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「八重の桜 第17回」と長崎

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昨夜放送の「八重の桜=長崎からの贈物」の録画を見ている。
山本覚馬の長崎行きが思った以上に詳しく描かれていてうれしい。
特に、長崎で出会う外国人たちがきちんと描かれていた。
覚馬の将来を左右する「管見(かんけん)」には、彼らのこと、彼らが教えてくれたことがベースになった提案がたくさんでてくる。長崎行きは、山本覚馬を大きく成長させた。

「精得館」は長崎医学伝習所のポンぺと松本良順の熱意で作られた日本初の西洋式病棟を持つ病院「小島養生所」が改名したもの。当時の教授は、ポンぺの後に来日したアントニウス・ボードウィン。彼は眼科の医者で、当時西洋でも最新式の検眼器なども精得館に装備していた。失明の危機にある覚馬は藁にもすがる気持ちで彼のもとを訪ねたのだろう。「精得館」には、化学教室「分析窮理所」があり、オランダの化学者ハラタマが教えていた。彼も覚馬に影響を与えた一人だ。

ふと思い出したんだけど、漫画「JINー仁」でタイムスリップした南方先生が「精得館」を訪れたのもこの時期か少し前だったんだ。南方先生はここで、グラバーの目の怪我の手術を成功させたけれど、当時の医学の力では、覚馬の眼病はまだ治療不可能なものだった。


オランダ領事アルフォンス・ボードウィンはボードウィン医師の弟。
覚馬にプロシア人のレーマン&ハルトマン商会を紹介したのはボードウィン領事ではないかと思う。
レーマン&ハルトマン商会の名前だが、以前龍馬がいろは丸に積み込んだ銃を買ったのがオランダ人のレーマン&ハットマン商会だと聞いたことがある。しかしこれはおそらく今回登場した「レーマン&ハルトマン商会」のことだとおもう。なぜなら、当時レーマン&ハルトマン商会はボードウィンの配慮で出島に置かれていたし、カール・レーマンはその前オランダ人技師として長崎熔鉄所に雇われていたので、オランダ人と認識されていたのかもしれない。


ドラマでカール・レーマンを登場させてくれるとは思わなかった。ということは……と、後半の展開が予想されるが、予想通りに描かれるかな?
カール・レーマンについては、足立仁十郎を調べているころからずっと追いかけてきた外国人なのでここで陽の目をみたなあと、ちょっと感慨深い。
レーマンへのこだわりがある私にとって、今回一番感激したシーンは、佐藤B作さん演じる田中土佐が、容保公にカールレーマンと開港前の神戸で面会したというシーンだ。
レーマンが開港前の神戸に踏み込んで捕えられたという記録がある。
そして、実は田中土佐に、さらに面白い提案をしている。
会津藩の将来に向けての一大プロジェクト!これ、10月に出版された本にもちょいと書いたけど。
歴史にifは意味のないものだが、会津藩が、覚馬が、あと1,2年前、カールレーマンと出会っていたら会津はおもしろい存在になっていたかもしれない。


実は、今回の山本覚馬の長崎行きと外国人との出会いについては、私も昨年10月に出版された「新島八重を歩く」(星亮一+戊辰戦争研究会編、潮書房光人社)の中に執筆させてもらっていた。

書いたころは、新島八重や会津が中心の本に長崎が出てくるのは場違いかなあと思ったのだが、NHKさんもここまでしっかり山本覚馬と長崎や外国人との出会いをドラマに表してくれたので、自分が選んだテーマがそれほど場違いでないのがわかってホッとしたりしている。

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八重の桜と旅と歴史ファンのみなさん、みなさんの興味を満足させる1冊なら
「新島八重を歩く」をお勧めします!
今からでも、読んでください!長崎市の図書館にありますし、書店にもまだ並んでいます。
よろしく~~~~!
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by windowhead | 2013-04-29 13:36 | 長崎と幕末維新 | Comments(6)

長崎港、帆船でにぎやか

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ことしも「日本丸」が来てくれた。
長崎は昨日から(?)「帆船まつり」
毎年見るけど、「日本丸」は本当に見飽きない。
美しい船

「観光丸」も満艦飾
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「観光丸」は、1855年(安政2年)、長崎海軍伝習所練習艦としてオランダから徳川幕府へ贈呈されたスムービング号という名の軍艦。幕府初所有の木造蒸気船。

