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なんとなくいい日というのは…

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朝の散歩は、ときどき、嬉しいチャンスに出くわす。
今朝、長崎港の水辺の公園まで行ったら、ちょうど大型観光船の接岸シーンに出会った。
この夏散歩をし始めてから、このようなシーンに出くわすのは2度目。接岸する大型船を見ているのは、楽しい。

今朝接岸した船の船体に書かれた名前を見て、感慨ひとしお。
「サファイア プリンセス」(全長 290m 全幅 37,5m  総トン数116,000t )

接岸した岸壁の対岸にある三菱重工長崎造船所でこの船は誕生した。
そして、この船には、大きなドラマがある。

2002(平成14)年10月1日夕刻、長崎港で建造中の大型観光船で火災が発生したニュースを記憶されている方も多いだろう。細長い湾になっている長崎港の真ん中で建造中のその船は窓と言う窓を真っ赤に染め燃え続けていた。完全に鎮火したのは翌日の午後だったらしい。
この船は「ダイアモンド プリンセス」と命名されていた。
鎮火した船体は、廃船になることなく、高度な技術で再生されることになった。
そのころ、長崎港外の三菱・香焼工場で姉妹船「サファイア プリンセス」も建造中だった。
引渡し日が、早い「ダイアモンド プリンセス」が火災にあったため、三菱は、急遽、「サファイア プリンセス」を「ダイアモンド プリンセス」に命名変えし、再生することになった船を「サファイア プリンセス」に命名変えしたと記憶している。
ということは、今朝見た船「サファイア プリンセス」は、あの火災からよみがえった船ということ。
真っ白の美しい姿は朝日を浴びて気持ちよさそうだ。

「ああ、元気で、オーストラリアやアメリカ西海岸を回っているんだ。」と感慨深い。なんとなく幸せな気持ち。
この港で生まれた船が帰ってきた姿はまた格別な趣がある。
対岸で働く三菱の社員さんも、今日1日、元気な「サファイアプリンセス」の姿を見ながら、ささやかな安堵と幸福感につつまれているんじゃないかなあ。

お昼ごろ、所用で長崎市消防署の前を通った。
車庫には、消防車や救急車がいっぱい。
ああ、今日は出動が少ないな。
ということは、今日は穏やかな1日ということかなと、ささやかな幸福感に浸る。

事務所の家賃や支払いを済ませて、私のお財布の中だけが火の車だ。
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by windowhead | 2007-10-31 14:09 | 日日抄 | Comments(0)

「厳しい試練を乗り越えて」!by佐藤寿人

「ここまで厳しい試練を神様は与えるのかという気持ち」
今朝の新聞(朝日)にあった佐藤寿人のコメント。

昨夜、サッカーのダイジェスト番組で、気になるサンフレッチェ広島の映像と結果を見た。
久しぶりの寿人のゴール。久しぶりのピッポスタイルのゴールパフォーマンス。
しかし、次に見た寿人の姿は信じられない結果に愕然としたような悲壮な横顔。
ついに広島は入れ替え戦組に突入してしまった。
のこりの対戦相手をみたら、さらに………いや、それは考えない。
とにかく、昨夜は、佐藤寿人のあの横顔と広島の現実が気になって、本命・シュンスケのマザウェル戦のことも頭から飛んでしまっていた。
そして、そのときの佐藤寿人の思いが今朝の新聞のコメントなのだ。
なんて重い言葉なんだろう。
祈るような思いでゴールを切望していた佐藤寿人の苦悩が伝わるような言葉だ。ゴールを決めた駒野も同じような思いだったのだろう。もしものことになったら、佐藤も駒野もさらに厳しい決断を迫られる立場にある。昨日の2つのゴールは2人の必死さの現れだったのだろうか。

広島のサポーターの人たちも佐藤寿人のコメントと同じ思いをしているのだろう。
ヤレヤレさんのレビューを見ると、広島の正念場のホームゲームであるにもかかわらず広島ではTV放送されなかったらしい。サッカーが地上波から消えてしまって、一般の人には縁のないものになりつつある。広島のサポーターも広島県民の中ではきっと少数派なのだろう。だからこそチームと一緒に必死でJ1残留を切望しているのだろう。

それでも、佐藤寿人は、悲観してばかりではなかった。
彼のブログが久々に更新されていた。
神様が与える試練は大きいものになりましたが残り4試合、目の前の試合で勝ち点を取ってしっかり残留を決めれるようチーム一丸となってこの試練を乗り越えたいと思います!!

