち大事にしてあげたいなあと感じさせる句だ。
土方歳三の句は、平凡な句が多いと言われるが、自然や日常を詠んだ等身大の句で私は大好きだ。
20代の若者ともなれば、ちょっと背伸びして志だの大義だの忠国だのを高らかに歌に詠みこもうとするだろうが、歳三は、梅や牡丹、なずなを読み、雨や雪の日のおもしらさを読んでいる。「志や大義や武士道は、言葉であらわすもんじゃねえや、行動で見せるもんだぜ」と、心の奥でそう思いながら、風情の句を詠んでいくのも歳三ならではの「粋」なのだろう。


たたんでいた綸子の訪問着は梅が描かれている。肩と裾にびっしりと白梅が咲き乱れている。袖や裾には、絞りで雲形。
ずいぶん昔、母から買ってもらった着物。母は、満開の桜の着物を買ってあげたと思っているが、実は、これが梅だった。桜なら4月くらいまで着れるのだが、梅なので、新年から2月までしか着られない。それで、なかなか着る機会に恵まれなかった着物。

この着物にびっしりと咲き乱れる梅は、まさしく「人の世の ものとハ見へす 梅の花」だ。
名づけて「歳三の白梅」にしよう。これで、毎年1,2月のおよばれやパーティが待ち遠しくなる。

b0009103_13324373.jpg
アンティックの帯を合わせたら、いい感じで着崩せた。
[PR]
by windowhead | 2007-01-24 13:34 | Comments(0)

常套句なんだろうけど…ファンとしては複雑。

どうしても気になっていることだけど、まあ、根拠のないことだしねと思ってうけながしていたけど…やっぱり、気になるから、言ってしまおう。

このブログで何度か書いているけど、私は中村俊輔選手のファン。
2002年、代表落ちしたときの、けなげな会見を見たときから、この選手の行く末を観続けたいとおもって、今もその「通過点」。

その、中村俊輔選手は今、スコットランドリーグのセルティックに所属している。イタリアを経て、5年以上ヨーロッパのリーグで活躍している。日本人であっても、日本の選手ではない。

中村選手のこれまでのプレースタイルとオシム日本代表監督が目指すチームのスタイルが違うとかで、オシム監督就任以来、マスコミ雀や口さがないオヤジ評論家たちは、オシム監督が中村選手を日本代表に召集するかどうかをまるで一大事のように勝手に煽っているような気がする。(それも、召集されなければいいぞ!されなければ、さらにいいネタになるぞという期待感すら感じられるのね)

その原因の一つに、オシム監督の「エレガントな選手はいらない」発言があるとおもうけど…。まあ、オシム監督としては、発展途上の今の日本代表にはスター選手はいらないと思っているのが本心だろう。中村俊輔選手はすでに、日本代表というローカルな枠を超えた世界的な選手の域にはいりつつある。
ところが、現在の代表ではなかなか勝てない。、集客もできない。さらに、オシム監督が海外組では松井しか入れないといっていた矢先に、松井大輔選手が腰痛で活躍できない。
その反面、チャンピオンズリーグでの中村選手、稲本選手のゴール。ブンデスリーグでの高原選手のゴールと古井戸海外組の目覚しい活躍で、いつからか、サッカーファンにも一般にも海外組召集の期待感がただよってきた。


最近のスポーツ誌やスポーツ新聞では、3月24日の、今年初の代表戦の相手だった韓国がドタキャンしたことで、対戦相手がどこになるかということが盛んに書かれているが、気になることがそこにある。
記事のほとんどが、「オシム・ジャパンとして初めてMF中村俊輔(セルティック)やFW高原(フランクフルト)ら欧州組が合流予定の3月24日…」のような書き方になっている。もう少し、消極的でも「召集が濃厚」とか「召集が予定されている」と書かれている。

