<   2014年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧

「ミンチ天」のシンデレラストーリー

「東京・銀座&有楽町で「ミンチ天バーガー」発売へ 佐賀県とBEAMSがコラボ」

この記事を読みながら頭に浮かんだのはシンデレラの物語。

蒲鉾王国と自負している長崎のスーパーではいろいろな種類の揚げ蒲鉾が所狭しと置かれているし、1枚300円以上という値段のご当地揚げ蒲鉾が当たり前のように売れる。そんな中で佐賀県生まれで値段も2枚入130円台の「馬郡のミンチ天」は存在感の薄い品物だ。
油にまみれた湿ったコロッケのような手触りとペラペラフニャフニャの「ミンチ天」は、蒲鉾通の間ではB級、C級扱いで、だれも表向きミンチ天をほめないけれど、ちょっとしたおやつ食いやおつまみに密かに愛用している人は多かったはず。おかずとして食卓に上げるには安っぽく残念感が強いけど、つまみ食いには本当においしい。

この美味しさに市民権をあたえてくれた人たちがいる。サッカーJリーグ「FC東京」のサポーターさんたち。
昨シーズンサガン鳥栖は念願のJ1に昇格した。アウエー試合を応援にきたFC東京のサポーターさんたちがスタジアム近くで売られていたミンチ天をビールのおつまみにして、その「美味しさ伝説」がFC東京サポーターさんたちに爆発的勢いで広がったらしい。
今シーズンのベアスタでの対FC東京戦では1000個以上売れたという噂も。
そういえば8月17日のホーム戦の日、諌早駅でドロンパのシッポを下げたFC東京サポさんと会った。鳥栖戦の翌日だったので長崎の試合を見にきたそうだ。その方、スタジアムに行く前に駅のとなりの西友食料品売り場に直行、目的はなんとミンチ天調達。
そんな彼らを通してミンチ天の評判は東京に知れ渡り、ついに「BEAMS」という都会の王子様のエスコートで銀座にデビューする。なんて羨ましいシンデレラストーリー。FC東京サポーターさんたちはさしずめガラスの靴の役割だ。

さらに感心したのは、ミンチ天は都会デビューに合わせてなんとハンバーガースタイルにイメチェン!ハンバーガースタイルならおしゃれな女の子が立ち食いしても絵になるものね。それでいて250円(予定)と驚きのリーズナブルさ。
「馬郡のミンチ天」の素晴らしさは、一貫して消費者目線。
地方のブランド品開発は、コンサルタントや広告代理店に刷り込まれた自己満足な差別化や高品質だから高価でいいというような生産者目線が普通になって伸び悩んでいる品物も多い。
ところがミンチ天は、消費者の評判と口コミからブレイクした商品だ。本物のブランド品は、生産者側が仕掛けるのではなく、消費者に支持されることで自然とブランド品として定着した商品だ。
ミンチ天は、その道を進んでいると思う。
そのきっかけを作ったのがJリーグのサポーターたちというのもおとぎ話のようでワクワクするよね。
b0009103_22131780.jpg

[PR]
by windowhead | 2014-11-27 22:37 | 紙のフットボール | Comments(0)

正直、山田くんが羨ましかったり…

J2昇格を賭けて長野パルセイロが盛り上がっている。
すでにツエーゲン金沢が昇格を決めているので、長野は入れ替え戦の権利を勝ち取り、さらにJ2チームと入れ替え戦を勝ち抜かないとJ2には上がれない。
まだまだ越えなきゃいけないハードルはいくつもある。
それも一試合一試合、歓喜かどん底か、胃の痛くなるような試合が続く訳だが、その緊張感が羨ましくもある。
長崎からレンタル移籍中の山田晃平選手のプレーは長野でもサポーターさんたちにいい刺激になっているようだ。
「金沢の優勝が決定して、パルセイロには入れ替え戦しかなくなった。
この時にひとつの指標を示そうと思う。ドリブラー山田晃平 気迫のプレー連続写真。
こういう勢いと気迫を既存の選手に求めたいと思う。」