と、気持ちを切り替えて、前を向いた決意が書かれていた。

そうだよ!神様から厳しい試練を与えられる者は選ばれた者。
試練を乗り越えた時、大きく変貌し開花する素質があるから厳しい試練が与えられるんだと思う。佐藤や駒野や広島の選手にはその資格があるということ。
とにかく、あと4試合、勝とう。
なにがあるかわからないのがサッカーだと、多くの名プレーヤーが言っている。
なにもできない私はその言葉を信じるしかない。

佐藤寿人よ、厳しい試練を乗り越えた後の、満面の笑顔を待っているよ。


ああ、シュンスケに送る気持ちをしばらくは寿人にまわすことになりそう。
シュンスケファンのみなさん、虫のいいお願いですが、しばらくは私の分もシュンスケ応援よろしくお願いします。
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by windowhead | 2007-10-28 23:24 | 紙のフットボール | Comments(1)

俊輔がバロンドール候補者名簿にはいっている!

フランスフットボール誌で、今年のバロンドール候補者50人が発表されていました。
http://www.francefootball.fr/FF/211007_BALLONDOR2007.html

よくよく見ると、Shunsuke Nakamura (Celtic Glasgow), Japon.とあるではないですか!!

まあ、スコティッシュプレミアリーグの最優秀選手ですし、FIFAが選ぶ昨シーズン活躍した50人にも選ばれていたし、昨年のCLでの印象的な活躍シーンを考えると名前があがるのは妥当なところですよね。
そうそうたるメンバーのなかですから、受賞ははじめから無理とわかっていますが、Shunsuke Nakamuraの存在はスコットランドと日本以外でもきっちりと認められていることがうれしい。

バロンドールなんて日本人には夢の賞だなあと思っていたのですが、ついに俊輔もバロンドールの候補者に名をつらねることができるようになったんだなあ。

いつも思うのだけど、中村俊輔の評価が一番低いのは日本なのかもしれない。評論家も素人評論家もサッカーファンも俊輔の評価はいつも手厳しい。
しかし、そんな中で中村俊輔は、サッカー先進地にあって、こつこつと日本人サッカー選手の評価をアップしてくれている。技術がある、人気がある、強い日本人選手としてヨーロッパで評価された選手は中田英寿氏たちがいたが、現地のサポーターから尊敬という気持ちをもたれているのは俊輔がはじめてではないだろうか。日本の選手たちやサッカー界は、きっと俊輔ありがとうと思ってくれていることだろう。

バロンドールは、カカとメッシとC.ロナウドが争うんだろうなあ。
今年は、カカに取ってほしい。
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by windowhead | 2007-10-22 06:40 | 紙のフットボール | Comments(3)

サッカーは東高西低?広島の勝ちを祈るばかり

「うーん、広島は入れ替え戦に巻き込まれますねえ」
NHKのサッカー番組での山本昌邦氏の言葉に、「ちょっと、言いすぎ!」とクレームつけながら、広島の今後のスケジュールを眺めると、ちょっと気持ちが沈む。
入れ替え戦すれすれの15位の広島。
残り試合は、ジェフ千葉、清水エスパルス、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、ガンバ大阪。
うーん、と考え込んでしまう。
でも、勝ってもらわないと困る。

広島在住でも、サンフレッチェサポーターでも、紫がラッキーカラーでもないんだけど、どこかでシンパシーを持ってしまうなにかが、サンフレッチェ広島にはある。
リーグの中位くらいに位置しているときにはそれほど気にもしていなかったが、入れ替え戦圏内まで落ちてきたら、どうしても気になって毎回勝ってよ!とひそかに祈っている自分がいる。(最近は中村俊輔のセルティックの試合より気になっている…だから、レンジャーズに負けてしまった。ごめん、シュンスケ)
佐藤寿人が好きだし、柏木が好きだし、槙野や駒野が好きだからかもしれない。
彼らをJ1で見られなくなるのは絶対にいやだ。
さらに、日本代表への道も閉ざされる。
代表入りの可能性も高い柏木など移籍をそそのかす人もでるかもしれない。でも柏木は広島のユースが育てた逸材じゃない。未来の広島の大看板だよ。離れてほしくない。
苦しい決断で移籍してきて、大病から生還して、広島とともにありたいと決意してがんばっていた佐藤寿人から笑顔が遠くなっているのがつらい。
だからといって、なにか手助けになることができるわけでもない。
ただただ、ゲームのある日に「勝ってよね。寿人が得点できますように」と念を送る手立てしかないわけだけど。
気になる程度の私がこれだから、サポーターの人たちは、もう大変なんだろう。