中村俊輔ファン、セルティックファンにとっては、とても複雑な思いを抱かせる書き方。はっきり言って失礼だなあ~と。

なぜなら、この3月24日は、UEFAチャンピオンズリーグの最中だ。
たしかに、決勝トーナメント第1戦のホーム、アウエーは3月6,7日に終わっている。
しかし、準々決勝第1回戦が4月3日からはじまる。
3月24日の日本代表戦に中村俊輔選手が招集できると言う人たちは、すでに「セルティック」はトーナメント1回戦で敗退していると思っているということ?
たしかに、相手はACミランだし、普通に考えると90%の確率でミラン勝利でしょう。
でもさ、10%くらいは勝つチャンスもあるわけで、ファンとしては、このささやかな勝算にかけているわけよ。
本気で、ミランに勝って8強にはいって欲しいと願っているわけですよ。
そんな、「セルティック」や「中村選手」のファンにとっては、3月24日、中村俊輔選手、日本代表に合流(召集)予定という記事は、とっても失礼な記事に見えてしまうんですよね。
まあ、軽い気持ちの、ある意味、日本代表記事の常套句的フレーズなんでしょうけど、深読みしてしまうのも、ファンの心理でございます。

で、当の中村俊輔選手は、どちらを選ぶんだろうと思うサッカー初心者さんもいるでしょうが、間違いなくクラブでのチャンピオンズリーグ出場を選ぶでしょう。準々決勝に備えて、日本への移動や、ストレスの多い新チームとの連携などリスクの大きい日本での代表戦は辞退するでしょう。


オシム監督が「海外の選手には、海外の大舞台で日本選手と日本サッカーのアピールをして欲しい。」と以前コメントことが本心なら、3月24日の召集メンバーに中村俊輔選手は入れないと思う。サッカー協会から強要されても、にわかサッカーファンが騒いでも、3月24日には入れないと思う。
ただ、オシム監督の悪い点は、回りくどい言い方をして、真意を伝えにくくするコメントだ。中村俊輔選手を招集しなかったときはその理由を明確に言えばいいのです。「ヨーロッパで活躍して欲しい」と。UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出、それもそのチームの中心選手としての出場は日本代表以上の実績であり、名誉なはずだから。


中村俊輔という選手は、リップサービスのなさと、サッカーオタクっぽい発言やいじめられっ子的容貌のためか、どちらかというと、実績より過小な評価をされていると思う。

しかし日本代表の実績を数字で見てもかなり戦力になる選手だ。
キャップ数(代表戦出場数)63、得点16(歴代10位)という数字は、FWキング・カズの91キャップ、56得点(歴代2位)にははるかに及ばないものの、中田英寿氏の77キャップ11得点に比べてみても出場回数に対して得点率はかなり上をいく。勝利貢献度が高い。
すぐ思い浮かぶ得点力のある代表FWを挙げて見ると、キングカズ56得点、ゴン中山53キャップ、21得点、FW高原直泰の44キャップ17得点、柳沢敦54キャップ17得点など。
MFで16得点の中村俊輔の得点数は日本代表MFではダントツ。もちろんFKを任せられているというアドバンテージがあるが、FKを任せられるというのはさらに正確な得点力をもっている所以だ。
ちなみに、ちょっと毒づくわけじゃないけど、未だに中村俊輔はフィジカルが弱いだの走れないだのと最近のプレーを見ていないこともはなはだしい解説者武田 修宏氏の実績は、なんと18キャップ、1得点だよ。


サッカーファンが中村俊輔の代表復帰を願うのは、この実績を知っているからであって、ただのスター渇望ではないのだとおもう。それでも、中村俊輔ファンとしては、まだまだ代表よりクラブで上を目指して欲しいと思うのだ。

中村俊輔選手の日本代表合流は、コンフェデあたりからでいいのでは?早くても、それを勝ち取るためのアジアカップ予選ごろでいいような…。
それまでは、少ない情報を探しながら、スカパー録画の試合をみることで我慢するストイックなファンでいるつもり。
[PR]
by windowhead | 2007-01-20 12:26 | 紙のフットボール | Comments(2)

2人がまたいっしょに「至上の愛」…アリスコルトレーン逝く

「JAZZ AND FREEDOM GO HAND IN HAND」 
 (ジャズと自由は手をつなぐ。)


