マンジュシャゲ

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ひときわ鮮やかに。あかぬけない美女のようで いとおしい花
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# by windowhead | 2004-09-27 13:28 | 日日抄 | Comments(0)

「輪違屋糸里 上・下」浅田次郎(文芸春秋社)

史実の隅っこにいた人が突如際立つ浅田流、涙腺刺激の浅田マジックも健在。

「壬生義士伝」で日本中を泣かせた浅田次郎による「新選組」異聞第2弾。

上洛から芹沢鴨暗殺事件までを「糸里」「吉栄」「お梅」「お勝」「おまさ」という女たちの語り口で描いていく。
「糸里」と「吉栄」は島原の天神。芹沢鴨暗殺時、その場にいながら助かった。 「お梅」は芹沢と同衾していて暗殺された。「お勝」は前川家当主の妻で、お梅の旦那である菱屋の姉。「おまさ」は八木家当主の妻。

男たちがなりふりかまわず必死で自分の中の正義を貫こうとすることによって、裏切られ、利用されていく女たちが、それでも身体を張って自分の一番大切なものを守っていく姿が切なくも、凛として潔い。

自分の信義と仲間への一方的な献身や一途な思い込みがコミュニケーションの断絶を引き起こし、絶望的な事件へと進んでいく男たちの不器用な悲しさ。それに引き換え、女たちはそれぞれ情報交換しあいながら自分の周辺を守り、お互いを思いやる心の深さまで獲得する。現代に通じるような要素もある。

平間、平山と同衾していた糸里、吉栄が難を逃れたことや、平間の失踪など、史実の芹沢鴨暗殺には、不審な点がいくつかあるが、著者は、独自の解釈でこの謎を解き明かす。

また、最後の最後で、なぜ土方が「ラストサムライ」という十字架を背負って、箱舘まで戦い続けることになったかも独自の解釈をみせてくれる。

「壬生義士伝」と同様、歴史を背景にしたフィクションのおもしろさを堪能させる一冊。

それにしても、吉村貫一郎や、糸里のように、これまで史実の片隅にたった1行ほどしか書かれていない人々を主人公にして小説としてふくらませる著者の想像力に感謝したい。
知らぬ間に涙がとまらなくなる浅田マジック。「糸里では泣けないよ」と嘯いていた私だが、土方でツボを押された。
浅田マジック健在です。
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# by windowhead | 2004-09-26 21:38 | 至福の観・聞・読 | Comments(0)

へびと出会う

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シャイなやつ。カメラを向けると右往左往していた。ごめんね。
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# by windowhead | 2004-09-26 16:34 | 日日抄 | Comments(0)

TVから流れる胸キュンサウンド「二人のシーズン」

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つけっぱなしのTVから、思いがけず流れてきた懐かしいサウンド、「ザ ゾンビーズ」の「二人のシーズン」だ!。
反射的にTVのほうに行ったがすでに終わっていた。何度か試みて日産自動車「ティーダ」のCMとわかる。

ゾンビーズは1960年代後半のブリティッシュロックバンド。
とにかくどの曲もどの曲もおしゃれでかわいくてそれでいてセクシーにして華麗。それにコリン・ブランストーンのちょっとハスキーなボーカルは甘く切ない。1度聞いたらもう離れられないちょっと悪魔的な美少年って感じのサウンドだったし、いまでもその意味で、私のなかではもっとも上位にあるグループ。

そう、グループサウンド世代ならご存知の「ザ カーナビーツ」の「好きさ、好きさ、好きさ」を覚えていると思う。「お前のす・べ・て!」とおかっぱ頭のドラムの子が叫んでいたよね。、この曲、ゾンビーズの「I LOVE YOU」のカヴァーだったね。

「二人のシーズン」は解散後にリリースされ世界的なヒットになった曲。
10年ほど前、石井聡互監督映画「エンジェル・ダスト」のクレジットロールのバックで流れていたときは、映画の異様さとあいまってとても悪魔的な魅惑の曲になっていた。

彼らの初期のヒット曲で「no,no,no……20回?」と思い切りの悪い男の子の心を切なく歌う「テル・ハー・ノー」も、昔、中山美穂のドラマで流れたことがあった。

私の手元には、すでにレコードは残っておらず、ベスト版CDが1枚だけある。(写真のもの)
CMを期に、『オデッセイ・アンド・オラクル』が復活するといいのだが…。


車のCMには、ときどき、私の胸キュンな曲が登場する。
数年前、トヨタのCMでブライアン・フェリーの「Don't Stop the Dance」やロキシーミュージックでのラストアルバム「アヴァロン」が使われていたときも、胸キュンだった。

何度も何度も見入っていたので映像もしっかり覚えているのだが、車の名前だけが思い出せない。これって、CM的には、成功なのだろうか?
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# by windowhead | 2004-09-24 12:13 | 至福の観・聞・読 | Comments(0)

はや落葉

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夏の日照りのせいか大楠から枯れ葉がひっきりなしに降ってきた
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# by windowhead | 2004-09-22 10:26 | 日日抄 | Comments(0)

こんな本もあった!「新選組殺人事件」

b0009103_229593.jpg新選組関係の本といえば「新人物往来社」という会社名が反射的に頭に上る。ここには、大出俊幸さんという新選組ファンにとっては、神様みたいな名編集長がいらっしゃる。毎年行われる「歳三忌」「総司忌」も新人物往来社と大出さんの下に集まる「新選組友の会」が中心になって催されていたと思う。
新人物往来社の新選組本は、新選組を愛する人が新選組を愛する人のために作った本だと確信がもてるほど内容も装丁もすてき。今年の大河ドラマのおかげで、復刊されたものも多く、うれしいかぎり。

と、前置きがながくなったが、この本は知らなかった。
1990年4月に新人物往来社より初版発行のトラベルミステリー。
著者の加藤公彦氏は幻影城新人賞出身で、すでに故人になられている。

新選組愛好会「誠の旗」のメンバーの周辺で起こる殺人事件。彼らが会津旅行するシーンは新選組ファンにとっては格好の旅行案内になりそう。
キーマンは斉藤一と平間重助。
平間重助といえば、「輪違屋糸里」でも北原亜以子の「暗闇から~土方歳三異聞~」でも重要な役回りだった。芹沢鴨暗殺時、一人逃げおおせた平間。その後の消息はぷっつりととぎれるが、だからこそ、作家にはおいしい存在なのだろう。

もう1人、うれしい登場人物。主人公の女性の姓は毛内。
(そう、有之助の子孫ということになっている)

どうだろう、新選組ファンなら、喉から手が出そうなミステリ。
でも、普通のミステリファンにはオススメしない。
猫に小判。

小説・詩・読み物
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# by windowhead | 2004-09-08 02:32 | 新選組!な人々 | Comments(0)

台風前の美しい夕焼け

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今度は九州に上陸の模様。夕焼けがとても美しかった。みとれている間は台風のことも忘れるくらい。
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# by windowhead | 2004-08-29 23:20 | 日日抄 | Comments(0)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead
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