大分も危ない。14位。
梅崎だって、大分ユースの生え抜き。長崎県諌早市生まれの彼は、近くにあの国見高校があるのに、大分クラブユースを選んで高校から大分に行った選手。大分の梅崎として見ていたい。

もしももしももしも、万が一、どちらかが降格すれば、神戸から西のチームはJ1に1つしかなくなる。
J2を見てみると、コンサドーレ札幌とヴェルディが昇格しそう。仙台だって入れ替え戦で上がる可能性がある。反面、西側の福岡や鳥栖は完全に昇格は無理そうだし、セ大阪や京都もなかなか上がれないでいる。
サッカー戦力図は完全な東高西低。なぜなんだろう。
このままで行けば、オールスターの東西分けが多摩川あたりになって、WESTを背負ったボンバーや憲剛なんて不思議な絵をみることになるのかも。

西の雄・ガンバには絶対に負けてほしくないんだけど、個人的には、サンフレッチェ広島のJ1残留を一番に願うところ。
佐藤寿人の満面の笑顔が見たい!!

広島のサポーターさん、よそ者が応援するには、どうすれがいいのかしら?
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by windowhead | 2007-10-21 12:54 | 紙のフットボール | Comments(5)

亀田事件でサッカー選手の質の高さを再確認しちゃったね。

協栄ジム会長と亀田親子の「謝罪会見」という名目の開き直り会見をみて、悲しくなった。
朝青龍のだんまりにしても、亀田親子の開き直りにしても、心から謝罪したいと思っていない人の姿は同じようにふてくされて見える。いや、ふてくされている。
彼らは一様に、内心は自分たちのどこが悪いと思っているだろう。そして、マスコミだって世間だって自分たちを持ち上げていただろうと嘯いているだろう。それに呼応するかのように、ワイドショーコメンテーターたちのなかには、協会だったり、世間だったり、マスコミだったりを批判する似非知識人たちがでてくる。
それで、当事者たちは自分は被害者だと思い込み、本来反省すべきことがうやむやになっていく。
朝青龍だって、亀田次男だって、間違いなく悪いことをやってしまったのだという認識が本人からも世間や周囲からも欠落していくのが怖い。

亀田次男のあの恥ずかしい反則行為を、18歳の未熟さがなしたことだから大目に見てやってほしいとのニュアンスの言葉がボクシング関係者やコメンテーターから出てきていたが、スポーツの世界に入ったからには、何歳だってルールを守ることはあたりまえのことではないか。そんなことは、4歳のサッカー小僧だって知っている。フェアプレーができないことはスポーツマンとしても人間としても一番恥ずべきことだと、真っ先に教えられているはずだ。

とても残念なことがある。昨日の朝のワイドショーで司会を務めるお笑いタレント・加藤浩二が「亀田次男を非難することで、「やんちゃ」が悪いということになり、「やんちゃ」な人物が否定されていくことが残念だ」との趣旨のことを言っていた。彼の感覚では亀田次男のこれまでと今回の姿は「やんちゃ」でかたずけられることらしい。
加藤浩二というお笑いタレントがそう思うことはどうでもいいことだ。だが、彼はTBSでサッカー番組のメイン司会を受け持っている。毎試合フェアプレー宣言のフラッグが選手を先導するサッカーの世界をPRする番組のアンカーマンが、悪質な反則を行った選手を「やんちゃ」という言葉で擁護する姿勢はサッカーへの冒涜ではないだろうか。
18歳の亀田次男が無言で2分間で会見場を去った日の夜、19歳の柏木や内田や森嶋たちがドーハで戦っていた。悪質なファウルで削られても黙々と起き上がり、必死に走ってボールを追っていた。どんな状況であっても自分を失わない、若くても精神的に未熟であってはならないという自制心をもってプレーできている彼らを 加藤浩二は面白みのない選手とでもいうのだろうか。

毎試合毎試合、何度もピッチに転がされては起き上がり、ブーイングや批評にさらされるサッカー選手たちがどれだけ精神的にも鍛え上げられているかということを、今回の亀田事件で改めて感じ取ることができた。
サッカーの世界には、多くの優れた指導者や先輩たちがいる。チームというのは他人の集まりでお互いをリスペクトしながら競い合い助け合うのだということが当たり前のように根付いている。そんなサッカーと選手たちを応援できることをちょっと誇らしく思った。