1967年ごろ、長崎の思案橋付近(浜の町の雲龍亭の隣)にあったジャズ喫茶「マイルス」の壁に落書きされていた言葉。
セロニアス・モンクの言葉だということはずっとあとで知った。

当時まだ「生徒」と言う身分でおそるおそる入った「マイルス」の「ジャズコーナー」。
長方形の薄暗い室内にスピーカーの向ってならぶベンチシート。その横の壁にこの言葉が描かれていた。
だれが書いたのか?きっとあのころたむろしていた誰かが書いたのだろう。
何人かの顔が思い浮かぶ。すでに向こうの世界に行った人の顔も…。


今日、アリス・コルトレーンが亡くなったことを知った。

ジョン・コルトレーンの奥さんでピアニスト、ハープニスト。



マイルスの壁の言葉を知った少し前、ジョン・コルトレーンは長崎に来た。アリスも一緒に。
長崎でコルトレーンの演奏を聞いた。
今になっては夢か幻のような話だが、そんなミラクルが当時の長崎にはあった。

当時「マイルス」では、ジョン・コルトレーンの「至上の愛」が毎日のように流れていた。
だれがリクエストしていたのだろう。
本当はマイルス・デイビスが好きだったが、少女の心にはにコルトレーンのほうが哲学的に見えたので「至上の愛」がわかるふりをしていたりして、ほろ苦い思い出になっている。


アリス・コルトレーン、享年69歳。長崎に来たころは20代だったのか…。


アリス・コルトレーンサイト
[PR]
by windowhead | 2007-01-18 08:07 | 日日抄 | Comments(1)

食べ物の恨みは執念深く!

納豆ダイエット放送でスーパーの棚から消えていた納豆がやっとぼちぼちと棚に残りだしたとおもったら、お菓子の棚から不二家のお菓子が消えていく。

最近また食べ物の会社でずさんな原料管理が明るみにでている。

ミスタードーナツの異物(石だった?)混入。
不二家の期限切れ牛乳を使った洋菓子製造。こっちのほうは、確信犯だからさらに始末が悪い。
健康被害がでていない、などと見当違いな開き直りまでしている。
健康被害がでようがでまいが、やったことの罪は変わらない。人の命にかかわるかもしれないという認識がありながら、やってしまうのだから不特定多数を対象にした殺人未遂でしょう。
今回ではないけれど、現実に不二家のケーキでおなかをこわした経験とそのときの不二家の対応が「ペコちゃんが泣いてます。」と言うタイトルであるブログに書かれていた。やっぱり、この会社の体質は以前から汚れていたんだ。


雪印の事件は、いつだったっけ?
あの日以来、我が家では雪印の製品はボイコットして、今に至っている。
牛乳は姑息にも「メグミルク」と名前もパッケージの色も変えているけれど、絶対のそのパッケージは手にしない。バターもチーズもゼリーやプリンだって買わない。一番の普及品を買わないで他社製を購入するのにはかなりのエネルギーや出費もかかる。それでも、あのときの雪印の行為はまだ許してはいけないと思うから。

今回の不二家もそうだけど、乳製品は嗜好品とちがって、幼児やお年寄り、病人など健康面での弱者にそっせんして食べさせる健康優良食品。だからこそ、これらの製品の品質を無視したやり方は、殺人罪や殺人未遂の確信犯として追求すべきだと思っている。

今度の不二家事件で、不二家製品も買わないようにしようと思っている。
ミスドのドーナツはもともとそんなに買っていないからこれを不買にするのは簡単。
ケーキやシュークリーム、アイスは他社にそれ以上のものがあるからいいけれど、困るのはスーパーの棚にのるお菓子。「ミルキー」、「ルックチョコレート」とのロング・グッドバイはかなりの覚悟がいるなあ。


恋愛の恨みはほどほどに忘れても、食べ物の恨みは執念深く忘れないこと、そして不買という報復手段をとることが、悪質な食品から自己防衛する最良の手段だと思っている。


「ルックチョコレート」よ、さようなら。
[PR]
by windowhead | 2007-01-15 03:39 | 日日抄 | Comments(4)