スムービングは、「観光丸」と名付けられた。
「観光」とは今のような娯楽気分で見て回る旅の意味ではなく、
「易経」にある「観国之光 利用賓于王」からとったもので「観光」とは「国の光を見る」という意味。
現在の観光という言葉は、もっと後の時代にこの言葉からとったものらしい。
いま長崎港にいる観光丸は国立アムステルダム海事博物館所蔵の設計図面と模型を基に、オランダのハウスデン市にあるフェロルメ造船所に発注された復元船。ハウステンボスが所有して、最近は長崎港を母港にしているみたい。

韓国のスクーナー型帆船「コリアナ」(手前)と「観光丸」
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「コリアナ」に興味があった
スクーナー型といえば、つい最近まで書いていた依頼原稿の中に出てくる船がスクーナー型だった。
幕末、イギリス・ヴィクトリア女王から徳川幕府の贈られた「エンペラー号」。
この船がスクーナー型だった。
ロイヤルヨット「エンペラー号」は幕府の軍艦に改造されて「蟠龍丸」と名付けられる。「蟠龍」とは「とぐろを巻いた龍」の姿を言うらしい。
蟠龍丸は3本マストだttが「コリアナ」は4本マスト。
それでも、コリアナが帆を張った姿を見ることで「蟠龍丸」の姿を想像することが容易になる。
スクーナー型の帆は縦帆。大小の三角形の帆が貼られた姿は洗練された女性のような美しさ。

「蟠龍丸」と艦長松岡磐吉は、久しぶりに私の幕末熱に火をつけたカップル。
ぜひともコリアナ号を見学させてもらいたい。
甲板に立って、松岡磐吉の視界を感じてみたい。

帆船愛好者の方から聞いた豆知識
ヨットというと、「三角帆の帆船」を思い浮かべるが、ヨットの定義は帆船ではないそうだ。
遊覧、遊興、レジャーなどに使う船をひっくるめてヨットと呼ぶ。帆があるか、エンジンがあるかなどは全く関係ない。たとえば先に書いたエンペラー号は、蒸気機関を持つ帆船で大砲装備だったが、英国王室の遊覧船として作られたのでロイヤルヨットと呼ばれている。王室の船は仕事のための船ではないからね。元アメリカ大統領専用ヨット(プレジデンシャル・ヨット)「ポトマック」は帆がない。
故スティーブン・ジョブズの豪華ヨットなんて近未来の建物みたいで、私たちのイメージのヨットとはあまりにかけはなれているものね
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by windowhead | 2013-04-26 16:14 | 長崎と幕末維新 | Comments(6)

わぉ、しょーま!

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長崎市図書館のエントランスにはいつもVファーレン長崎のコーナーが置かれている。
そこに置かれていたホーム戦のフライヤー。
すでに終わった試合のフライヤーだけど、この写真の迫力についついいただいてきちゃいました。

ひさしぶりにインパクトのある広告に出会ったな。

水永翔馬選手。
Vファーレン長崎のFW 背番号15番 27歳なんだね。
Vファーレンサポの人が、翔馬がJリーグでどれくらい通用するか楽しみだねと言っていたっけ。
VファーレンのFWで一番期待してしまうし、彼が活躍するのはやっぱりうれしい。

このフライヤーの迫力が、いまのVファーレンの勢いを著しているみたい。
うまいなあ~と感嘆するプレーは確かに少ないんだけど、頑張るなあと共感するところがいっぱいある。
そのがんばりを応援し続けたくなる。
泥臭いのが地方クラブなんだから、泥臭く勢いのあるチームであり続けてほしい。

このフライヤー、なんだか捨てられないんだよね。
ついつい眺めてしまう。
写真は山頭さんなのかな?
彼はイラク攻撃のころイラクの子供たちを撮っていた人だよね。
そのころの写真展で1度会ったことがあるけど、心優しい若者だった。
Vファーレンの写真にも山頭さんの温かハートが感じられる。

そういえば5月は佐藤由紀彦キャプテンの誕生日だったとおもう。
由紀彦も36歳?
Vファーレンには、絶対に必要な選手。
由紀彦がいるからVファーレンを応援に行きだしたんだから。
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by windowhead | 2013-04-25 12:33 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

丸塩くん、俊輔のFKゴール数は15じゃないのよ!

