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市民の声を形にすると…

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長崎市では、今、県庁庁舎の移転問題でゆれている。
かつて岬の教会がありその後長崎奉行所西役所として幕末は長崎海軍伝習所も置かれた歴史的な場所、港を望む坂の上に立っている県庁庁舎を長崎駅となりのベイエリアの埋立地に移転すると言う。
案として出されているが、既にそのための埋め立ては済んでいるし、アクセス道路もできている。いつのまにか既成事実のように用地が準備されていて、建設するばかりの状態になって、その事実が市民に提示されたような印象だ。

移転の理由は、現在の庁舎が老朽化していること。耐震構造でない。手狭になり周辺のビルにフロアを借りている状態で無駄な出費がある。などらしい。
県の財政が豊かならまだしも、構造的不況で税収は赤字つづきで基金を取り崩しているという状態。さらに整備新幹線事業などもあり借金は増える一方と県民も心配している状態で、何で今県庁庁舎の移転新設なのか?と長崎市民は疑問に思っている。
県庁や県警本部など非常時の危機管理の中枢は安全な施設にするべきとの話も出ているが、昔からの堅牢な丘の上と、ベイエリアの埋立地では、立地だけでも前者のほうが安全と思うのだが。
更に長崎県は、学校の耐震化が日本でもっとも遅れているという。市民や父母たちから県庁より学校の耐震化のほうが先だろうとの声があがるのもわかる。
さらにさらに、長崎市以外の市町村からは、移転するのなら何も長崎市にこだわる必要はなく県央に持っていくのが立地としても公平だとの声もでている。
行政の側は、新幹線もそうだが、今回の県庁移転事業も、県民の声を反映しての事業だと強弁する。


現在県庁があり移転の場所でもある長崎市民の声はどうなのか?
長崎のタウン誌「ザながさき」が長崎駅前と浜の町アーケード内で直接その声を集めていた。

ボードに表れた数の差は形に表われた市民の声。
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by windowhead | 2008-10-26 00:43 | 日日抄 | Comments(0)

キングカズは美しかった。

BS日テレでJリーグ百年構想のPRのような番組が放映されている。
昨日は横浜FCの三浦知良選手=キングカズの個人の歴史を追いながら、彼のインタビューを交えて、現在のようすなどが紹介されていた。

改めて素晴らしい人だなあと感服している。
日本人プロサッカー選手でもっともJリーグや日本サッカー界に貢献している人であることは間違いないし、現在最も尊敬されている日本人サッカー選手だ。
本当に芯のぶれていない人物だ。

そんな圧倒的な存在であっても、根っこはブラジルに渡ったときのサッカー少年のまま。
40歳を越えた今も、彼はサッカー選手であり続けることが当たり前のようにサッカー選手であろうと努力している。短く刈った髪には白髪も混じる。こけた頬にはほうれい線だってある。それでも当たり前のようにサッカーをしている。当たり前のようにプレーするにはきっと影で涙ぐましい努力をしているのだろうが、そんなそぶりはどこにも見せず、横浜FCの選手たちと同じように練習をこなしている。
この人は、サッカー選手でありつづけることが自然なことなのだ。
キングカズのサッカー人生は、決して輝かしい栄光への道ばかりではなかった。どちらかというと挑戦と挫折、彼と周囲の意識のギャップの中でもどかしくくやしいことのほうが多かったはずだ。それでも、サッカー以外の地位や名誉などの誘惑には乗らないクレバーな人間性を自分の中に育てている。サッカー中心であっても、決して社会音痴ではなく、礼儀正しく、言葉使いや話し方も自然であり品格すら漂う。

先日、プロ野球の清原選手が引退したとき、感想を聞かれたキングカズの言葉にあっけにとられると同時に大いに感動した。
「清原選手の引退は惜しい。まだまだ彼はプレーできるはずだがプレーする場がない。その点、サッカー選手である自分たちは恵まれている。J1、J2,JFLと、プレーし続けながらまた上に上がるチャンスを狙う場がある。」と。
キングカズにとっては、J1もJ2もJFLも同じフィールドなのだ。J2もJFLも落ちる場所ではなく上を目指す場所なのだ。たしかにスポーツ選手であればカズの発想のほうが正しいのかもしれない。