ある長野サポーターさんのつぶやきだ。
そろそろ山田のゴールも見たいとつぶやいてくれるサポさんもいる。
知り合いも少ない長野に移籍して、彼なりにものすごく頑張っていると思う。
長野のサポーターに受け入れてもらうために、長崎で見せていたように全力でドリブルし、全力で走り、全力で悔しがって、そしてちょっと照れながら喜んでいたのだろう。
でもこの前の盛岡戦勝利後のスナップ写真には、全力で喜んでいる山田くんが写っていた。(ぼちぼちいこか
ああ、長野の選手になったなあ。ちょっと寂しいけれど、心から喜んでいる。
山田晃平を手放したV長崎は、正直、今シーズンは、長野サポさんが指針にした勢いと気迫に欠けている。山田晃平が持っていたものをなぜ持ち得なかったのか。
毎試合ホームで応援しながら悔しい思いばかりしてきた。
せめて明日のアウエーで、昨シーズンプレーオフ時のような闘いを見せて欲しい。
自信を取り戻して終わろうじゃない。

山田くんと長野パルセイロの皆さんには、明日、ぜひとも勝って入れ替え戦を勝ち取って欲しい。あと3戦全部勝って、そのあとにくるのはさらに大きな壁だけど…それを越える勢いになれ、山田君。

長野が入れ替え戦に上がると、対戦相手は讃岐となりそうだ。
山田くんVS岡むー、もっちー、藤井君、翔平
長崎サポ、ファンにとっては、今でも可愛くってたまらない人気者たちの戦いになる。
その日、V長崎のファン感謝デー。
ファン感どころじゃない!って感じもするなあ。オーロラビジョンで入れ替え戦を流して欲しい…なんてね。

ヒリヒリする試合をたくさん戦える山田くんと長野サポが正直うらやましい。
[PR]
by windowhead | 2014-11-22 15:18 | 紙のフットボール | Comments(0)

届いたかな、10番ゲーフラに託した気持ち

15日の佐藤由紀彦選手の引退セレモニーで10番のゲーフラを掲げてくださったみなさん、ありがとうございました。

きっかけは、私が由紀彦ファンということで「15日はメイン側で一緒にゲーフラ揚げませんか」というひろみさんからのお誘いだった。いつもはバックスタンドやゴール裏の由紀彦ファンもメインに集まって由紀彦選手に一番目につくところから分かりやすい応援をしようという提案。ゲーフラ揚げるのが一番わかりやすいということで、セレモニーの日のためのゲーフラ作りに燃えました。きっとみんなそうだったと思う。
個人的に声をかけるのは限度があるので、twitterで呼びかけたし、できるだけたくさんのゲーフラがあがるといいなと思いblogでもお願いしました。

当日はメイン側に集まるためシーズンパスからAカテゴリーへのランクアップ。集まったみんなが余分に作ってきたゲーフラやボードを周囲の方々に揚げていただくようにお願いしたら、みなさん気持ちよく引き受けてくださった。本当にありがとうございました。
この日メインには、たくさんの由紀彦ファンが集まっていた。いつもゴール裏のバンディエーラの中で飛び跳ねている彼女達、毎回見かける私より年上のおばさま、もちろん観戦仲間のSさんも一緒で、いつものようにかわいい手作りフェルトゲーフラとメッセージボード持参。メイン通路で見かけた男性はなんと由紀彦選手がFマリノス時代の7番ユニを着ていた。こんな人に会えるのは本当に嬉しい。前から知っていたら昔の由紀彦選手のプレーなどじっくり語りかたりあえたのになあ。

