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「サンフレッチェ情熱史」を読む

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どうしても気になるチームの、おそらくは最もコアなファンのひとりが書いたチームの歴史。
「サンフレッチェ情熱史」 中野和也著 footbollisuta ソルメディア刊

実はサンフレッチェのサッカーが好きだ。
正確にいうとミハイロ・ペトロヴィッチのサッカーに魅せられた。
彼がサンフレッチェを率いていた3シーズン、見る試合見る試合いろいろな意味で楽しめた。
降格試合とその後の出来事さえも一つのドラマとして目が離せなかった。
少年漫画のような無邪気さを清々しさと勢いをみせてくれるチームのバックボーンをつくる監督の哲学を知りたいと思ったし、その監督を連れてきたフロントがどんな人なのだろう、移籍してきた佐藤寿人が住み着いてしまうほどの広島という土壌にも興味があった。
ミシャの契約が突然に切れてしまったのはなぜなんだろうという疑問もあった。
ミシャのあとを次いだ新人監督森保一という監督が果たしてミシャのようなサッカーをしてくれるのだろうか、おおらかな選手たちの勢いを保ち続けるマネージメントができるのだろうか、私の好きなサッカーはもう見られなくなるのだろうか
いやいや、森保監督のサンフレッチェもなかなかどうして楽しいサッカーを見せてくれている。
となると森保一という人はどんな人だろうと思ってしまう。
そして、「こやのん」!なんなの?この人!
サンフレッチェ広島というチームは、なんかちょっと違ったファンタジックな感じがしてしまうのだ。

サンフレッチェ広島というチームは決して恵まれたチームではない。
予算も立地条件もどちらかというと厳しいほうだ。
市民には広島カープという絶対的なヒーローがあって、いつもその人気の後塵を拝しているが、決して諦めているわけではないし、かといってカープを敵対視しているわけでもない。共存の価値をよくわかっている。2位で良いと言った市長には首位を取って溜飲を下げさせるだけの行動力と幸運も持ち合わせている。

こんな私のような素人のファンタジーにまみれた見方に対して、しっかりとサンフレッチェの現実を伝えてくれながらも、そうか、そうなんだ!と納得するような違いも教えてくれる。

広島ならではの情熱が良い方向に集結してステップアップしていった集団の情熱のヒストリー。

日本のサッカーチームの歴史って、以外と本に成っていないのではないだろうか。コアなサポーターにしてみれば今更なことなのだろうが、知りたいファンはたくさんいるはず。日本代表や海外の有名チームのヒストリーを本にするのもいいが、もっと身近なチームのことをもっとアピールしてもいいはず。
Jリーグは、決してヨーロッパや南米のサッカーに追いつかない推さないリーグではないはず。もっとプライドをもって日本のサッカーのことを知ってもいいはず。
日本のサッカーは日本代表ではない、Jリーグのことなんだ。少なくとも私はそう思っている。
「サンフレッチェ情熱史」は自分が応援しているチームを知りたいと思う気持ちを支える「知」の土台の作り方を教えていると思う。

私のリスペクトする中村俊輔が愛して止まない「横浜Fマリノス」はどんな魂の歴史を持ったチームなんだろう。
わがまちの「Vファーレン長崎」はJリーグ2年生。だが、このチームにも逆境にまみれ、乗り越えた歴史があるし、リスペクトされるべきスタッフや選手たちもいる。長崎の情熱史だって、いつか誰かの手で形になるはずだ。(山頭さんの写真はすでに、ひとつのVファーレン史に成っていると思う)

シーズンオフを楽しむとても良い1冊になった。
著者の中野和也さんは、長崎の出身と書かれている。
長崎のことも見ていてくれているだろうか?
今シーズンは、セナくんやデホンくんというサンフレッチェの若者が長崎でプレーする。
ぜひ長崎の彼らのことも「紫熊倶楽部」に書いて欲しいなあ。
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by windowhead | 2014-01-31 16:19 | 紙のフットボール | Comments(0)