ベッカム、阿部勇樹、奥や久保…他人事でも気になる移籍

ベッカムの移籍がやっとはっきりしたみたい。
アメリカMLSのロサンゼルス・ギャラクシーといえば、確か洪民甫韓国代表コーチが、日韓W杯の後、移籍したチームだったような。
5年契約300億円という松坂もびっくり桁違いの金額とアメリカという新しいフィールドへの移籍ということで、大きくとりあげられているが、そんなことよりも、ベッカムがプレーできるという幸せのほうがうれしい。別にベッカムファンではないんだけど、プレーしているベッカムはやっぱり華があるし、純粋にサッカー小僧なんだなと感じさせる清々しさがあるもんね。でも、これで、ベッカムと俊輔のFK対決を同じピッチ上で観るという夢は閉ざされちゃったかな。まあ、いずれにしてもこの移籍は、それなりの満足で一件落着かな。


それより、とても複雑な思いが残るのが日本国内の移籍。

ジェフ千葉の阿部勇樹の浦和レッズ移籍も決まったようだ。
「限りあるサッカープレーヤーとしての人生の中で多くの経験をしたい」という阿部勇樹の気持ちは良く分かる。もしこれが1年前だったら、オシムがいる千葉だったら、軽く流したニュースだっただろうけど、今の千葉だから、他人事ながら複雑。
リーグ優勝争いだってできそうな勢いだった千葉が、オシム監督を日本代表に引抜かれるというアクシデント(もし私がサポーターならこれはアクシデントと思うだろうなあ)で、後期は伸び悩み、さらに、GM祖母井氏の退任で大きな柱が抜けたあげく、オシムイズムの体得者ということで、主力選手を他チームから引抜かれる現実。ジェフ千葉のサポーターたちはどんな気持ちでいるんだろう。だれよりも、千葉のサポーターたちが気の毒でならない。
来シーズン、ジェフ対レッズの対戦を見たら、心の底から「巻、がんばれ!羽生、佐藤負けるな!」と本気になっている(中村俊輔ファンの)私がいることだろう。残っている選手たちの気持ちも複雑だろうけど、とにかくその気持ちをプレーで昇華して魅せてください、巻選手!


もうひとついやな気持ちが残ったのは、横浜Fマリノスの奥大介たちへのゼロ円提示。
なんでも、新しい箱物を作ったため高給のベテラン選手を放出して資金繰りというお家事情もあるらしい。
J1昇格した横浜FCが奥選手の獲得にのりだしたら、マリノスは今の奥選手の年俸よりずっと低い年俸で残留をうながしたらしい。なんだか、選手へのリスペクトなんかまったく感じられない経営陣のあつかましさに驚くばかり。もちろん、奥選手は横浜FCと契約とか。
そしておまけな話として、マリノスの久保タツくんが、親友奥くんのいる横浜FCに移籍するといっているらしい。マリノスがクボタツに提示した年俸は3600万とか、横浜FCに行くと3000万あるかどうからしいが、それでも先輩高木琢也監督と親友奥大介がいる横浜FCを選びそう。
不器用だけど温かい久保タツらしい行動。 と、他人事だからいえるけど、久保くんの奥さんにとって600万円の差は大きいはず。それでも、亭主の健全な精神状態が一番大事だもんね。

来シーズンの横浜ダービーは、横浜FC応援と思っているけれど、マリノスに残っている松田選手や中澤選手のことを思うと気持ちは揺れる。

スポーツ選手の移籍ニュースは、金額の問題より、選手たちの気持ちや背景のほうが気になってしまう。
それぞれの人生やしがらみなどが垣間見えて、彼らが普通の若者であり、夫であり、おとうさんであり、それぞれが個人事業主であることに、ちょっとしたシンパシーを感じてしまうんですよね。