ウルトラのコールリーダーさんから、ゴール裏はコレオを揚げるからゲーフラはその後にして欲しいと言われたのでそれを優先することにしてコレオが揚がったのを確認してメインに集まったファンが10番ゲーフラを揚げた。どんなに見えたんだろう?残念ながら自分たちには見えないものね、こればかりは。
今シーズン初めてベンチ入りした由紀彦選手がピッチに立つ瞬間を期待して精一杯チャントを歌い、拍手をしてチームを鼓舞したが、3枚目の交代は由紀彦選手じゃなかった。瞬間、緊張の糸が切れ周りからため息が漏れた。それでも気を取り直して最後まで応援には手を抜かなかった。
プレーする由紀彦選手は見られなかったが、素晴らしいセレモニーになるようにとみんな10番ゲーフラを揚げ続けて「ありがとう」の気持ちを伝えた。涙を浮かべながらゲーフラを揚げるあの人、この人…。一人の提案から急遽集まった10番ゲーフラグループだったが、みんな本当によく頑張った。ゴール裏サポーターと共に写真を取る由紀彦選手たちをメイン側から眺めながらひろみさんが「こっちでも写真とってくれないかな」とつぶやいたのが印象に残っている。早朝からバックスタンド3階正面に「佐藤由紀彦」の紺色の幕を張った彼女の熱意を知っている人は少ない。

闘い済んで日が暮れて…、いつものヴィヴィくん出待ちエリアでサポーター手芸部・工作部(非公式非公認勝手連)仲間と出会って、誰が言い出したのかお手製10番ゲーフラお披露目会緊急開催。今日1日のためにそれぞれが得意の方法で手作りした10番ゲーフラを階段に並べてほめ合って、集合写真パチリ!
これらのゲーフラはもう登場することはない。由紀彦選手に最後のサインをもらった私のゲーフラも、10番ユニフォームや注文した引退記念Tシャツとともに眠りにつく。佐藤由紀彦選手の存在を知ったときから始まったVファーレン長崎への思い入れも、気に入りの選手達が去りその土台となってきた佐藤由紀彦選手が去ることで私の中で一区切りとなる。来シーズンはまた新たに思い入れのよりどころを探すことになる。
b0009103_326376.jpg


つくづくこの1週間のがんばりはなんだったんだろうと不思議に思う。一人の選手への感謝の気持ちに突き動かされて突っ走った1週間が慌ただしく終わって、JR諌早駅で帰りの「かもめ」を待っていたそのとき、神様はほほえんでくれたね。この日のためにわざわざ東京から駆け付けた由紀彦選手のデビュー当時からのサポーター女性と出会った。長崎までの約20分間、長崎以前の由紀彦選手のことを語り合えた。
至福の20分間、神様ありがと!
そして、もう一度、10番ゲーフラ揚げてくださったみなさんありがとうございました。





そうそう、俊輔サポ仲間にご報告があります。
京都サンガは後半途中から比嘉君出してきました。
がっしりした身体になっていました。元気なプレーで時折マリーシア発揮してましたが、認めてもらえずでした。
比嘉君から俊輔MVPタオマフにサイン貰おうと企てていましたがセレモニーがあったため比嘉君が出てくる時間に間に合わずミッション失敗に終わりました。
[PR]
by windowhead | 2014-11-17 03:20 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

佐藤由紀彦選手への気持ちを「10」に託そう!

佐藤由紀彦選手の引退が発表されてから、twitterのTLには、その決断を惜しむ声やプレーへの思いでや感謝の気持ちが溢れていた。発信する人も様々、ファン、長崎のサポーター、過去に所属したチームのサポーター、メディア関係者やライター、そして選手たち。
その言葉ひとつひとつが考え抜かれて心のこもったものだった。改めて由紀彦選手の人間の深さと影響力の大きさを実感した。
中でも横浜Fマリノスの小林祐三選手のメッセージは琴線に触れた。下に引用させていただいた。

「佐藤由紀彦選手が今季限りで現役引退。
レイソル時代一緒にプレーしてたくさんのことを学んだ。
謙虚なふりして謙虚じゃない人がたくさんいるこの世界で本当に謙虚な人だった。
少しは偉ぶってくれと若い時によく思った。
そして体の中に秘めた圧倒的な熱量。
一緒にプレーできて良かっ
た。」