三浦知良という人は、「美しい」と思った。
日本サッカー協会という組織のトップが三浦知良になったとき、本当の日本サッカーが確立するのかもしれない。



なんでも、中田英寿さんが、サッカー界引退後初めて、東ハト製菓の役員会に顔を出したとの記事を読んだ。そうかまだ東ハト製菓は中田氏を役員にいれていたんだ。
それにしても、どんな風の吹き回しだろう。
もしかしたらイタリアサッカーバブルの恩恵もあって超セレブにのし上がった彼にもサブプライムローン崩壊による経済不安の波が押し寄せているのだろうか。円高になってドル建てで暮らすより円の世界で仕事したほうがよさそうと思ったのかな。
この人はもう少し自然体になったほうが魅力的なのだが、未だに引き算のおしゃれができない人。残念だか、人物の美しさではキングカズの足元にも及ばない。


円高とヨーロッパやアメリカの経済不安は、俊輔ファンにとってもひとごとではない。
日産の車の輸出が頭打ちになれば、マリノスへの影響も出てくるのでは…。
マリノスさんは、俊輔獲得のための資金を日産にお願いしているみたいだし、場合によっては俊輔の移籍金がだせなくなるんじゃないかな。
そうなると、俊輔君はあと数年ヨーロッパでサッカーをすることになるかもしれない。
すでに彼はそのような状況も含めて、ライフプランの軌道修正しているのかもしれない。
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by windowhead | 2008-10-18 15:29 | 紙のフットボール | Comments(0)

中村俊輔は、すでに機上の人に…

無能な指揮官の下で戦い、流血までして(俊ちゃん、流血似合わね~、ヤット君もね)奮闘した中村俊輔は、すでに日本を飛び立っていた。
さきほど、俊輔たちのブログをのぞいたら、午前10時10分付けで成田空港での写真がアップされていた。これからグラスゴーに帰ります。また代表によばれるように、セルティックでがんばります。と言うようなコメントとともに。
試合終了からわずか半日。
久しぶりの日本でリラックスする暇もなく、私たちより早起きして空港に向かったのだろう。
セルティックに帰れば、18日にアウエー・インバネス戦が待っている。ネス湖の下河口あたりまで移動してのゲーム。去年のインバネス戦はみぞれまじりだったっけ。
そして21日は、マンチェスターに移動して、チャンピオンズリーグのマンチェスターUとの試合。ロナウド、ルーニー、テベスは好調の模様。きっと厳しい戦いになるだろう。
その後も、25日のハイバーニアン戦、28日のリーグ杯キルマーノック戦と、中2日、3日の厳しいスケジュールが続く。本当にお疲れ様。

本当に本当に、今回はお疲れ様と言いたい。
UAE戦、ウズベキスタン戦合わせて、どれだけチャンスに繋がるパスを送り込んだだろう。これでもか、これでもかと精度の高いパスを入れるが、そのほとんどはありえないような雑なシュートで無駄になっている。FWたちは、俊輔をピッチングマシーンとでも思っているのだろうか。
捕虜が積み上げたレンガをその脇から壊していき、永遠に完成させないという罰がどこかの国にあったらしいが、この2試合の俊輔の姿がこの捕虜に重なる。
観ているこちらが、もうやってられないよなあ~とため息だが、俊輔はどう思っていただろう。

セルティックのゲームを見ていると、俊輔にボールが渡るやいなやさっと動き出す選手たちがいる。俊輔が蹴るのを見て動くのではなく、渡ったとたんにスペースに走りこんでいく。その選手の目指すポイントにジャストフィットのボールが俊輔から蹴りこまれる。選手はそのままシュートを打つ。もちろん枠内ですよ。よしんばキーパーにはじかれても、そこに他の選手が走りこんでいて、そのボールをゴールに押し込む。
セルティックの選手たちは俊輔のパスは、ゴールをあげる確立が高いパスだということを知っている。誰もがそのパスが欲しい。だからパスを引き込むように、無駄走りするし、もらったら的確にゴールに押し込む。(あまりはずすと、きっとパスをもらえなくなると思っているはずだ。)そんなパスを日本代表のFWたちは溝に捨てるように使い散らした。
最近の俊輔は、自分もこのパスを呼び込む走りをすることが多くなっている。
最初の交代で岡崎を入れるのでなく、中村憲剛を入れていれば、憲剛が俊輔を使って、チャンスの数を増やすことができたはずなのに。岡崎やこうろぎを使っても中村憲剛を使わないという監督の意図がわからない。