背番号も決まったね。

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夜の長崎駅プラットホームに仕事帰りの人々の乗せた「Vファーレン長崎」ラッピング電車が発車を待ていた。
車体に描かれた選手たちも多くが長崎を離れ、今シーズン在籍しているのは、佐藤由紀彦キャプテン、水永選手、山口選手くらいかな。描かれている選手たちは長崎をJ2に引き上げてくれた功労者たち。しみじみ眺めてしまった。

「Vファーレン長崎」も待ちに待った選手の背番号が発表された。
http://www.v-varen.com/news/6528.html

有光選手の13番をだれが継承するか話題だったが、今シーズンは空き番号になっている。成績、人気ともに有光ファンが納得するよう成長して勝ち取れということだろう。

新しい選手たちといえば、駒沢大から来たMF碓井鉄平選手のことが、山梨日々新聞に掲載されていた。東京出身の碓井選手だが、山梨学院高校のキャプテンとして山梨の人々にも愛されていたんだなあ。http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/01/26/1.html
よそのチームみたいに派手な選手や監督の補強はないが、いい選手たちが集まってくれたんだなあという印象の今シーズンだ。
今シーズンこそはユニフォームを買おう。昨シーズンまでは、同じ青がチームカラーということで実は横浜FマリノスのTシャツにヴィヴィ君柄のマフラーで応援していた。さすがに今シーズンはVファーレンのウエアじゃないと悪いなあと。昨シーズンあれほど楽しませてくれたチームへのリスペクトをこめて新しいオーセンティックユニフォームを買うことに決めた。
背番号は…もちろん10番。「おれたちの由紀彦」
あ、まだ今シーズンのユニフォームが発表されていない。
待ち遠しい。

マスコットのヴィヴィくんも昨日からお出かけのお仕事を始めた模様。
早速ヴィヴィくんブログにその写真がたくさん掲載されていた。
なになに、由紀彦キャプテンといっしょに諏訪神社に初詣にも行っていたのか。
私の生活圏の見慣れた風景の中で日常のしぐさをするヴィヴィくんとキャプテンのツーショット、キャプテンちのちびさんの手を引いたスリーショットは、どこかシュールだが微笑ましい光景。
これぞまさにファンタジー!
それにしても、サッカー界広しといえども、マスコットとのツーショットがこれほど素敵な絵になるサッカー選手はいないと思う。
みなさん、ぜひぜひヴィヴィくんブログをのぞいて見てね。
お気に入りに登録したくなること間違いなし!の癒しの一こまが待っていますよ。
http://www.v-varen.com/blog/6586.html

そうそうもう1つ忘れちゃ行けないことがあった。
こんなにかわいい長崎のマスコット・ヴィヴィくんをさらに多くのサッカーファンに知っていただくためにも、「ゼロックススーパーカップ」Jマスコット大集合でのセンターポジション争奪総選挙でヴィヴィくんをトップにしなければいけません。みなさん、1日1回、ぜひぜひ投票お願いします。
http://www.jsgoal.jp/fujixerox2014/mascot/
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by windowhead | 2014-01-28 06:50 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

ヴィヴィくんからお手紙来てた

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穏やかなお天気でした。
長崎市の中心部は今月末からのランタンフェスティバルの準備中です。
今年も眼鏡橋のかかる中島川には黄色のランタンが点されるようです。
そういえば長崎では昨年末、全国的には今週くらいから公開されている「ペコロスの母に会いに行く」という映画で、このランタンフェスティバルのシーンがあります。とても心にしみるシーンです。

外出から帰ってポストをみたらもう『J2白書』が届いていました。そしてもう1つ白い封書がありました。
Vファーレン長崎からです。
昨日のヴィヴィくんブログで、ヴィヴィくんが一生懸命お仕事していたあの封書のようです。
おおきなおててで封筒入れはたいへんだったようです。
(http://www.v-varen.com/blog/6366.html)
そんながんばったお手紙が届いたのです。
中身はVファーレン長崎後援会継続のお願いと申込書です。
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今シーズンは、シーズンパスを買いました。そうすると同時にファンクラブに入ることになるので、後援会は退会する予定にしていました。
でも、あのヴィヴィくんのけなげなお仕事ブログを見て心が揺れています。
心は継続に傾いています。
ヴィヴィくんのがんばりに知らんぷりはできませんもの。