こんな記事を見た。ちょっとおかしいよね。
FK決める!浦和“金狼”マルシオ、俊輔射程
前略…(マルシオリシャルディスは)2010年に新潟でJ1記録の1シーズン7本のFK弾を決め、ここまで通算14本を成功。日本代表MF遠藤保仁(G大阪)の16本、MF中村俊輔(横浜M)の15本を視野にとらえ、「目標は俊輔」と言い切る。…後略(サンスポ)

この記事を知らない人が読むと、FKゴール数が一番多いのはガンバの遠藤で、次がマリノスの中村俊輔、読みかえれば、FKが一番うまいのは日本代表の遠藤で、代表でもない中村俊輔は一歩及ばないという風に読めるよね。
これは代表、もしくは遠藤に肩入れする記者の意図的なミスリードなんじゃないかしらん。
(まあ、この記事にだまされるのはは、ザックジャパンしか知らない「サッカーai」ファンくらいかもしれないけれど)
だって、この記事の書き方は正確性にかけているから。
遠藤の16本、俊輔の15本は、あくまでもJリーグでの記録であって、代表、天皇杯、海外での記録は一切入っていないのですから。
遠藤保仁は俊輔の1年下。サッカー選手になって14年目かな。ずっとJリーグだから
14年でFKでのゴールが16点。
中村俊輔は15年目。その中で7年半が海外リーグ所属。ということは
約8年がJリーグ所属、それで15点。
遠藤のキャリアの半分強の期間で俊輔はFKで15点あげている。
ここは、調べなくても記者ならはっきり知っているはず。そうなら、せめて記録の数字の前に「Jリーグ記録では」といれるべきでしょう。
遠藤を日本代表と書くなら俊輔には元日本代表と入れるべきでしょう。10年近く代表の10番を背負ってきた選手なんだから、そこは同じステージでかくべきでしょう。

まあ、俊輔を過小評価して書くことが一時期記者さんたちの間で流行していたみたいだから、この記者さんはそのころのスタンスの人なのでしょう。

せっかくだから、ここに俊輔の記録をきちんと書いておこうかなあ。
中村俊輔のFKゴール数は
●Jリーグで今シーズン6節までで15点
●日本代表(U-20ワールドユース1点、も含めて) 15点
●天皇杯4点
●セリエA(レッジーナ)時代4点
●スコティッシュプレミアリーグ(セルティック)13点
●UEFAチャンピオンズリーグ2点

  合計53点…FKのみで53点入れています。

ちなみに遠藤選手は、Jリーグで16点、天皇杯3点、代表3点、チャンピオンカップ1点の23点

中村俊輔がフリーキックの代名詞のように言われる理由はこの実績があるから。

もちろん、マルシオリシャルディスは俊輔を射程圏に入れたんではなく、この53点を挙げるモンスターを目標にしているのだと思うよ。でないと、マルシオの志が低すぎにみえて、彼に失礼だよね。

b0009103_179392.jpgそういえば、今週発売されているサッカーマガジンの折り込みポスターに久しぶりに俊輔のキック姿が収められていた。
いまさら雑誌のポスターを集めるわけではないけれど、俊輔ファンだから、ポスターのためにマガジンを買う。
トップフォームの中村俊輔をJリーグで見られる幸せ。
今は海外の日本人選手たちのダイジェストシーンを見るくらいなら、Jリーグを見たほうがずっと楽しめるよね。
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by windowhead | 2013-04-20 17:07 | 10-25shun | Comments(0)

ロアッソくんも来てくれた!

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ヴィヴィくんとくまもん、一部の人たちの間で、垂涎の組み合わせ。
ヴィヴィくんとくまもんの競争やくまもん体操などサービス満点。
さらにロアッソくんまできてくれた!
ロアッソくんは、あくまでもロアッソサポと一緒にアウエーサイドから離れません。
もっと近くで見たかったけれど…熊本で会うのが正しい会い方ですね。

Vファーレン長崎とロアッソ熊本の「バトルオブ九州」
両チームレッドカード1枚づづという「バトル」を征したのはVファーレン長崎
え~~、なんとJ2で4位にまで上がっちゃった。
どうしましょ~~。