左サイドが機能しないので、右サイドの運動量が比較にならないほど増えていく。さらに、内田が守備に戻るのが遅れるので、俊輔のほうがゴール前に戻るという始末。これだけ人のために動けば、そりゃあ俊輔でなくてもバテるでしょう。それでも、最後の最後まで、精度の高いパスを送っている。
試合終了後、憔悴した俊輔が本当に悔しそうにうなだれて引き上げていった。その後、へらへら
と涼しい顔でロッカーにかえる香川の姿が映し出された。香川はこの試合で何もできなかった。それでも彼は笑っていられるのか。悔しくなかったのか。岡田さんは、こんな選手を背水の陣という試合に先発させたのだ。やはり香川は、もう一度リーグでもまれてくるべきだ。チームをJ1昇格させてから日本代表に戻ってくるくらいの覚悟がなければ、他の代表選手たちに失礼だと思う。


残念な代表戦になったかもしれないが、俊輔なりに久しぶりに日本選手と充実した時間をすごしたのかもしれない。
今朝の中日スポーツのニュースで、長友選手と俊輔とのちょっとほえましい会話が書かれていた。http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/fctokyo/news/200810/CK2008101602000145.html
長友選手、俊輔くんに懐いてくれてありがとう!そして興味深い裏話をありがとう!
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by windowhead | 2008-10-16 15:31 | 紙のフットボール | Comments(2)

ウズベキスタン戦の前だけど…

FC東京の長友選手が練習中の負傷で日本代表から離脱したらしい。サッカーは足でするものだろうが、厳しいぶつかり合いも多いし、休みなく走り回るスポーツなので、負傷はつきものなのだろう。
しかし、最近、「負傷離脱」という言葉をたくさん耳にするような気がするのは私だけ?
オシムさんのときまでは、合宿練習でこれほど負傷離脱はなかったような気がする。
なにが違うのだろうか?
すでに今の日本代表選手たちはオーバーワークであることは間違いない。
どこかに壊れそうな箇所をもちながら、完治させる時間がないためだましだまし使っているという選手たちも多いのではなかな。
あれほど身体のケアに神経を配る中村俊輔もまだ右足首は完治していない。俊輔は今年7月30日に股関節部分のヘルニアの手術をドイツで行い、10日後には試合に登場した。そのヘルニアの部分についてはその後、不安を訴えるコメントは聞かないが、その前からの右足首のほうが完治していないようだ。

長友選手は、3次予選の時も、故障しているのにチームに帯同させられて、故障箇所が悪化したということがあった。若い選手だから身体は大丈夫という安易な思い込みが日本代表の監督、スタッフにあるのではないだろうか。
若いからこそ、身体はまだ成長の途中にあり、不安定なものではないのか。若いからこそ、ここで自分から不調を告げれば、代表に呼んで貰えなくなると言う不安があり、無理をするのではないか。
監督、コーチやフィジカルスタッフは、そのような点にも細心の注意を払って選手をにあたっているのか、その姿勢に疑問がわいてくる。
長友選手の負傷離脱は、日本代表にとっては替えがきくかもしれないが、彼が所属するFC東京にとっては、大きな損失。
前回の怪我のとき、岡田さんがFC東京社長に頭を下げたことで、一応大きな問題にならずにすんだが、今回も怪我させられて返されてたじゃあ、不信感は募るだろう。1週間くらい前の東京中日ニュースで、城副監督が「代表組みの体調が心配」と言っていたが、不幸にもその心配が当ってしまったわけだ。長友選手の離脱は、FC東京にとって、日本代表の何倍も大きな痛手になるだろう。