そういえばキックオフパーティーの案内状も来ていました。稲佐山中腹のおしゃれなホテルで会費1万円ということです。しっかりと選手たちのお顔を拝見できるパーティも気になりますが、なんとなく私には不向きなイベントです。1万円はお金のないチームにカンパするつもりでという考え方もあるようですが、う〜〜んそれにしては高額すぎないか?
たまたまタイムラインで流れてきたサンフレッチェ広島のキックオフパーティは7000円でした。中学生までの子供が3000円、お父さんと坊やでちょうど1万円。この金額はなんとなく納得いきます。さすがJ1です。観客の懐具合を気にかけてくれています。
ということで、行くつもりはなかったのですが、パーティにいったつもりでヴィヴィくんががんばった後援会の継続をすることに決めました。

それにしても、ヴィヴィくんのPR力やマーケッティング力はプロ並みです。
ある時はブログを使い、ある時は自分が出向いてしっかりVファーレンをアピールしてきます。どんな人たちにアピールするのが効果的かよく知っています。そのためにはちょっと内股ポーズで可愛さを強調します。しゃがんだポーズがかわいいと誰かのブログにあれば、つぎのグリーティングのときは早速子供たちの横でしゃがみます。とにかくいろんなメディアにアンテナ張り巡らせて、最大級の自己プロデュース力を見せつけてくれます。それでいて初々しくてかわいい。Vファーレン長崎のPRやイベント企画を考える代理店さんは、ヴィヴィくんの意見を参考にしてもらいたいものです。
本気でグッズの売り上げを伸ばしたければヴィヴィくんカレンダー、ヴィヴィくん写真集などあってもよいはず。ぬいぐるみ以上に稼げたでしょうに…。
今シーズンもあなたの自己プロデュース力を見せつけて楽しませてね、ヴィヴィくん!
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by windowhead | 2014-01-24 21:47 | Vファーレン長崎 | Comments(3)

TLはフォルラン祭り、乗っかりましょ

朝からワイドショーは田中マー君のNYヤンキース入りのニュースで賑わっていた。
なにもかもすごい移籍らしい。なんかものすごい金額が飛び交っていた。
ハンカチ王子VSマー君の時代から、なぜか王子よりマー君が可愛く感じていたので、ご近所のおばさん的に良かったねと心から応援。

さてゆっくりするかとtwitter立ち上げるとTLはフォルラン祭り!
なになに、セレッソがフォルラン獲得とな。
すごいね、なんてったって先の南アW杯得点王だよね。それがJリーグでプレーするんだからね。
それにしても彼の行き先がセレッソ大阪というのもなかなかおもしろいよね。
セレッソさん、昨シーズンは柿谷君、蛍くんのブレイクで、ものすごいファン増加、とくに女性ファンが多いということでマスコミがネタにして、その相乗効果で女性ファンが増え、ついにセレ女なる流行語まで生んだ恐るべきチームだからね。
フォルラン獲得は、セレ女を名乗るにはちょっと気恥ずかしいマダム連向けのアイドル作りにもなるね。そう考えると、フォルファンの色気って、ヒョウ柄人種にばっちりはまりそう。
フォルランお披露目は、ぜひロビーのおかんが逆エスコートして登場して欲しいな。
で、さ、ポポビッチさん、柿谷君とフォルラン、どう棲み分けさせるのかなあ。
柿谷君に前線での動きは全権委任とか言っていたけれど、フォルランだってそれ以上に全権委任しなkればいけなくなるんじゃないかしらん。それに一緒につれてきたアーリアもまた微妙だろうなあ。
そのチームをまとめることになりそうな藤本君や新井場くん、大変だろうなあ。
と、まあ、なんとなくセレッソのこと気になるのは、昨シーズンごひいきの選手の一人がセレッソに期限付き移籍していたので、ときどきセレッソの試合見たり、知り合いになった人から選手のようすを教えていただいていたので少し情が移っているんですね。
期限付き移籍のごひいきくんは、めでたく元のチームに帰りました。その彼は、セレッソでいろいろと学んだと言っている。http://www.targma.jp/wasshoi/2014/01/21/post3256/