Excite エキサイト : スポーツニュース


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なーんて書いていたら、もっと身近でも移籍のおはなしが!~~
それも海外移籍だよ。
大分トリニータの梅崎司くん、フランス2部リーグ「グルノーブル」に半年レンタル移籍だって。
つい数日前伊藤翔くんの入団発表があったばっかり。伊藤翔くんにパスを出す役目で梅崎司くんも行っちゃうんだ。
中村俊輔に「名前は知らないけれど、この若い選手はすごくいいよね」との印象を残した梅崎司くんは、長崎県出身。ウエストコースト=長崎市のお隣・諫早市に中学までいて、高校生になるとき、国見ではなく、大分トリニータユースに入るため、大分の高校に行ったらしい。実家はまだ長崎だと思う。
ついに、長崎県出身の「海外組」が誕生するわけだが、長崎県の人は、ほとんど知らないんじゃないかなあ、梅崎司くんが長崎の人だってことを。(平山ソウタや大久保ヨシトたちが長崎出身と思っている人のほうが多いかも)
人の興味なんてそんなもの。これが、活躍すると、まるで生まれた時からのサポーターみたいに彼を独り占めしようとする議員さんやら、地元有力者やら、地元マスコミやらが登場するわけで。梅崎司くんファンとしては、それまではささやかにグルノーブル情報をキャッチしながら応援を続けるつもり。
梅崎司くん、ちっちゃくて、がっしりしてて、コロスケみたいでかわいいぞ。
大分トリニータで年俸600万円だった選手が、2部リーグとはいえ、以前大黒が移籍した「グルノーブル」に行くわけで…、これって、私にとっては、とても痛快なニュースだったなあ。
いずれ「スーパーサッカー」や「やべっちFC」で、ボンジューという梅崎君を見ることができるでしょう。
「海外組」のニュース枠が増えますように。
[PR]
by windowhead | 2007-01-13 13:20 | 紙のフットボール | Comments(2)

小峰監督が参議院選挙出馬…正直、複雑な気分

高校サッカーの強豪(今回は初戦敗退だったけど)長崎県国見高校の総監督・小峰監督が、次期参議院選挙に自民党から出馬することが決まったようだ。

小峰監督は、国見高校サッカー部の総監督であり、長崎のサッカーチーム「Vファーレン長崎」の社長も兼任していたが、どちらもすでに退任されたらしい。

小峰監督といえば、長崎のサッカー界の象徴でもあり、全国的にもカリスマ監督として有名な人。政界への進出も、あって当たり前なんでしょうが、正直、複雑な思い。
サッカー界から政界進出で、サッカー初めスポーツ振興に寄与する人材として、小峰監督が最適だろうか?サッカー界ではなく、長崎県の振興のための政界進出であるなら、政治には素人の小峰監督では心細い。ただ、選挙に勝つだけのタレントとしての扱いになってしまうのではないだろうか。小峰監督が熟考して決められたことだから、回りがどうこういうべきことでゃないと、分かっていても、いつまでも若者たちに信頼され尊敬されるサッカーのカリスマ監督のままでいて欲しいという思いがどこかに引っかかっている。


その小峰監督が育てた選手で、昨年一番活躍したのは、横浜FC監督の高木琢也氏だろう。
途中引継ぎの新人監督でありながら、先輩のキング・カズをリスペクトしつつも選手として采配し、J2優勝、J1昇格を勝ち取った。昨年のJリーグ最優秀監督と言っても過言ではないはず。
大柄の肢体をダークスーツで包み、ピッチ上に指示を出す頼もしい姿は、全国のサッカーファンの間でも、すでにおなじみになっている。


b0009103_5161873.jpgその高木琢也監督も、長崎県出身で国見高校卒業。郷土の有名人となると、必ずお願いされるのが、郷土PRへの出演。
もちろん、高木監督も協力している。

長崎県の青少年健全育成のキャンペーン「ココロねっこ」運動というのがある。そのメインキャラクターだ。TV-CMやポスターなどで、ときどき、普通のおとうさん役の高木監督を見かける。ピッチの采配風景とは似ても似付かないおっとりとしたお父さん役の高木監督。本当に、普通のやさしいおっさんに見える。この広告が浸透しているので、長崎の人は、高木琢也氏とは、国見出身の元Jリーガー、今は引退している??くらいの認識しかない人がほとんどだろう。横浜FCの監督だということを知っている人は実に少ない。その原因のひとつは、「ココロねっこ」運動ポスターやHPでの高木琢也氏の紹介文にあると思っている。
いまだに、「父親役 元日本代表選手 高木琢也氏」と、なっている。
ポスターなどはまだしも、ホームページの紹介文くらいは修正すればいいのに…と思ってしまう。


