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今年はJリーグを楽しむぞ

またまた録画で、マリノス対ヴィッセル神戸戦を見た。
中村俊輔がマリノスに入って3戦目。
俊輔が海外に出てから、ずっと俊輔中心で見てきているため、その間、Jリーグを見ることも少なくなっていた。
8年ぶりに、がっぷりJリーグを見ることになる。
実は、神戸と言うチームをほとんど知らない。
試合前の俊輔のコメントに、「神戸はハードなあたりを厭わないところがプレミアのようだ」というのがあった。
なるほど、この例えで、なんとなく神戸のプレースタイルがわかる。
選手たちも、タイトなユニフォームのせいもあるのだろうが、胸板が厚くまるでラグビー選手のようだ。
マリノスについてもまだ個々の選手のプレースタイルなど把握できていないのだが、中村俊輔を入れることで、相対的に見えてきた部分もある。
ゲームは、ドローに終わったけど、神戸の三浦監督のスカウティング勝ちという感じ。
神戸のほうが、より真剣に相手チームを研究し対策を練っていた。その成果が現れたようなロスタイムゴール。
マリノスも、楽しいサッカーのためには、お客の前以外のところで、決め細やかな準備と必死の精進をお願いしたい。
俊輔くん、まだまだ本調子が出てきていないけれど、狩野くんや山瀬くんとの連携は進んでいるようだ。山瀬くんが楽しそうなのがなにより。

試合中、接触プレーで神戸の大久保選手が倒れた。
ピッチ上でなかなか起き上がれない大久保選手を心配そうに取り巻く神戸の選手の中に一人マリノスの選手がいた。
接触した選手ではなく、中村俊輔だった。
スポーツ紙記事によれば、試合前、通路に並んだとき、俊輔が大久保選手に「(足の状態は)どう?」と声を掛けたらしい。
大久保選手は「(怪我の足のほうでは)まだ蹴れない。完治はまだまだ」と答えたら、俊輔から「なんで休まないんだ。」と言われたようだ。
「そんな状態ではW杯に出れなくなるよ」と心配しての意見だったらしい。
俊輔は、本気で大久保選手のことを心配している。
いま戦っている2人だが、日本代表チームというもう1つのチームではチームメイト。
W杯に向けて、選ばれるかどうか結果はどうであれ、思い残すことのない最良の状態で挑みたいだろう。
チームメイトにもそうあってほしいだろう。
体のケアに細心の心配りをしている俊輔でも、怪我や故障から無縁ではない。
ファンとしては、選手の怪我がいちばん悲しい。

激しいプレーとラフプレーは違うし、選手の精神的な部分を追い詰めるようなブーイングや、記事などは考えて欲しい。
サッカー選手たちは、私たちよりよっぽど勤勉な人たちだ。
大好きなサッカーのため努力を怠る人はいないはず。それでもできないこともあるだろう。
彼らを信じて、Jリーグでできることを楽しみたい。
もちろん、プレミアもリーガも知っているし、気にならないわけではない。
それでも、この際、この国のサッカーを楽しもうと思う。
マスコミも、メッシやロナウドのゴールを見せると同じだけの時間を割いて、Jリーグを放映してもいいのではないかな。
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by windowhead | 2010-03-30 19:01 | 紙のフットボール | Comments(0)

楽しんで楽しませる

発売中の週間サッカーマガジン(No.1284)の中に、とても共感する文章があった。

西部謙司氏による連載コラム「ゴールのあとの祭り」。今回のタイトルは「楽しんで、楽しませる」。
横浜Fマリノスの木村和司監督と彼のモットーである「サッカーを楽しむ」ことについて書かれている。

木村和司という人は監督になる前からずっと「サッカーを楽しみ、観客を楽しませる」という姿勢と貫いてきた人だという。
横浜Fマリノスの選手にもサッカーを楽しんで欲しいと思っている。
プロのレベルでサッカーを「楽しむ」にはそれなりの力が必要だし、お客を「楽しませる」には、まず勝たなければいけない。
勝つにこだわると「楽しむ」余裕などなくなってしまう。「楽しんで、楽しませる」は、全クラブの理想であっても、現実はそうはいかないものになっているのが、今のJリーグの現状だ。
でも木村和司監督は、本気でそれに取り組もうとしているようだという。
そして、西部氏は、こう結んでいる。(以下、とてもいい文章なので本文から引用させてもらう。)
「…いま、特にサッカーは楽しくなければならないと思っている。子供たちが将来お金を稼ごうと思ったら、ビジネスで成功しようとするなら、野球やゴルフをやるのではないか。
でも、やっぱりサッカーを選ぶ子も多い。楽しいからだ。プロはサッカーの楽しさ、凄さ、奥深さを伝える義務がある。
勝つ楽しさだけなら、サッカーじゃなくてもいいのだ。サッカーだからこその楽しさ、それを追求して表現することを諦めないでほしい。」