優れたサッカーセンスや熱い闘志とインテリジェンスを併せ持つ選手からの言葉に胸が熱くなる。と同時に長崎の私たちも佐藤由紀彦選手から多くのものをもらっていることを改めて感じた。
それは
「熱く最後まで諦めない闘志と併せ持つ気高さ」Vファーレン長崎のサッカーに取り組む姿勢は由紀彦そのものだと思う。
どんな時も笑顔で率先してファンサービスに応じてくれる姿。
選手もチームもサポーターもなれ合いにならずお互い厳しくあることで本物の信頼関係を構築しようという姿勢とメッセージ。
西の端の田舎から出てきた新参者のチームが昨シーズンJリーグでのびのびと戦えたのは由紀彦という地盤があったからだと思う。

勇気も、感動も、楽しさも、サインも、私たちは由紀彦から多くのものを貰った。貰ってばかりでいいのだろうか。せめて最終戦で由紀彦に感謝を伝えたい。

由紀彦の背番号「10」をそれぞれの思いを込めてスタジアムで示しませんか。
ゲーフラつくりは難しいと言う人は、新聞紙大のボードでも段ボールでも模造紙でもいいじゃない。それに大きく「10」と書いてスタジアムで掲げましょう。
書くのが難しければ、黒や赤の色付きガムテープを
| |_ _ |とちぎって貼れば10になりますよ。
ゴール裏はもちろん、メインスタンドにもバックスタンドにもできればアウエーからも「10」が上がってくれればなあと思います。
もちろん私も作りました。Jに上がった時からずっとずっと揚げたかったけれどチャンスがなかった自分に取っての最高の由紀彦ゲーフラ解禁です。

11月15日土曜日、対京都戦の後、佐藤由紀彦選手の引退セレモニーが行われます。
佐藤由紀彦選手に感謝を込めてスタジアムに「10」の花をさかせましょう。
みなさん、協力してください。
よろしくお願いします。

そうそう、ウルトラ長崎さんのホームページで佐藤由紀彦選手のチャントを調べました。
「オー ゆきひーこ
 アレ アレ アレ
 オー オオオオゆきひこ
 アレ アレ アレ」


原曲はセルジオメンデスとブラジル66の「マシュケナダ」
有名な曲です高齢者でも聞けば知っている曲。歌うチャンスがあればコールリーダーさんにあわせて力一杯歌いたいです。




署名お願い
*************************
長崎市茂里町にフットボール専用スタジアムの実現を!
~建設に向けて10万人署名活動実施中~

WEB署名はこちらから!

*************************
[PR]
by windowhead | 2014-11-12 10:14 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

刊行されました!「「朝敵」と呼ばれようとも―維新に抗した殉国の志士」

b0009103_1235093.jpg

1年判前に執筆参加した本がやっと出版された。
「「朝敵」と呼ばれようとも―維新に抗した殉国の志士」(星亮一編 現代書館)
本が売れない時代に、あまり一般的でない幕末史関係の、それも負け組の評伝でもあるこの本が出版にこぎ着けたのは出版社の英断かもしれない。
来年の大河ドラマでは敵役を担う人物達だ。これらの人々は一般にあまり知られていないが、驚くほど開明的な人物だったり、優れた国際人だったり、先進的な思想家だったり、優秀な技術者だったりする。

歴史は勝ち組の都合の良いように伝えられて行く部分があるということは、みなさんご承知のこと。
勝ち組は開明的で優れた人物たちで、負け組は古くさい現実にしがみつく人物たちという、乱暴な対比が歴史文学やドラマで使われる。一般に分かりやすいやり方だからね。