現在、監督として活躍している高木氏にしてみれば、元日本代表選手という肩書きは通過点だろう。彼の出身地の人々にとっても、元日本代表というような過去の栄光より、横浜市民が支えている小さなチームをあのキングカズたちをとともにJ1に昇格させた若い監督としての高木琢也のほうが、さらに輝かしく頼もしい存在だと思う。

長崎県さん、どうか「ココロねっこ」キャンペーンでの、高木琢也氏のプロフィールを書き直してくださいね。
長崎って、小峰監督や彼が育てた選手たちのおかげで、サッカーが盛んな地のような印象があるが、実は、サッカー好きは少ないんじゃないかと感じている。



KTNさん、フジテレビ系で14日深夜に放映される予定の「中村俊輔欧州奮戦記」を長崎でも放映してくださいよ。
UEFAチャンピオンズリーグで奮闘し、ゴールをあげている中村俊輔の姿は、サッカーファンのみならず、ちょっと元気のない長崎っ子にとっても、すばらしいカンフル剤になること請け合いです。
ちなみにUEFAチャンピオンズリーグというのは、ヨーロッパでは、ワールドカップ以上の大会として認識されているもの。このリーグのチャンピオンが日本で開催されるクラブワールドカップの欧州代表になるわけ。ロナウジーニョの「バルセロナ」は昨年のチャンピオンチーム。そんな大会で日本人でただ一人、初めて決勝トーナメント進出をもぎとったのが中村俊輔なんだよ。
[PR]
by windowhead | 2007-01-11 05:16 | 紙のフットボール | Comments(2)

パソコンでワンセグ体験

b0009103_14362764.jpg

サッカー解説者・中西哲生氏のサイトにある「買い物ワールドカップ」というコンテンツの隠れファン。
物心ともに恵まれた環境に育ったような好青年というイメージの中西哲生氏の中に潜むぶっ壊れたような消費欲がおもしろいし、びっくるするような散財をする彼をみて、自分の衝動買いの言い訳にしたりする。

先月の「買い物ワールドカップ2」をのぞいたとき、彼はとても気になる製品を購入していた。
パソコンでワンセグが見られる、録画もできる優れもの。バッファローの「ちょいテレ」。

年末、フラッシュメモリーを買う必要ありベスト電器に行ったのでいつも担当してくれるTさんに「ちょいテレ」のことを話したら、全国的に人気で品薄とのこと。でもね、2つだけあるんですよと…。「買う!買う!」。予定外の出費10500円也。

使ってみたけど、簡単にワンセグに接続。
ちっちゃな画面だけど、地上デジタル放送が楽しめる。
マンションの室内だと、小さなほうのアンテナでは電波の受信がむつかしかったので、ケーブルのついている大きいほうのアンテナを繋いでみたら難なくOKだった。
使い方もいとも簡単。
これで、外出先や屋外にパソコン持っていってもTVが見れる。
実は私の部屋にはTVがないので、いつもリビングでTVみていたけど、これがあればどこでもTVです。インターネット接続は無線LANなので、これで、風呂でもトイレでもインターネットやTVが見えるってことよ、ね。
でも、スカパーとかケーブルTVは見れない(当たり前だけど)

で、我が家の若者が一言つぶやいた
「NHKさ、ワンセグの受信料はどんな方法で徴収するんだろうね?」
あ、なるほどね、???
どうなっているんだろ?  まあ、進んで払う気はないけど、疑問は残るわな。

ちなみに中西哲生のサイトはここ。買い物ワールドカップ2にはそこからいけます。
[PR]
by windowhead | 2007-01-06 14:39 | 日日抄 | Comments(3)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead
プロフィールを見る
画像一覧