そういえば、Vファーレンの小松塁選手も今は大分から期限付き移籍だが、もとはセレッソ大阪にいた選手。昨シーズン、セレッソのファンの人が長崎での小松選手の活躍を喜んでくれていたなあ。
小松選手といえば、熱烈な女子高校生ファンたちがいるのね。
昨シーズン練習を見に行ったとき、出待ちのなかに数人の女子高校生がいて、シュート君がでてきても、山田君がでてきても、隼樹くんや洸一君がでてきても動かなかった彼女たちは誰のファンだろうと興味をもって見ていたら、小松塁君の大きな姿が見えたとたんワーッと小松君めがけて走っていきました。
「女子高生に人気の小松塁」私専用の選手名鑑にはそう記録しておきました。
バカ話ついでに、長崎の選手で、私周辺のマダム連に人気があるのは「スギさま」。たった2回しか応援に行っていないのに「スギさま」が一番かっこいいという友人あり。友人のお母様は、どうも洸一君お気に入りのようです。
と、まあ、女性目線でサッカーのお話をすると叱られそうですが、ライト層ということでご勘弁を。俊輔ファンで10数年、マリノスも代表も、海外も、俊輔が絡めば見てきましたが、Vファーレン長崎はまだ3年目の新参者ファンです。お目こぼしを〜〜〜。
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by windowhead | 2014-01-23 17:21 | 紙のフットボール | Comments(0)

金山 隼樹が教えてくれたこと

コンサドーレ札幌の新体制発表があり、ついこの前まで「我らのジュンキ」だった金山 隼樹選手がコンサドーレの正ゴールキーパー番号1番を背負うようになったようだ。
請われて行ったとはいえ、移籍が決まればその後はどうなるか心配だったけれど、ひと安心。

金山選手がVファーレン長崎に残した実績はいまさら語るまでもない。
実績に関係なく、ほのぼのとしたお兄さんだったなあ。
試合会場ではない場所で2回ほど金山選手と出会った。
1回目は、友人に誘われた講演会。スピーカーが高木監督だからと誘ってくれたのだが、その日高木監督は体調不良で出て来れず、ピンチヒッターで登場したのが、Vファーレン社長と、金山選手と小笠原選手。ユニフォーム姿の二人は、自分の生い立ちやサッカーに対する気持ち、Vファーレン長崎でのエピソードなどを質問に答えながら話すのだが、2人とも話し上手。話し上手といっても、浦和の槙野たちみたいに笑いを取ろうとしたりしゃれたことを言う訳でないのだが、とても分かりやすくほのぼのとする話し方で、自然な笑いに会場はリラックスした雰囲気になっていた。特に金山選手はナチュラルさんなので話が長い。(でもふんわか引き込まれる)
2回目は、移籍が決まったあと、人待ち顔で浜の町に突っ立っていた。「移籍ですね、残念です」と話しかけると、「そうなんです。すみませーん」と本気ですまなそうだった。
このほのぼのとした感じが長崎という地方の雰囲気で好ましく、そのほんわかさんが、ひとたびゴールマウスの前に立つと、負けない!という心強い明るいオーラを放ってくれて私たちを引っ張ってくれた。

シーズン終盤には、絶対どこかのチームからオファーがくるだろうと、覚悟していた。
実は私は勝手にガンバ大阪あたりからオファーがあるのではと思っていた。(セカンドキーパーで)
その彼がえらんだのがコンサドーレ札幌だというのには、ちょっと驚いた。
J1経験チームとはいえ、まさかJ2チームに行くとは思ってもいなかった。
しかし、彼の移籍を決めた言葉に納得させられた。
彼の移籍理由の中に「コンサドーレ札幌の施設の充実など環境の良さ」という言葉があったからだ。
クラブハウスもない、練習場があちこちと変わる長崎の環境は、選手たちにとってはかなりの負担であり、危険な環境なのだ。移動距離が長ければ疲労もたまるし、交通事故の心配も増える。トレーニングのために器具や用具の移動はさることながら、彼らは練習のたびに、入浴用品までもって移動しなければ成らない。ちいさなことだけど、リラックスする時間が細切れになる。
彼らは高校生やノンプロではない、プロの選手なのだから環境の良いところを選ぶのは当たり前だ。