岡田さんは、なぜか若い選手の登用にこだわる。それも若すぎるほどの選手たちに。
今回も先発に香川を予定しているとの記事が出ていた。右サイドバックは内田を固定している。左も長友が頭角を現しつつあるという感じだった。
彼らはそれぞれにすばらしい選手なのは分かる。しかし、ずば抜けてすばらしい選手とは見えない。
今でも、内田より加地が絶対によかったと思う。これは松木安太郎さんも今日の朝日新聞に「自分が監督なら、頭を下げても加地に代表復帰をお願いする」と書いていた。香川についても長友についても同じだ。
なぜ19歳、20歳にこだわるのだろう?
これは、もしかしたらサッカー協会の集客プランなのか?新しいスターシステムとしての若手の登用なのか?加地のプライドと精神を傷つけても内田を登用したときそんな予感がしていたが…。
それなら、彼らはそのシステムの花になれるほどがんばっているといえるのだろうか?
内田は松木さんも書いているように、鹿島で見せるポテンシャルすらも出せていない。内田は周囲の成熟した選手たちのカバーで、今のプレーができている。それを自覚しているだろうか。
香川も岡田さんお気に入りで慢心が感じられる。彼のプレーに必死さが見えない。
少し前、五輪代表に選ばれた後の広島対セレッソ戦で、柏木に好きなようにやられてセレッソが負けた試合、そのとき香川は泣いたはずだ。日本代表という大きな責任を背負った試合に登場して、引き分けたり負けたとき香川が泣いたのを見ていない。必死さが感じられない若手というのは魅力的でない。
長友は苦労人らしいので、人に対する心配りのようなものがあるのだろう。だから無理をしても言えない、言う勇気がないのかもしれない。しかしそれがもっと大きな負担になることも考える必要があると思う。


だれだって若々しい日本代表が好きだ。
しかし、「若々しい」というのは「未熟と」とは違う。
今の代表の姿は少しいびつな感じがする。ベテランと未熟な選手ばかり。Jリーグでも一番元気なはずの23,4歳前後の選手が少ないと思う。本当に19,20歳を使わないといけないほどその上の世代は人材不足なのだろうか。

トップ下香川の先発予想記事を読んだときから、ウズベキスタン戦への興味が薄れた。今日のウズベキスタン戦の中継シナリオは史上2番目(?)に若いトップ下・香川をフューチャーするようになっているはず。相変わらず、岡田さんはまたもマスコミに媚びてニュース性のあるメンバー編成をしているんだな。

それでも勝たなければいけない。
負ければ真っ先に叩かれるのは、香川でも内田でもなく、ベテランの俊輔であり中澤、遠藤になってくるのだ。
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by windowhead | 2008-10-15 15:36 | 紙のフットボール | Comments(0)

町の映画館で見たい映画「あの日の指輪を待つきみへ」

久しぶりに長崎の繁華街にあるたった1つの町の映画館「長崎セントラル劇場」で映画を見た。
長崎には、つい数年前まで町の映画館がいくつもあったが、ひとつ消え、ふたつ消えして、ついに「長崎セントラル劇場」ひとつになってしまった。(本当はもう1つポルノ専門館はあるのだけど…)
私が言う町の映画館というのには、シネマコンプレックスは入らない。
長崎にもスクリーン数が10くらいあるシネマコンプレックスが2館ある。だから、上映される映画の数が減ったわけではないが、なぜかシネマコンプレックスで観た映画というのは、記憶に残りにくい。
つい1週間前もシネマコンプレックスで「20世紀少年」を見ていたが、それほど強いインパクトが残っているわけではない。映画自体は、原作を19巻までは読んでいたこともあって楽しめたし、続編も観たいと思っているのだけど、この映画を観たと言う行為が記憶から薄れている。
きっと映画館の持つ雰囲気というのがあり、私にはシネマコンプレックスよりは 町の映画館がフィットするのだろう。

昨日、町の映画館で観たのは、「あの日の指輪を待つきみへ」という、たいへん覚えにくいタイトルの映画だ。

1992年のアメリカ。なぜか家族に心を閉ざしている老婦人の元に北アイルランドから「あなたの名前が刻まれた指輪を掘り起こした」という電話が入る。
老婦人には、50年前、輝かしくも悲しい青春があった。彼女は3人の青年たちのマドンナ。3人の青年たちは彼女に恋心をいだきながらも、彼女が愛した一人に彼女を譲り、2人は死ぬまで彼女を見守るナイトに徹するという青年らしい約束をかわす。そしてアメリカの参戦。航空兵だった青年たちは戦地へ飛び立つ…。
1992年のベルファストの丘の上で、戦争の残骸を掘る老人。それを手伝った少年が指輪を掘り起こす。その指輪から、老婦人やそれを取り巻く人々の過去に封じ込めた思いが開放されていく。
そのようなお話。

