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新大工町、同潤会アパート、キタジ…

ああ、年を取ったなあと実感することばかり


1週間前、ビルの窓に映った月を眺めて電車に乗ったらVファーレン長崎支援会の女性とバッタリ会った。ヴィヴィくんも来ますよ!という言葉に誘われて翌日、新大工町商店街に足を向けた。久しぶりに行くなあ。若ママ時代によくお買い物やママ友とおしゃべりしていたにぎやかな商店街だ。昔ながらの市場が2つ、デパートビルの中にも市場があり、新鮮でおいしい食材の集まる商店街として長崎でも屈指の場所だった。
そこにヴィヴィ君まで行くとなるとさぞや賑やかだろうなあと。
商店街の入り口に足を踏み入れて驚いた。休日の昼間だが、あまりの人通りの少なさ。
商店街真ん中あたりに少し人が集まっている。そこがヴィヴィくんが来るイベント会場だった。
ヴィヴィくんとVファーレン応援に集まった人以外は、ちらほら通行する人だけという感じ。
車で行ける大型商業施設が周辺にでき、新大工に集まっていた人がそちらに行くようになったのだろう。ついには新大工町のシンボルの1つだったデパートが閉店を決めた。
自分の歴史の中にあった町が寂れていくのは、ショックが大きい。
せっかくヴィヴィくんからサインまでもらったけど、有頂天にはなれないなあ。
Vファーレン長崎を支援してくれている商店街だもの。Vファーレンといっしょにがんばるよね。

その帰り道、タイトルに惹かれて買った警察小説が久々に力強くて今週はそれを読んでいた。
「代官山コールドケース」 佐々木譲著、文芸春秋刊
このストーリーに出てくる時代の代官山は私にも懐かしい。亡くなった弟が当時猿楽町に住んでいたので上京したときは、代官山が拠点になっていた。弟がとても気に入っていたのが同潤会アパートの姿だった。中にあった代官山食堂とかいう小さな食堂のおばさんは長崎出身だよとか言っていたっけ。その同潤会アパートがあった辺りに数年前行ったが、あまりの変わりようで道に迷った。ヒルサイドテラスのトムズサンドウィッチや駅前の美容室ステッサはもうなくなっているだろうなあ。
弟と歩いた思い出の場所が、本の中で想像でたどれるのが少し嬉しかった。
「代官山コールドケース」 佐々木譲さんは、どんなきっかけでこの小説を書いたのかな?そこがすごく気になる。

本も読み終えてそろそろ週末、またサッカーモードを取り返そうとしていた矢先に、飛び込んできたニュースがロアッソ熊本の北嶋 秀朗選手が今シーズン限りで引退というもの。
中村俊輔ファンにとってキタジの存在は格別のものがある。
様々な選手が俊輔のいるチームを打ち負かしているが、私に撮っては市立船橋のキタジはその頂点にいる。柏レイソルの太陽はイクオール「キタジ」だった。
今シーズンは、ロアッソ熊本で頑張っていた。幸運なことに、Vファーレンのホーム戦でキタジのプレーを見ることができた。ずっと膝の故障を抱えてきたと聞いている。途中出場だったが、やっぱり怖い選手だった。
中村俊輔と同年の選手が引退して行く。
俊輔のプレーをあとどれくらい見ることができるのかなあと、つい思ってしまう。
これからの一試合、一試合がとても貴重なものになってくる。
ぜひとも今シーズンはマリノスに優勝してもらいたい。

俊輔とヴィヴィくんが元気の素だ!!ワイワイワイ!!
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by windowhead | 2013-10-18 14:16 | 日日抄 | Comments(2)

「週刊現代」に俊輔インタビュー記事掲載!