金山 隼樹選手は、そのことを彼の移籍と言う事実をもって教えてくれたと思う。
Vファーレン長崎の選手たちは、昨シーズン期待以上の実績をみせてくれ、長崎の名前を全国にアピールしてくれた。
ならば、私たち長崎の者は行政も含めて、なんとしても彼らの実績に応えなければいけないのではないかなあ。
彼らからもらうばかりではみっともないよね。
せめて自分のできることをして、彼らに応えたい。
スタジアムに行く、その時は友人を誘おう。
いろんなところでVファーレン応援やスタジアムの楽しさを話そう。
そして、一日も早くクラブハウスと練習場ができるようにしかるべきところに働きかけることも大事だと思う。聞けば秋頃にはクラブハウスか練習場ができるとのこと。しかし、出来るまではそんな言葉は信用しないよ。出来るまでは、早く造ってあげて!!と声にしていきたい。
そして、コンサドーレより先にJ1に上がって、金山くんの悔しがる顔を見たいぞ!

がんばれ ながさき!
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by windowhead | 2014-01-20 10:18 | Vファーレン長崎 | Comments(4)

ほのぼのサッカーミステリー「ホペイロ坂上の事件簿シリーズ」

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「ビッグカイト相模原」もJ1に昇格していたんだ。
といっても、もちろん実際のJリーグチームのことじゃない。
井上尚登作のサッカーミステリ「ホペイロ坂上の事件簿シリーズ」(創元推理文庫)
JFL所属のサッカークラブ「ビッグカイト相模原」のホペイロ・坂上くんが身近に起きる小さな事件を解決して行くほのぼのとしたミステリー「ホペイロの憂鬱 JFL編」を手にしたのは2、3年前だったかな。
人の良い用具係さんや切れ者美人の広報女史、にこやかで可愛い女子大生ボランティアスタッフ、内部事情に詳しい洗濯係のおばちゃん、いつも精一杯ビッグフラッグを振ってくれるサポーターくん、チームをひっぱるベテランエースストライカー、新人の元気なFWくん、おばさまやおみずの女性に人気なチャラ男MFくん…身近にいそうな人たちばかり。
ホペイロくんに持ち込まれる事件も、所属のアフリカ系選手への畑荒らしの濡れ衣とか、げんかつぎのぬいぐるみ消失とか、市中に貼った選手ポスターの盗難など地味だがサッカークラブの日常と人々のあたたかさが感じられて好ましい。
財政的に豊かではないが意欲的なサッカークラブの様子や登場人物たちに何となく親近感を感じたのは、わが街にも同じようなJFLのサッカークラブ「Vファーレン長崎」があったからかもしれない。

続編「幸せの萌黄色フラッグ  ホペイロ坂上の事件簿 J2編」では、「ビッグカイト相模原」はJ2に昇格して3年目の設定。読みながら「Vファーレン長崎」より先に昇格しちゃったなあとちょっと複雑だったっけ。
そして「ブンデスの星、ふたたび  ホペイロ坂上の事件簿 J1編」では 「ビッグカイト相模原」はJ1に昇格していた。
1巻のエースストライカーがコーチになっていたり、親企業が買収されてクラブ社長が変わっていたり、ホペイロくんに部下ができたりと登場人物周辺にすこし変化はあるものの、相変わらずホペイロ君には雑用と事件がもたらされる。ホペイロくんの機知と人情となによりサッカーに対する愛情が事件を幸せな解決に導く。

わが街のクラブもこんなクラブなんだろうなあ。
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by windowhead | 2014-01-18 05:01 | 至福の観・聞・読 | Comments(0)