確かに、今のJリーグにファンを楽しませ、自分も楽しんでいるプレーヤーがどれだけいるだろうか。
プロ選手の仕事はチームを勝たせることだが、それが選手にとって苦行になっていると、見る側は耐えられなくなる。勝ちにこだわりすぎて、ラフプレーや汚いプレーが多くなるとがっかりしてしまう。
女子供の意見、ライトのファン層の意見と言われるかもしれないが、やはりわくわくするプレーが見たいし、楽しいサッカーが見たい。楽しそうにプレーする選手に声援を送りたいものだ。

先日あるブログで「中村俊輔が復帰戦で楽しそうにプレーしているのを見て、この選手は終わったと思った。彼にはもう世界と戦う闘志がない」と書かれているのをみて、驚いた。
この試合は、1人の選手のクオリティーでチームが躍動し、活性化し、個々の選手の潜在能力まで引き出した好ゲームだったし、マリノスの選手たちがみんな楽しそうにプレーしていた。
それでも、楽しそうにプレーしていると、真剣でないと捉える人もいるのが、日本の実情なのだ。見る側がサッカーの楽しさの幅を狭めているのも現実なのだ。

日本に帰ってきた中村俊輔の使命は、木村和司監督の「楽しんで、楽しませる」という理想を実現することかもしれない。
彼の持ち前のセンスと高い技術力、海外で培ったゲーム感、加えてサッカーが三度の飯より好きというサッカー小僧っぽさは、すでに「楽しい」サッカーを体現している。
木村和司の全盛期のプレーをボールボーイとして間近で見て魅了された少年が、木村和司が初監督をするチームに「別格の存在」として戻ってくるというのもめぐり合わせだ。
「サッカーだからこその楽しさを追求し、表現する」ということは「中村俊輔のこれまでの生き方」そのものでもある。

「木村和司」と「中村俊輔」の融合から、新しい何かが生まれるような期待感がある。
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by windowhead | 2010-03-19 03:29 | 紙のフットボール | Comments(0)

トリコロールの中村俊輔

中村俊輔のJリーグ復帰戦を録画で見ている。
「おかえり 俊輔 (ハートマーク)」 というゲーフラがうれしい。
わざわざ用意してくれたのだろう俊輔が活躍していた頃のユニを着ているサポーターの気持ちがうれしい。
なんだかんだあってもマリノスサポーターたちは俊輔を待っていてくれたんだ。

緊張したといいながらも中村俊輔はとても幸せそうにプレーしている。
シンプルにプレーしているのに、やはりワクワクさせられる。
連携練習をしていないためか、ボールを持った俊輔がパスコースを探すがそこに誰もいないという状態がなんどもあった。
少し疲れているのか、動きに物足りなさを感じたが、それでもキックやトラップの正確さ、ボールキープの巧さは他の選手とはぜんぜん違う。
相手選手の足を削らない効果的なスライディングタックルは、海外経験で培ったもの。
タックルもできないと言われていた「坊ちゃん」が、スマートなタックルを見せつける。
(その前に見た浦和対FC東京、名古屋対川崎戦を見ていても、危険行為と思えるタックルが多くなっているのが気になっていたので、俊輔のフェアなタックルは印象に残った。)
前半、山瀬に絶妙なパスを通したが、これは代表での本多や松井へのパスをイメージしているのかな。
流れの中からの積極的なミドルシュートも何度もチャレンジしていた。

今年のマリノスのユニフォームは正直言ってダサい。そのダサさが、俊輔在籍ころのユニフォームのようなレトロ感につながる。
ぶかぶかの長袖ユニを着て、さくさくとプレーする俊輔を見ていると、2000年頃の俊輔が蘇ってくる。
あの頃のようにファンタジックなプレーを見せてくれるだろうか。つい、そう期待したくなる。
が、今の俊輔は、また違うものをめざしているように感じる。
あの頃の彼は、自分が輝くことを目指していた。今は、きっとチームが勝つことを心底目指しているのだと思う。
チームが勝つことは、自分が輝くことより、さらにエキサイティングなことだということを海外での7年間で身に着けてきた。
どの選手でも「チームのため」と口にするが、その重さを知って語れる選手は少ない。
中村俊輔が海外で学んできたことは、「本物の存在感とはなにか」ということかもしれない。
セルティックでのレノンのような存在は、俊輔のキャラではないが、だからこそ彼はそれを目標にしているのかもしれない。