諫早ではじめてバックスタンドから応援。
この日は佐藤由紀彦選手がメンバーに入っていなかったのでちょっと残念だったけれど、
見つけました!
向かいのメインスタンドの3階席に出場していない選手たちがスーツ姿で観戦していました。
前半、相手ゴール前での競り合いで、長崎の下田光平選手にレッドカードが出て、下田選手退場。
悔しそうにうつむいて退場する下田選手の見ながら、メイン3階席を見ると、さっきまでいた幸野志有人選手の姿がありません。おそらく下田選手の気持ちのケアに向かったのでしょう。
下田選手も幸野選手も今シーズンFC東京から来てくれた選手。
おそらくキャプテン由紀彦が指示したんでしょうけど、下田選手の気持ちのクールダウンには一番良い相手だったでしょう。
下田選手。FC東京時代から知っているので愛着のある選手です。気持ち切り替えてがんばってください。

終盤ロアッソは北嶋選手が登場!
交代の名が告げられた途端気持ちが張りつめました。
ロアッソにゴールのにおいプンプン。こわ~~!
北嶋選手、やっぱり膝がかなり悪いのかなあ、思ったほど動けていませんでした。

長崎の33番、相変わらずイケイケ。
小さいけれど、強気のプレー。
山田晃平選手、お気に入りの選手です。

人の少ないアウエー側スタンドで、ひとり試合観戦しているロアッソくんが
とってもかわいかったなあ。

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by windowhead | 2013-04-15 10:28 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

サッカー界、大人がすてきな1週間だった

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久々にサッカーマガジンとダッカーダイジェスト2冊を買った先週

マガジンはやっと俊輔を表紙にした。
彼が表紙になったのはいつ以来?
いつからかサッカーメディアは、俊輔や中澤選手を避けているかのように取り上げなくなった。
日本代表と若い選手ばかりが表紙をかざるサッカー雑誌を買わなくなって久しい。
取り上げられるインタビューも対象が若いからこれといった心に残るような言葉もなかった。
その反面、JsGoalなどで取り上げられる俊輔のコメントには、いつも自分たちのサッカーが進む方向や反省点などが具体的に上がってきていた。彼の言葉はいつもイメージを喚起する。表現力をもっている。さらにチームメイトの各々の長所や特徴を具体的に語ってくれる。
今快進撃のマリノスについて中村俊輔のインタビューが欲しかったが、インタビュー記事は中町選手だった。でも中町選手が取り上げられることがうれしい。クレバーなボランチだ。

ダイジェストの中澤選手のインタビュー記事は、彼が語る内容がすばらしかった。
これは、たかが30ン才を「おじさん」あつかいするメディアへのアンチテーゼだとおもう。
「ベテラン」ならまだしも「おじさん」という表現は失礼ではないか。
たしかに俊輔やボンバーは自分たちのことを話すとき「おじさん」と言っている。
でもそれは彼ららしい照れとへりくだった表現だ。へりくだった表現にたいしては、尊敬をこめて「ベテラン」と表現してあげるのが常識人としての大人の表現のはず。
それを、彼らのへりくだりに乗っかって、「おじさん」と揶揄するような常識知らずのメディアに向けて中澤選手はちくりと突いているんだと思う。
選手に対するリスペクトがない書き方では、サッカーメディアと言えない。
「プレーヤーズ ファースト」
大事だよね。
Jリーグが大好きなサポーターやファンだから、私たちは選手たちを「おじさん」と呼ぶのは止めようよ。
揶揄する気持ちで彼らのプレーを見ると、高度なプレーや展開力を見落としてしまう。成熟した魂が見せるワンステップもツーステップも上のサッカーが見えなくなる。大損だよね。


大雨の中のサンフレッチェとマリノスの試合は、お互いをリスペクトしつつ一歩も譲らないすばらしい試合だった。
勝ちたいという気持ちを萎えさせるようなな雨のなかで、俊輔が、ボンバーが、ドゥトラが、マルキが、そして冨沢も寿人も森崎も、「ベテラン」と呼ばれる選手たちが、本当に手抜きなく攻め合っていた。
激しいけれども美しい試合。
大人の魂を持った選手たちがフェアに戦う姿に、不覚にも涙がでてきた。
魂の籠った美しい試合だったと思う。
そんな試合を見せてくれたサンフレッチェとマリノスの選手たちに感謝した。
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by windowhead | 2013-04-08 10:32 | 10-25shun | Comments(2)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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