再び船出の準備、Vファーレン長崎

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1月14日、新生Vファーレン長崎の練習が始まったらしい。
長崎新聞によれば、昨シーズンからの選手19名、新規加入12名とか。
約半分の選手が入れ替わったわけで、だれがだれだか…
早速、昨2013シーズンの選手名鑑を繰りながら新加入の選手の特徴、そのチームのフォーメーションなどを調べて行くけれど、12人も探すのはなかなか大変、それに学生さんや練習生はついてないので、探せた人は6、7人だった。
広島からのセナくん、デホンくん、可愛いしちょっと楽しみです。

J2マガジンの昨シーズンの総括、参考になりました。
エルゴラ版やJリーグからも同じようなものが出版されているようで、どれもチェックしたいなあ。
評価Aランクがつけられた選手たちがどれだけ残ってくれるか心配だったけれど、佐藤洸一選手、山口選手、井上選手、元気者山田選手が残ってくれた!奥野選手、岡本選手も残ってくれた。もちろん大好きな由紀彦、古部、高杉、下田、神崎たちもいる!他チームでは、小野伸二だの、サントスだの、我那覇だの、有名どころの名前を上げている所もあるけれど、長崎は質実剛健な雰囲気があって好ましいよね。
昨シーズン、いろんなメディアがVファーレン長崎を取り上げてくれて、様々な表現で長崎のことをアピールしてくれたけど、私の一番のお気に入りは、プレーオフ戦PR映像のキャッチコピー

「最強の新参者」

昨シーズンの長崎にもぴったりの表現。
今シーズンもぜひともぶれずに「最強の新参者」路線を踏襲してほしいです。

しかし、ほんとうに選手が覚えられません!
はやく今シーズンの選手名鑑を発行してほしいです!
そうそう、いっそJ2のみの選手名鑑、それもポケッタブルサイズが欲しい!

チームは相変わらず練習場が決まらず、あちこち移動しながらの模様。文句を言わないで頑張ってくれる選手のみなさんには申し訳ないと頭が下がります。
土曜日は、かきどまりでトレーニングマッチの予定とか。
いけたら見にいきたいなあ。
新しい選手と、だれがどこのポジションなのか、どんな動きなのか見てみたい。

そうそう、開幕戦はホームだよね。対戦相手はどこになるのだろう?
シーズンシートは間に合うように送られてくるかなあ?
ユニフォームのデザインによっては、今年はオーセンティック買うつもりだけど、背番号はどうしよう?
いろいろ気になることがいっぱい。
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by windowhead | 2014-01-15 12:32 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

「グロリアス・デイズ」痛く切なく凛とした人々の話

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「グロリアス・デイズ 〜 終わりなきサッカー人生」
小宮良之 著 集英社


昨年末、ヴィファーレン長崎がプレーオフを闘っていたころ読んだ1冊。
著者の「敗れざる者3部作」(と、私が勝手に呼んでいる)の締めくくりの本となるのかな。

『プロサッカー選手』という特殊な職業を選んだ男たちの様々な人生。
サッカー選手として光が、日本代表だったり、J1チームスタメンだったり、海外移籍なら、光の場から退き、下のカテゴリーでもがき、そこからも弾かれながらも、サッカー選手を続ける男たちにはどんな思いがあるのだろうか、どんな人生を送っているのだろうか。

豊田陽平、中山悟志、小林大悟、坂田大輔、水沼宏太、水野晃樹、藤本主税、小澤英明、北島秀朗、
この本に登場する選手たち。
それぞれにそれぞれの出自があり、人生があり、悩みがあり、納得があり、戦いがある。
そして、それぞれがこの時点でサッカー選手であり続けようとしている。

