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我が家のお雑煮と長崎雑煮

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長崎雑煮といえば、具だくさんで有名です。13種類から15種類の具をいれるようです。さらに特徴的なのは唐人菜という独特の白菜をお雑煮の一番上に飾って「名(菜)をあげる」と縁起を担ぎます。

我が家のお雑煮は、だし汁はほぼ伝統にのっとり鰹節を削って、昆布、それに干し椎茸をもどした汁を使います。もちろん清まし汁。
具は、長崎雑煮から少し違ってきます。
清まし汁に鰤の切り身は生臭いという亡き父の意向で、鰤はいつのまにか入らなくなっています。ごちゃごちゃ具が入った清まし汁は下品だという父側のお祖母さん(一人娘のお嬢様)の好みで里芋やごぼうがはいらなくなりました。
鶏肉、干し椎茸、かまぼこ3種、にんじん、唐人菜に焼いた丸餅というのが我が家のお雑煮の定番です。

ところが、昨年から我が家の伝統雑煮に変化が。
老齢の母が総入れ歯になり、嚥下も気になるようになってきて、お餅を喉に詰まらせるような心配も出てきました。
それでも、日本人です。お正月はお雑煮を止めるわけにはいきません。
そこで、昨年から、母のお雑煮の餅は、白玉に変わりました。
白玉のお餅は、好評で、今年は、お餅より白玉がメインになりました。
もちろん、神棚やご先祖様、荒神様に上げるお雑煮は焼いた丸餅です。
毎年、お正月になると、元気なご老人がお餅をのどに詰める事故が報じられます。
正月のお餅は縁起物ですが、老人向きの食べ物ではないと思います。
ご老人のいらっしゃるお宅では、白玉のお雑煮を試してみてはいかがでしょうか。


正月早々、おせっかい魂が始動しちゃいました。

※伝統的な長崎雑煮が食べたい方は入来屋さんの長崎雑煮がおすすめ
by windowhead | 2011-01-02 00:33 | 日日抄

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead