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地方で見るナビスコ杯

Jリーグチームのない地域では、久々の地上波放送だったナビスコ決勝戦。
せっかくの日に、ウォークラリー参加だったため、リアルタイムで見ることができなかった。(もちろん録画していたけど)
ラリー途中で、駐車場のTVに写っている平山を発見!
「すみません、どっちが勝ってます?」
「あ、えーっと、ヴェルディじゃないかな」
「はあ~?」
ま、いいか。どっちが勝ってもいい。
ほんの少しだけ佐原秀樹がいるFC東京に勝って欲しいけど。
なんて思いながら、それでもまた、他の人に聞いたりして、ラリー終了ごろにはFC東京の勝利を知って喜びながらの、複雑な思いが残った。

Jリーグファンやサッカーファンなら驚くようなことなのだけど、その日、ナビスコの話題の中で、3人から「ヴェルディ」という名前を聞いたのだ。
彼らの中では、「東京」というチームは「ヴェルディ」なのだ。
「ヴェルディはJ2だよ。東京は「FC東京」でしょ。」というと、「へー、そんなチームがあるんだ?」だった。
答えてくれた人が、50歳代のおじさんや、女性たちだったということもあるだろうが、彼らでも「ヴェルディ」が「川崎」でなく「東京」ということは知っている。
でもFC東京を知らない。

長崎市内出身ではないが、日本代表にも選出されている徳永悠平選手も、中村北斗選手も県人だし、福岡出身だが、なぜか長崎県人が最もよく知っている平山相太選手が所属しているのがFC東京なのに…。
これは、かなりショック。

Jリーグチームのない県では、サッカーと言えば日本代表しか放映されない。
NHKBS2やスカパーで放映されているが、一般の人はTVといえば地上波のこと。そこで見ないものはないに等しいのかもしれない。
この現実をJリーグのお偉いさんには知って欲しい。どうにかして地上波での放映を増やせないんでしょうか。


さて、ナビスコ決勝戦の録画を2日続けてみている。
決勝戦らしいいいゲームだったと思う。
FC東京を見ていると、サッカーは「チームプレー」なんだと改めて実感。
あの平山相太くんが、最後までサボらずにチェックに行くのに感動。
労を惜しまないプレーにはサッカーの神様は報いてくれるんだね。ヘディングゴール!
後半40分に、佐原登場!この瞬間を待ちに待っていたんだよ。
さあ、逃げ切りだ!
鬼のような形相でゴールに挑む川崎フロンターレの物凄い迫力。
必死にゴールを守る東京の選手たち。セーブしたボールをすぐに蹴ろうとする権田くんに落ち着け!と指示をだす城福監督。
そう、この日のFC東京の選手も川崎フロンターレの選手も、時間稼ぎのプレーを一切しない。審判へのクレームも少ない。
本当に見ごたえのある気持ちのいいゲームだった。
終了のホイッスル後、手を合わせながら天を仰いでいた椋原くんの姿が印象的だった。

11日は、佐原選手来てくれるかな。応援に行くよ。
by windowhead | 2009-11-06 21:20 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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