俊輔ファンの私にとって高校選手権で俊輔を叩きのめした北島秀朗は、いつまでも眩しく輝ける太陽なのだ。昨シーズンロアッソ熊本のキタジをVファーレンホームに迎えたが、途中出場のキタジは相変わらず大きく脅威に見えた。
水野晃樹と本田圭祐の今の立場の差は、決して実力だけの差ではない。ほんのちょっとした岐路の選択の時期やチャンスの差がもたらしたもののような気もする。だからといって水野はサッカー人生を駆け上ることを諦めてはいない。
恵まれたサッカーエリートの家に生まれた水沼宏太がタフで泥臭いプレーで2得点をぶち込んだ2012シーズンのマリノス戦を目の前で見た時の衝撃は忘れない。
藤本主税は私にとってはうざったい選手だ。ずっと好きになれない。でも彼には熱狂的なファンがずっといる。彼のプレーに救われた選手やサポーターたちがたくさんいる。
そして中山悟志
かつて浪速のゴンと呼ばれていた中山悟志選手。
Vファーレン長崎でもゴンと呼ばれていたのかな?そういえばキャリアの長いサポさんはゴンちゃんと呼んでいたような…。
ゴンちゃんは、Vファーレン長崎のJ2昇格の立役者の一人だ。しかしJ2昇格した昨シーズン、彼がJ2のピッチに立つことはなかった。そればかりかシーズン半ばでFC琉球にレンタル移籍してしまった。
Vファーレンの躍進が続く中でも中山を求めるファンは確かにいた。ホーム水戸戦だっただろうか、押されっぱなしの試合中、ホーム側メインスタンドから「中山を出せー!」という野太い声が起こった。「あら中山の移籍知らなのよねえ」と思ったが、そんなしたり顔した自分を少し恥じた。その声の主は、今今のVファーレンファンではない。中山の活躍を知っているからこその叫びなら少なくとも2012シーズン以前からのファンなのだ。そんな人が中山の移籍を知らないはずがない。彼の叫びは中山を切っただけの覚悟を見せろよ!という叱咤だったのかもしれない。そんな叫びを発するファンをもっていたのだ中山悟志というFWは。
この本で中山悟志というサッカー選手の本当の姿に触れた気がした。

登場するサッカー選手たちは、自分の魂を削りながらもサッカー選手である続けた人たち。
もがきながらも自分の中にあるサッカー選手に正直に向き合ってきた選手たちだろう。
だからこそ「グロリアス・デイズ」(素晴らしき日々)なのだろう。
そしてこの本が感動的なもう1つの側面は、選手たちを支える家族のピュアな愛の姿だ。
母から父から、妻から子供たちから、これほどまでに愛されている男たちがいる。
うらやましいじゃないか。

久しぶりに、懐かしい気持ちになった。
ずっと昔、そう沢木耕太郎著「一瞬の夏」を読んだ時の気持ちが蘇ってきた。
私の中では、今でもスポーツノンフィクションといえば「一瞬の夏」が頂点にある。
沢木耕太郎がボクサーカシアス内藤のその後の人生にまで関わっていくことになった運命の作品だ。
小宮良之氏にも「グロリアス・デイズ」をはじめ「アンチドロップアウト」や「フットボール・ラブ」に登場する選手たちの人生との関わりを抱え続ける覚悟があるんだなあと漠然とだけど感じた。

あとがきに、驚くべきことが書かれていた。
小宮氏の中には会津の血が流れているのだという。
そのせいか、新選組の義憤や白虎隊の悲劇、壮絶なろう城戦が身近にあり、敗北覚悟で意地を貫く人々に惹かれるところがあるという。戦いに敗れても人生には負けていない。その物語を書き続けたいという。
「戦いに敗れても人生に敗れていない」
人間のど真ん中を支えるような言葉だなあ。
 
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by windowhead | 2014-01-11 16:29 | 紙のフットボール | Comments(0)

代表よりもJ

本田のACミラン入団会見の中継放送があったようだが、わがTwitterのタイムラインに流れてくる本田関係のつぶやきは、マスコミやサッカーメディアだけ。
個人のつぶやきにはあまり出てこない。
Jリーグサポさんたちのつぶやきは、ほとんど我がチームの契約更新や新規入団選手のことばかり。
メディアや広告代理店がらみで作り上げられるスターより地味でも我がチームの戦力になってくれる選手のほうが気になるのはサッカーファンとしては至極当たり前のことかも。