でも勝負は時の運だったり、時代の流れが大きく左右するもの。その中でどちらに組していたかだけの違いしかない。
私はサッカー観戦が好きだからか、その考え方が強い。
メッシやCロナウドがいるチームが絶対勝つとは限らないし、99%の勝利がアディショナルタイムにひっくり返されることもある。その中で、勝ち組の選手と同じく、いやそれ以上に輝き、強い印象を残す選手がいたりプレーがあったりする。
歴史のある瞬間に輝やいた人物に興味を持ち、調べて行くとまた新しい興味に打ち当たる。歴史好きはそれの繰り返しなのだろう。

今回は松岡磐吉という人物について書かせてもらった。
ほとんどの人には初耳の名前だろう。
明治維新、新政府軍と旧幕府軍の最後の決戦になった箱館戦争の決戦で、旧幕府軍最後の軍艦となった「蟠竜」の艦長を勤めた幕臣。
彼のことは今まであまり語られていなかったので、どんな男だったのか知りたくてしょうがなかった。その興味の行き着く限り、稚拙な調べ方でわかったことを書かせてもらった。

旧幕府軍(賊軍)側というと、坂本龍馬大好きな長崎では手に取ってもらえないかもしれないが、彼は長崎海軍伝習所で学んだ人であり、あの咸臨丸で初の太平洋横断の一員でもあるのだ。
彼の他にもこの本の中には長崎海軍伝習所で学んだ人物が2人いるし、長崎に遊学した人物もいる。賊軍の彼らも新しい知識や技術を学んだプロフェッショナルたちなのだ。

幕末史を彩る新しい人物たちの評伝集。
よかったら読んでください。
2000円+税がちょっと高いと思われる方は、ぜひお近くの図書館に新刊本購入依頼など書いて図書館に入れてもらうって方法もあります!
たくさんの方に読んで欲しいです。

Amazonには、もちろんありました。
「朝敵」と呼ばれようとも―維新に抗した殉国の志士
星亮一編 現代書館
[PR]
by windowhead | 2014-11-08 12:31 | 至福の観・聞・読 | Comments(6)

俺たちの由紀彦、長崎の由紀彦

Vファーレン長崎のキャプテン佐藤由紀彦選手の今シーズン終了後の引退が発表された。
由紀彦選手のオフシャルブログ では心に沁みる文章で引退報告が書かれていた。

あの佐藤由紀彦がVファーレン長崎にいる!
佐藤由紀彦のプレーが身近で見られる!
それだけでVファーレン長崎の応援を決めた。
彼の存在でVファーレン長崎というチームが本気でJリーグ入りを目指しているのだということを確信した。
由紀彦が引っ張るチームなら本気のはず。このチームは必ずJ2に上がる。
どのチームにいてもいつも凛とした覚悟のようなものを感じさせる選手だったし、彼の言葉は、ハッとさせられるような本質的な重みを持っている。

「J2は魂が磨かれる場所」という佐藤由紀彦の言葉は日本サッカー界で後世に残る名言だと思っている。

佐藤由紀彦の存在はVファーレン長崎を精神的に高める哲学だったと思う。
自己のなかでもがき戦い続けて、そこから一つの覚悟を決めた人なのだろう
いつだったかVファーレン長崎担当記者の藤原氏が「佐藤由紀彦選手は研ぎすまされた一振りの刀のようだ」と表現されていた。
そうでありながら、彼の笑顔や自然体は春風のように穏やかで優しい。
その在り方はそのまま、地味なハードワークが信条のチームでありながら、少年のような爽やかさを感じさせるVファーレン長崎のイメージとつながる。

渡り歩いた各チームのサポーターから「俺たちの由紀彦」とリスペクトされてきた佐藤由紀彦選手だが、長崎での選手生活が一番長いらしい。

長崎の由紀彦」、長崎の10番を背負ってくれてありがとう

b0009103_2165157.jpg


由紀彦さん、ファンとして最後の最後までもがきがんばる姿を見届けるね。
[PR]
by windowhead | 2014-11-06 02:19 | Vファーレン長崎 | Comments(4)