加藤浩二に言いたい。
亀田一家のように責任もとれないふてくされを「やんちゃ」って言わない。
祖国の偉大な先輩フォンミョンボの背番号を背負いながらも日本国籍を選んだ22歳の李。
目立つことで自分を追い込みたいと髪をシルバーに染めたハナペチャ柏木19歳。
できちゃった婚新婚1ヶ月で19歳のパパになって子煩悩を発揮している安田ミチ。
ブタモリシなんて言われても痩せもせず持ち前の明るさを振りまき、何度も何度も起き上がりとゴールを攻める森嶋19歳。
亀田兄弟と同じような年齢でも、彼らの責任の背負い方や責任の取り方、あっけらかんとした生き方のほうがよっぽど「やんちゃ」に見えるのだが、どうだろう。
40歳でも必死でボールを追う「キングカズ」を筆頭に、サッカー界には愛すべき「やんちゃ」がたくさんいる。

ささやかかもしれないがサッカーを飯の種の一部にしているのなら、加藤浩次には、もっと真摯にサッカーや選手と向き合ってその根っこにあるすばらしさを見極わめる力を養ってほしいと思った。
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by windowhead | 2007-10-18 12:36 | 男たちの眺め | Comments(6)

坂本龍馬は長崎くんちを見たのか?

明日10月7日から3日間、長崎は1年で一番華やかな時を迎える。
諏訪神社の秋の大祭「くんち」が執り行われる。
早朝から諏訪神社の境内で奉納踊りが執り行われ、その後奉納の出し物は町中を練り歩いて軒先廻りをする。午後になると諏訪神社から御神体を乗せたお神輿が大波止のお旅所に向かって御下りが執り行われ、諏訪神社の神様は9日の午後の御上りまで、お旅所に留まられることになる。
この秋の大祭は、幕末も行われていた。

「龍馬が愛したコーヒー」の社長で長崎龍馬会の金子君から、興味深いメールが来た。
「坂本龍馬はくんちを見ていた!」というものだ。

慶応3年9月11日(旧暦)の佐々木高行日記にこのようなフレーズがある。
「早天より昨日評議せる書き取り致し候ところ、商会より山崎直之進あわただしく来たり曰く、今朝諏訪神祭りにつき、下代島村雄二郎、田所安吾両人、波止場へ神輿を見物に罷りこし候途中、外国人両人とりあわし、ついに雄二郎より外国人へ疵をつけ候。右外国人は米一人ジョージアンデルソン英一人エドワードワルレン趣き相わかり候。それにつき、商会にて評議いたし候ところ、隠密にいたし早々、雄二郎、安吾は帰国したき様致す為、この段お届け仕しことなり。よってその場に居合わせたる者、種々の議論起こる。…

諏訪神社のお神輿を見に行った土佐商会の2人が外国人傷害事件を起こした。土佐商会ではこのことを隠して二人を国に帰すつもりと、佐々木高行に報告があったというものだ。

この議論の中に坂本龍馬の意見がある。
その場に居合わせた人の多くは、土佐商会の岩崎弥太郎の「隠してしまおう」という意見に賛成だったが、龍馬は、「やっとイカルス号事件の嫌疑が晴れたばかり。今度の事件を隠すと、後でばれたとき、イカルス号事件を蒸し返すことになる。奉行所に届けるべき」と主張している。多くの反対があったが、結局事件を奉行所と英国領事館に届け出ている。

このときの龍馬の落胆した様子が「土佐勤皇史」の中に書かれている。障害事件の第一報を聞いた龍馬は、柱によりかかり大きな息をして「またやったか」とつぶやいたそうだ。


土佐藩と龍馬がイカルス号事件の解決に追われる中、薩摩と長州は着々と倒幕の準備をすすめていた。薩長の思惑がわかる龍馬にとって、こんなことで時間をとっている場合じゃないのにと、情けなかったことだろう。

たしかに龍馬は長崎くんちの期間に長崎にいた。
彼の長崎での行動範囲はくんちの賑わいと重なる。
しかし、当時の龍馬は祭りを楽しむ気分にはなれなかっただろう。
いや、龍馬が目指す世界や新しい国の姿のダイナミックさからしたら、長崎の祭りなんか退屈な空騒ぎにしか見えなかったかもしれない。

くんちも終わった9月18日(旧暦)、龍馬は土佐にライフル1300挺を輸送するため岡内俊太郎・戸田雅楽・千屋寅之助らと震天丸に乗船し、長崎を出帆した。土佐へ錦を飾る船旅に出ることになったとともに、この日が龍馬が長崎の地を踏む最後の日になった。
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by windowhead | 2007-10-07 02:35 | 長崎と幕末維新 | Comments(0)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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