映画の中には2つの時代がある。
1940年代と1992年。
1992年は現代ととらえていいと言われるかもしれないが、舞台の1つがベルファストであるということから、1992年ももうひとつの歴史の時代だろう。
この映画のポスターやチラシに書かれているコピーに少し注文を付けたい。
「アイルランドの丘で発見された指輪…」
「…ある日突然アイルランドから知らせが届く。」
これは、「アイルランド」ではなく、「北アイルランド」とするべきではないのかと。
1992年頃のベルファストは、あの北アイルランド紛争の最中。イギリス陸軍と北アイルランド警察の連合軍とIRAとの武力衝突が激しくなり、ベルファスト市中では、日常的に爆弾テロや市民も巻き込んだ殺戮が続く非常事態の街。この紛争は1998年のベルファスト合意によるIRAの武装解除まで続いていく。
この映画のもう1つの舞台となったベルファストは、その非常事態の最中なのだ。


シャーリー・マクレーンやクリストファー・プラマーというアメリカ映画の名優が登場し、美人女優ミーシャ・バートン、美男子男優たちのアメリカ部分の華やかな美しさに比べて、ベルファスト部分は実にリアル。そのリアルさのなかに、名優ピート・ボスルスウィトが登場する。
なぜだろう、無骨な労働者階級の代表のようなこの俳優さんが登場しただけで、この映画はシリアスだがその向こうにはきっと小さな希望が見えるはずだと思えてくるのだ。

監督はリチャード・アッテンボロー。すでに80歳を越えているのでは。
ロンドン王立演劇学校出身、ハリウッド映画界で大成功を収め、母国英国王室からナイトの称号を受けた大物監督が、あえて2007年にこの作品を作ったのはどのような心境からだったのだろう。
それが一番知りたい。

堂々とした監督やキャストによる庶民の歴史の物語。
街の映画館の暖かな暗闇の中でゆっくりと観るのが似合う映画だと思う。
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by windowhead | 2008-10-13 13:12 | 至福の観・聞・読 | Comments(0)

TV観戦した「UAE戦」の違和感

両チームとも最初からテストマッチと割り切ったようなゲーム。

日本代表の先発メンバー、トップ下岡崎、左大久保、トップ玉田を見たとき、この期に及んでも少ない対外試合を新しい選手のテストに使うのかと、がっかり。
いくらテストマッチでも、新しい選手、新しいフォーメーションのテストではなく、安定した選手でチームの成熟度をあげるテストをして欲しかった。

ボールはどんどん前線に回っていくのに、フィニッシュが決まらない。
いろいろな形の攻撃パターンは成功しているのに、フィニッシュが決まらない。
ゴールキーパーに抑えられるならまだいいが、ノーマークで決定的なシュートチャンスにさえ、シュートは宇宙開発ばかり。大久保などは、ファンに言わせると動物的感覚の優れたFWらしいが、枠に打てなきゃただのイノシシ。毎回大久保には失望ばかりが募る。


中村憲剛が入って、俊輔との「使い」「使われる」縦の連携が…とワクワクしたが、その時間は短く、俊輔もお役御免。
香川の得点から、さらに大久保、岡崎、こうろぎが自分も得点を!と前がかりになり、SBも上がることばかりに気を取られ(もともと内田は守備意識が薄いけど)、さらに憲剛まで前がかりになったため、後ろががら空きで失点。この失点は、素人の私にも予想できたほど。
経験の浅い選手たちばかりになると全体が見えなくなるんだなあと。おそらく中澤も後ろから見ていて、ヤバイと感じていたに違いない。

前回もそうだったが、巻、佐藤などクレバーで守備もいとわないFWの投入が遅すぎる。ブッチギリ優勝のの立役者・佐藤と、奇跡の連勝で崖っぷちから這い上がっている巻は、いま最も充実して上昇運をもっているFWじゃないのかな。岡田さんには、運も味方につけるくらいの采配をして欲しかった。

全体に、淡々としたゲームを淡々と見たという感じ。


TV観戦が,マッタリした雰囲気になったのは、日テレの実況解説に罪がある。
まるで「高校サッカー選手権」の実況(悪名高いお涙頂戴)のように、選手の個人的エピソードや個人データーの話ばかり。ボールが誰から誰にどのように渡ったかというような臨場感溢れる試合実況は皆無に等しかった。
なにしろ、同点にされて必死の時間に、アナウンサーは大久保選手の子供のしつけ話を語るのだから…ねぇ…あきれた。
武田、北沢両氏も、もっとしっかりその時のプレーを解説して欲しかった。たとえば、憲剛が入った時点で、パサーが二人になったなどと解説していたが、今の俊輔と憲剛は、憲剛が俊輔を「使う」という連携もあるので、そのようなポイントを解説して欲しかったけどね。勉強不足?