家本さん、変わったよね

日曜の午後、TVをつけるとセレッソ大阪とヴァンフォーレ甲府の試合だった。城福さん好きだし、それよりなにより読書家で名コラムニストでもある文科系ゴールキーパー荻くんにシンパシーを感じているのでヴァンフォーレ応援のスタンスでTV観戦した。主審は家本政明プロフェッショナルレフリー。彼のレフリングにも興味があった。

家本さんほど悪者扱いされる審判は居ないんじゃないかな。
主審・家本と発表されると、多くのサポーターは「家本かあ〜」「家本劇場はごめんだよ」などマイナーな反応をしてしまう。最近サッカーファンになったような女の子が周囲の反応を真に受けて「家本か、がっかり」などと言っているのを見ると怖くもなる。
じつは私もずっとアンチ家本派だった。
問題になった2008年のゼロックスカップも見ているし、佐原のゴールが幻にされた「川崎VS浦和」も見ている。若くて能力のある審判だろうが、その奢りがゲームを壊していると思っていた。

でも、最近の家本さんはずいぶん違ってきている。いつからかプレー中に笑顔で選手に対応し、選手の声を聞いている姿を多く見るようになってきた。家本さんが担当するゲームでストレスを感じることがなくなっている。以前は高見からゲームを見下ろす雰囲気だったのが、今は選手と同じ立ち位置にいて、良いゲームを作ろうとしているように見える。
家本さん、変わったなあ。大人になった?
家本さんが変わっていなければ、他の審判、特に若い審判のサッカー愛が家本さんより低くなっているってことだろう。
最近は、主審・家本政明と発表されると、一定の安心感を持って見ている。

Vファーレン長崎ファンには家本さんにやられた経験がある。昨シーズンのアウエー松本山雅戦で、ありえないPKを取られている。山雅側のオフサイドが先にあったのに、線審が旗も上げたのにオフサイドは取り消されて、PKだけが残った。
遺恨の残る采配。過去の「川崎対浦和」を思い出してしまった。
長崎では今も「ワ〜〜家本か、ごめんだよ」感があるはず。

でも家本さんは、絶対に変わっている。
「サッカー愛」というのかな、サッカーを取り巻くすべてに愛おしさを感じているのかなという雰囲気がでている。

今シーズン、ホームでの千葉戦だったかな?家本さんが主審を務めるゲームを観た。
すごーくいい流れでゲームに入って行ける采配だなあと感じた。勝負へのこだわりはあるが、それ以外ではストレスの少ない試合だった。
試合後、ヴィヴィくんのグリーティングを待っているとスーツ姿の3人がキャリーバッグを引きながら出てきた。目ざとい若者が「あ、家本だ!」と声を上げた。
その呼び捨ての声が聞こえたのか、こちら側を向いた家本さんはピッチ上の選手達に向けるような笑顔で軽く手を挙げてその声に応じた。「わー、カッコいい!」若者は嬉しそうに家本さんに手を振っていた。
なんだろ、スター選手のような輝きがあったし、これがプロなんだなあと感じさせるオーラがあった。

家本さんは今の日本のサッカーとどう向き合っているんだろうか。彼が変わったのは(変わったと思っているのは私だけかもしれないが)なぜ?
家本さんという存在から、審判を掘り下げてみるのもおもしろいかもしれない。
家本さんの著書「主審告白」は、とても興味深い内容だった。
上川さん、西村さんの次にW杯の笛を吹く日本人審判はきっと家本さんだろう。
昔のイメージだけで「家本、ごめんだよ」というのはそろそろ時代錯誤かも、最近のサッカーを見てないことを露呈してしまう言葉になるかもね。


「主審告白」 家本政明著 岡田康宏構成 東邦出版
b0009103_13183940.jpg

サッカーファン、サポーターならぜひ読んでいたい一冊だと思う。審判を知ることでより楽しくより熱くチームや選手を応援できるからだ。
[PR]
by windowhead | 2014-11-03 13:18 | 紙のフットボール | Comments(2)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead
プロフィールを見る
画像一覧