トリコロールの中村俊輔は、セルティックグリーンの中村俊輔にくらべて、若やいで見えた。
故郷でプレーできる安堵と幸福感がそう見せるのかもしれない。だからといって、中村俊輔のチャレンジが終わったわけではないだろう。
努力家の彼は、すでに新しい壁を見つけているはず。だから、私たちも違った形で悩める俊輔をみることになるだろうし、それを越える彼を見ることができるはず。


次は川崎フロンターレ戦。
俊輔の同窓生・佐原秀樹は、只今故障中。
稲本よりも、中村憲剛よりも、佐原秀樹との対戦を楽しみにしていたが、これは9月までおあづけのよう。


そうそう、ウエストコースト長崎のJFLチーム・Vファーレン長崎も白星スタート。
チームのサポート企業ジャパネットたかたの高田社長も応援に駆けつけていた。
「バックアップは任せて、選手のみんなは思いっきりプレーして欲しい」という頼もしい言葉も高田社長から聞かれたし、もっと楽しくプレーすることでサポーターの人を沸かせたいという佐藤由紀彦キャプテンの言葉もうれしい。
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by windowhead | 2010-03-15 13:58 | 紙のフットボール | Comments(0)

「マグロ」はつまむもの

「サンデモーニング」という番組で、地中海・大西洋産クロマグロ(本マグロ)の輸出入禁止について、出演者がコメントしていたが、、そのなかで、写真家・浅井慎平さんの言葉は、目から鱗だった。

「マグロは食べるんじゃない、つまむものですよ」


そういえば、昔から寿司を食べることをは「つまむ」と表現していた。
腹いっぱいになるまで掻きこむ食べ物ではなく、味を楽しみ、小腹を満たす程度に食べるもの。
さまざまなネタの美味しさを職人の技と一緒に楽しむのが寿司。
寿司屋で、お任せとか一人前握ってもらうと、マグロは1つか2つしか供されない。
最初から最後までマグロづくしで握ってもらうのも勝手だが、大枚をはたいたからといって尊敬される上客にはなれそうもない。

海の幸が豊富な土地に住んでいるので、幸か不幸か回転寿司を楽しむことが少ないので現状を知らないが、人の話では、最初から最後までマグロばかり、雲丹や蟹ばかり食べる人が多いらしい。
高価だから貴重品だから腹いっぱいマグロを食べるのもいいが、少ない美味を分け合って楽しむのも日本の食文化ではないのかな。

毎日、TVの中で、お笑いタレントやおばかアイドルたちが、奇声を発しながら、高級食材にかぶりついている画を見せられる。
焼肉とマグロと蟹とフォアグラとキャビアと鱶鰭と…彼らの食べ方を見ていると、食を楽しむというより贅を貪るという風にしか見えない。

マグロや鯨など、世界的な資源保護や環境保護の問題を盾に一方的な漁獲の禁止やエキセントリックな攻撃を受けると日本人として腹が立つ。
しかし、マグロや鯨などを食べることを日本の食文化というのであれば、資源としての歴史だけでなく、食への精神性や文化性についてもきちんと提示することも大切ではないのかな。

「マグロはつまむもの」という寿司の文化を再認識するだけで、そして世界に伝えるだけで、少しはマグロの消費量は減るだろう。
少ない資源は守りながら、育てながら、分け合って。
食料自給率の低い日本が、食資源問題で孤立することが一番こわいことのような気がするのだけど
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by windowhead | 2010-03-14 15:38 | 日日抄 | Comments(0)

Vファーレン長崎の佐藤由紀彦

長崎駅前のひろばで、Vファーレン長崎の開幕戦にむけての挨拶とサイン会のようなものが開かれていた。

サッカーファンではあるが、地元のクラブチームには、とんと興味がなかった。
せめてJ2であれば、ゲームが楽しめそうだが、JFLじゃあねえ…。というのが、偽らざる心境。
それでも、昨シーズンあたりから、少しだけ気になるチームになりつつあった。
それは、佐藤由紀彦が、加入したという情報があったからだ。

あの、佐藤由紀彦が?