昨日のタイムラインになかなかおもしろにつぶやきが流れてきた。
ことの始まりは、あるサッカーメディアが「海外情報によるとマリノスが吉田麻也に接触しているらしい」とのつぶやきから。
吉田麻也は、言わずと知れたザックジャパン(現日本代表)の不動(?)のセンターバック。
普通なら、すごい選手が我がチームに入るかも…という期待のツイートでタイムラインがにぎわうはずなのだろうが…。
マリノスサポさんの多いわがタイムラインではひと味違ったツイートが溢れてきて、納得するやら感心するやら。
なんといっても、マリノスには中澤佑二と栗原勇蔵という日本一のセンターバックコンビがいるわけで、そこに、吉田麻也?なにを云ってるの?という流れ。
たしかにねえ。麻也は長崎出身なので肩入れしたい部分もあるが、麻也に日本代表不動のCBという肩書きを付けてもマリノスのCBコンビの貫禄と実力には及ばないだろうなあというのが実感。

あべけんさんが言うように「マリノスのCBでのレギュラーは、日本代表でレギュラーを取るよりも難易度が高いよ」ってこと。

また「英文を正しく訳すと、マリノスが…ではなく、吉田麻也がマリノスと交渉していると書かれている」というのも興味深いなあ。メディアはマリサポさんたちにありがたいネタを落としたつもりだったのだろうが、主体を変えたことで逆鱗に触れちゃった。代表>クラブというメディアの本心見え見えだからなあ。

こんなマリノスやJリーグのサポーターたちが好きだなあ。
なにがなんでも自分のクラブの選手たちが大好き、だから彼らを守るよ!というスタンスこそ、本当のサッカーファミリー。

マリノスは新潟、大宮、名古屋と苦手なオレンジチームから地味だけど骨太そうな選手たちを補強している。あと黄色の太陽国からFWもらえれば八方苦手ナシでは。田中順也あたりが欲しいというのは私だけかしらん。
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by windowhead | 2014-01-09 03:03 | 10-25shun | Comments(2)

いつかVファーレン長崎も

天皇杯の感動は試合だけではなかった。
マリノス、サンフレッチェ両チームの応援の素晴らしさも感動的だった。
サンフレッチェの堂々たるコレオグラフィーもさることながら、マリノスのトリコロールの旗や傘を使った躍動的な応援は最高の美しさだった。



トリコロールという完成された色の組み合わせをチームカラーにしているところから、洗練されたイメージはあったものの、今までのマリノスの応援は美しいなあと感じることはあっても、躍動的、感動的と感じることはあまりなかった。
でも、今シーズンは少し違った。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」とのコラボレーションあたりから、いろいろなデザインのフラッグが増えた。


民衆の歌の大合唱に合わせて打ち振られる大小のフラッグは力強く美しい。
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コーヒールンバといえばトリコロールのパラソル。
パラソル技はマリノスがご本家ですぞ、長崎の皆さん!


埋め尽くすサポーターの数、圧倒的!
存在が力強さと美しさになっている。


この応援に憧れる。
いつかVファーレン長崎もこんな応援がしたい!!
Vファーレンのチームカラーは青とオレンジ
トリコロールとは少し違うが、白をかませれば爽やかになりそうだし、オレンジ青の組み合わせもスポーティで若々しい。
ぜひぜひ、いろんな種類の応援グッズを作ってほしい。
まずは、マリノスにならって折りたたみ式のパラソルを作ってほしい。
私のトリパラは、長い方の傘なので持ち運びが大変だが、折りたたみ式があるらしい。
Vファーレンは折りたたみ式だけでいいので、まずはヴィファパラを販売して!

フラッグもいいなあ。デザイン、大きさ違いで数種類欲しい。
あ、もちろんヴィヴィくん柄は絶対に欲しい。
ゲーフラはちょっと敷居が高いという人も、パラソルやフラッグなら気負うことなく持って行ける。
応援にも力が入るし、全体にうねりのような躍動感が加わると思う。

いつかVファーレン長崎もマリノスのような完成度の高い応援が出来るようになりたい。
そのときはもちろんJ1のチームとして、マリノスに挑みたいね。

由紀彦と俊輔が在籍しているうちにその夢が叶うといいなあ。
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by windowhead | 2014-01-07 01:46 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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