で、一番違和感があったのは、岡田さんの顔が書かれた異常に大きい横断幕。
青色で書かれた岡田さんの顔は不気味なだけで、ファイトも可能性も感じさせない。あれだけ大きいのは個人が出しているのではないだろうから、サポーター企業かスタジアム?もしくはサッカー協会が出しているのかしら?
これもまた、TV観戦者のワクワク感を削ぐ。TVでしか観戦できない私たちは選手たちを見たいのだ、溌剌とした選手たちのプレーを見たいのだ。
どうせ書いてくれるならデカモリシの悔し顔のほうがよっぽど希望や笑顔につながる。


このテストマッチがウズベキスタン戦の勝利に繋がるのなら、イライラも落胆も飲み込んで信じるしかない。
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by windowhead | 2008-10-10 00:43 | 紙のフットボール | Comments(2)

プレミアリーグにも影響が出始めたとか

ロイター通信によれば、イングランドプレミアリーグの各クラブの負債はあわせて約30億ポンド(約5270億円)。その3分の1が、マンU,チェルシー、リバプール、アーセナルのビッグ4が計上している。
米国サブプライムローン破綻などから発生し世界的に広がる金融危機は、クラブ経営にも影響を及ぼすのは必至であり、ビッグクラブでも破綻する可能性があり得るという。
欧州サッカーという、私にとってはファンとして身近な対象である世界にも金融危機の波が押し寄せつつあるというのは、思いのほか衝撃的なニュースだった。

もう1つ国内では、福岡博多のど真ん中に建設構想中だったオリエンタルランドの「ディズニーの屋内アミューズメント施設」が建設断念らしい。福岡キャナルシティー隣接であれば、かなりの集客が見込まれるし、福岡へはアジアからの観光客も多いようなので、それなりの収益は見込めるのでは…と素人なりに考えるのだが、九州の中心都市福岡をもってしても、オリエンタルランドが目指す収益は見込めないとの判断なのか。
これももしかしたら、誘致していた不動産会社のほうへの投資や融資が思うようにいかなくなったためなのかもしれない。
日本にも世界的な金融危機の影響は、たしかに出てきていると思う。

与謝野大臣は、日本は経済の底がしっかりしているから、ヨーロッパのような影響はでてこないと言っているが、信じていいのだろうか。東京や首都圏は以前からの好況がまだまだ続いているので危機をかんじることもないのだろうが、地方はずっと冷え込んでいる。知人が店をたたんだり、知り合いの社長さんの会社が倒産したりと、危機感はものすごく身近にある。大丈夫大丈夫と言っておきながら、ある日突然お手上げですと、なにもかも投げ出されるのでは取り返しが付かない。
大きな影響を受けたヨーロッパの不況の波が日本に押し寄せてくることは多かれ少なかれ必至のことだろう。本当にそれにも耐えられるだけ日本の経済の底はしっかりしているのか?


首相は解散選挙より、景気対策と言っている。確かにそうだろう。しかし、具体的にどのような景気対策を考えているのだろう?
今回の首相は、アニメ好きなせいか、ターゲットを決めたらそれを打ち破ることに情熱を燃やしそうなお方。目標達成にまい進する情熱はいいのだが、視野がやや狭くないだろうか。まるで、日本の首相ではない自民党のトップとしての誇りしか彼の頭の中にはないような…。
打倒小沢民主党、総選挙勝利にしかフォーカスしていないような…。
国会の論戦で小沢氏を打ち負かし、民主党に勝つことだけに終始しているような首相。
そのようにしか見えない。

最近、NYにいる知り合いが、メールでとてもおもしろいジョークを送ってくれた。
NYやDCのアッパークラスの人たち向けの紳士服アドバイザーをしている人だが、彼がDCに行った時のこと、ある大学の国防や外交を学ぶクラスで最近こういうジョークが流行ったそうです。