b0009103_10112913.jpgシーズン序盤、ベテラン中心のマリノスの躍進を「おじさん軍団の活躍」と揶揄し、おそらく夏場失速するだろうと予測していた記者やライターさんたちが、そろそろ本気でベテラン中心のマリノスの躍進の理由を取り上げるようになって来た。
マリノスの快進撃の中心である中村俊輔選手のインタビュー記事が、今週発売されている週刊現代に掲載されている。
サッカー雑誌とはまたひと味違ういいインタビューであるし、なにより写真がいい。
タイトル文字の横にどんと立つ俊輔のすねをよく見ると無数の傷跡がある。変幻自在な華麗なパスで相手を脅かす彼の足は、反面先取攻撃を目指す敵の一番のターゲットでもある。被ファウル(ファウルを受けること)ナンバーワンを証明するような脛が印象的。独特の髪型と豊かな表現力を持つ手の動き。試合入場時のちょっとした仕草。そして、最後の写真は表の写真に呼応するようにニーハイにソックスをはいた練習着の後ろ姿。仕事にでかけるお父さんとちっとも変わらない自然な男のたたずまい。スエイシナオヨシというカメラマンさんに興味を抱いてしまう。

取材・文の寺野典子さんは、最近は内田篤人選手の取材などされているが、俊輔の「察知力」の構成を手伝われた人と記憶している。
サッカー雑誌などでは、見過ごされる俊輔独特の言葉の選び方や言い回しをたくさん拾い上げてくれていて、ファンとしては実に楽しい。なかでも「代表は自分が育った母校のような存在」という俊輔独特の表現は、彼の中での代表の位置づけとして納得がいった。日本代表はいずれ卒業するところ。卒業した母校には純粋に頑張ってほしいという気持ちだという。さらに、代表にたいしては、「世間は今が一番いろいろ言いたい時期、気にせずにやればいい」とエールを送っている。この、代表に復帰する気はサラサラないけど見守っているよというニュアンスに、安堵感を覚えた代表選手も少なからずいるだろうな。
「大好きなクラブでプレーする楽しさや仲間のありがたさを引退する前に気づけてよかった」という言葉にはいささか心が動いた。すでに俊輔が自分の引退を見据えながらプレーを続けていることは、彼が今シーズンの契約時に、マリノスから提示された複数年契約を自ら単年契約に切り替えたことで覚悟していたが、ファンとしてはいつまでも彼のプレーする姿を見ていたいからだ。


「生まれ変わった俺を見てくれ」というサブタイトルがつけられているが、俊輔をずっと見て来たファンから言わせてもらうと、そこだけはちょっと違うような気がする。
俊輔の俊輔たる部分はちっとも変わっていない。相変わらずこの歳になってもまだまだサッカーが巧くなりたいと思っているし、そのための努力も人一倍やっている。ベストパフォーマンスが見せられなくなったり向上心が失せたら引退時期だということも以前から言っていた。
若い頃やってなかったタックルやヘディングもやって、泥臭いプレーもするようになったが、そのタックルやヘディングがひと味違う。スライディングタックルなど寸止めの妙。絶対に相手の足に当てないで相手を転がしている。正確無比の距離感を持った俊輔だからこの美しいタックルができるんだろう。泥臭く守備に走り回っても、自分は前線の選手なのだから点を取るのも役目だと言ってきちんと得点も重ねている。他からのアドバイスを素直に受け入れて感謝するところも変わっていない。
彼が変わったと見えるのは、積み重ねて来た経験と乗り越えて来た試練が糧となって、自身が気づかないうちに一回りもふた周りも大きく成長し新しい花を開かせているからだと思う。例えにくいが、彼の中のたくさんの引き出しがそれぞれに開花し、それが集まって大きな花に見える…あじさいみたいな感じだろうか。

中村俊輔は日本のサッカー界のトップアイドルの一人だった。いまでこそ内田篤人選手が多くの女性ファンを集めてサッカー界の社会現象化していたり、柿谷選手という新しいアイドル予備軍も出て来ているが、当時の中村俊輔はそれ以上の社会現象だった。サッカー雑誌が表紙に大きく「中村俊輔が好きだ」という企画を唱ったくらい。その後もさまざまな試練に遭いながらも、荒んだり汚れることなく正統派アイドルでありつづけ、今は社会人としても認められる大人の選手に変貌して新しい輝きを見せてくれている。
ベテランの多いマリノスでは「オヤジチームの自称中堅」中村俊輔は35歳。ジャニーズの実力派アイドルグループ嵐のリーダー大野君とは2歳ほどしか歳の差はない。どちらもまだまだ魅力の引き出しを持っているような気がする。
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by windowhead | 2013-10-11 03:22 | 10-25shun | Comments(4)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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