そして、今シーズン、佐藤由紀彦はVファーレン長崎のキャプテンだという。

ひろばに設置されたステージに全選手たちがならぶ。司会者からもっとも離れた位置に立っている由紀彦。
色黒の小顔につぶらな瞳は、間違いなくあの佐藤由紀彦選手。
もう10年近くまえから、TVや雑誌でみていた選手。FC東京の昇格、岡田監督時代のFマリノスで活躍したプリンス。あのころからすると目じりの小じわは増えたが、ベビーフェイスな小顔は変わらない。
今シーズンのJリーグ選手名鑑で、あの日本代表FW岡崎慎二選手が尊敬する選手として佐藤由紀彦選手をあげていた。FC東京やマリノス、柏のサポーターたちには、いまだに佐藤由紀彦を好感をもって語る人も多い。そんな愛された選手。
まぎれもなく、あの佐藤由紀彦が、地元のちいさなチームにきてくれたのだ。
この目でVファーレン長崎のウエア姿の彼を見て、感慨深い。
つい、チーム発行の小冊子を購入して、サインの列にならんでしまった。
サインをもらう時、「FC東京時代から見ていますよ」と伝えると、明るい表情で「頑張りますから、応援してください」と言って、しっかりとした握手を返してくれた。
あの佐藤由紀彦から、「応援してください」と言われちゃ、知らん振りはできないなあ。
なかなかグランドにはいけなくても、後援会ぐらいは入会しよう。


小冊子を読んで、プリンスと呼ばれた選手が、かっこいいセカンドキャリアをえらばず、一生サッカー小僧でいることを選んだ熱さを知った。

Vファーレンでのプレーを見たくなった。

開幕戦は、3月14日、13:00 ホーム(かきどまり陸上競技場) 対戦相手はホンダロック

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by windowhead | 2010-03-08 03:34 | 紙のフットボール | Comments(0)

中村俊輔がJリーグに帰ってきた

中村俊輔がJリーグに帰ってきた。
俊輔の海外挑戦を楽しみにしてきた身には一抹の寂しさはあるが、彼が選んだのだから、受け入れるしかない。

逃げない選択をし続けてきた俊輔にとって、中途半端な今回の選択は、とても悔しいものだったろうが、それを選ばせるほど、W杯は大きなものなのだろう。

ならば、なぜマリノスを蹴ってまで、エスパニョール移籍をしたのか、と言う向きもあるだろうが、エスパ移籍をきめたころは、そのチャレンジでも勝算があったからだろう。

サッカーダイジェストにも書かれていたが、俊輔の予測を大きく狂わせたことのひとつに、開幕直前のキャプテン・ハルケ選手の突然死があった。
エスパニョールというチームは、華麗なパスサッカーが特徴のリーガにあって、そのスタイルをもたない数チームの1つ。中盤を省略してどんどん前に蹴りこむイタリアみたいなサッカースタイルのチーム。
そのチームが、パスサッカーへと幅を広げるため中盤にスキルの高い選手を補強したかった。そこで白羽の矢が立ったのが中村俊輔だった。
ところが、新しいチーム作りの最中にキャプテンの突然死があり、チーム作りが遅れ、さらに開幕数試合の負けが込んできたため、とにかく結果を出すためには、新しいチーム作りはひとまずおあずけにして、これまでの慣れ親しんだスタイルで戦うほうが手っ取り早く勝てると選択したらしい。
慣れ親しんだスタイルになると、中盤を組み立てる選手は要らなくなる。中盤の選手はFW的な動きのみがもおめられる。俊輔にもレッジーナ移籍当時のような動きがもとめられることになる。
ここで、エスパのスタイルと日本代表のスタイルは大きく違ったものになってくる。
W杯があと1年先であればエスパのスタイルをこなしながら代表に合流できるのだろうが、あと3ヶ月しかないとなると、それには時間がない。
また、いまの代表のスタイルは、その底流にオシム監督が作った日本らしいサッカーがあり、俊輔が理想とする形にも近い。彼の信念からいっても、代表のサッカーを選ぶことが、自分のサッカーを進めることになる。そこで、スペインでの夢を頓挫させても日本復帰をえらんだということらしい。

しかし、中村俊輔は、ある意味幸せ者。
彼のマリノス愛の強さは尋常ではなかった、ずっと日本に帰るならマリノスと言っていたが、その想いが叶えられたかたちになった。7か月前の移籍トラブルはなんだったの?というぐらいすんなりとマリノス移籍が決った。俊輔とマリノス側にはなんの遺恨も残ってなかった。
しかし、それに振り回された俊輔ファンやマリノスサポーターはまだまだ複雑な思いを抱えているようだ。
思いの整理がつかないまま俊輔のいるマリノス、マリノスの俊輔を応援することになりそうだ。

それでも、やっぱり中村俊輔を見守り、彼の選択がよりよい結果に繋がることを願うことにしよう。
出場機会が減っていた俊輔に何度も電話して励まし、自分のチームに来ないかとまで誘ってくれたゴードン・ストラカン監督(前セルティック監督)に安心してもらうためにも、セルティックと俊輔を応援し続けたファンたちが俊輔を後押ししなくちゃね。
私もそのひとり。

魅力的なチームはサンフレッチェだが、マリノスがどんなスタイルになるのか、興味はある。
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by windowhead | 2010-03-03 03:25 | 紙のフットボール | Comments(0)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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