「世界最強の軍隊とは?北朝鮮か中国人の歩兵に日本人の前線指揮官(でも彼らが日本人の言うことを聞くのか?)、ドイツ人の参謀に、アメリカ人の司令官、そして締めは英国人の首相。」

さて、このジョークのオチは、
「この軍隊を弱くするには、首相を日本人に換えればよい。」

というものらしい。
悲しいかな、反論ができない。
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by windowhead | 2008-10-08 13:59 | 私的危機管理 | Comments(0)

「豚足」は見られたのかな?

ヴィジャレアル戦はまたまたトップ下でのスタメン。
昨年のバルサ戦のときは、ご褒美だと言っていたけど、今回はどんな意味が込められていたの、ストラカンさん。

もともと器用な選手(技も頭も)が少ない今シーズンのセルティックの選手たちに、日常とは違うスタメン、それも要の俊輔のポジションが違うんじゃ、敵に対応する前に、味方が戸惑うのは目に見えているのに…。

チームの力の差がありありと見えたビジャレアル戦だった。

それにしても、最近のセルティックは、2年前、3年前のような雄雄しい風格が感じられない。
俊輔が入った頃や、初のCL出場のシーズンは、勝っても負けてもスコットランドらしい素朴で荒削りだが風格が感じられた。
技やパワーで負けても、誇りで守りきる雄雄しさがあった。
それがセルティックの魅力であり、その中で繊細なプレーの俊輔が生き、他の選手たちも俊輔のプレーを信じて走ってくれた。ヤロシクのようにPKやFKを取るのに貢献してくれる選手もいたし、ハートソンやズラスキーのように、自分の役割を理解しているFWもいた。チームを奮い立たせるレノンもいた。
今のセルティックにないのは、チーム愛に溢れた選手がいないことだと思う。

金満チームになったおかげで(これには俊輔が大いに貢献しているのだが…)しっかりとした見極めもないまま手当たり次第に並みの選手を獲得して、チーム内でやたら競争が激しくなっているんじゃないだろうか。誰もが試合に出るとチームプレーより自分のプレーをアピールしたがる。それでゲームプランが崩れている。今のセルティックの選手たちに、俊輔並みのチーム愛が感じられないのが残念でならない。
最近はそんな感じのゲームばかり見ているようで、セルティックのゲームを見る情熱が薄れてきている。

ビジャレアル戦のサマラスを見ているとうんざりしてくる。ワントップのくせに、意味もなくボールをもらいに下がっていくので、中盤にボールが入ったときに、トップがいない。俊輔のところにボールが納まっても速攻がかけられない。スタメンFWは、やはりヘッセリングのほうがいいと思うのだけど。

俊輔は「個人的には純粋に楽しめた」らしい。
それでも、ビジャレアルの感想を聞かれると「サッカーを知っている選手が多くて勉強になった。」本心は、「そんな選手たちと一緒にプレーがしたい!」なのだろう。

以前、俊輔ファンの人と話したが、俊輔は彼以上の選手がひしめいているチームで四苦八苦しているときが、一番成長し輝くんじゃないかということを思い出した。
すでに、スコットランドを離れる時期にきているんだと思う。
それでも、彼が輝くには、次は横浜マリノスではないはずだ。
申し訳ないが今のマリノスには、俊輔がスタメン争いをしなければならないほどの選手がいない。若手にも、カリスマの片鱗が見られる選手がいない。さらに監督も凡才。それに驚くのだが、サポーターを自称する人たちに俊輔イラネ~と否定的な人が多くいる。たしかに今のチームが最高で、外に出た選手は自分たちの選手ではないかもしれない。しかしそれほど俊輔はマリノスに貢献しなかったのだろうか。客観的に見て俊輔を越えてる選手がいると本気で思っているのだろうか。不思議でならない。

最近のセルティックと、ビジャレアル戦を見ていると、またぞろ俊輔はスペインリーグを目指すべきだよと言う封印していた言葉を開放したくなる。
俊輔さん、単身赴任であと2年ほどスペインへ行くという道を選んでみてはどうでしょうか。
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by windowhead | 2008-10-02 13:49 | 紙のフットボール | Comments(4)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead
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