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長崎人にはおいしい試合だったけど

ゆっくり土曜日のマリノスとFC東京の録画をみた。
中断前のFC東京と浦和の試合にワクワクしたので、とても期待していた。
だけど、マリノスと戦っているFC東京は、あのワクワクさせたFC東京ではなかった。
どうしたんだろ?かずまにぜんぜんボールが入らない。

反対にマリノスは生き生きしている。
オフェンス陣が無駄なく、早く攻撃を仕掛けているし、決定的なパスがつながっている。
こんなのを攻撃のイメージを共有しているとか、感じあっているとかいうんだろうね。
FC東京ファンは、こんなふがいない試合は見たくないというだろうけど、長崎の人には是非とも見てほしい試合だったなあと思う。

試合の中継があっていたころ、友人のJAZZライブで、私は街中のライブハウスにいた。
このライブハウスは、W杯などがあるとスポーツバーに変身しているので、サッカーに興味がないわけではないのだろう。
ライブの中休みに、「カウンター前のTV見せて、音なしでいいから」というと
「今日何もないよ」と言われ「Jリーグ。マリノスとFC東京みたいから」というと、やっぱり帰ってきた返事は「なんだJリーグかぁ~」。
あのさ~と言いたいところだが、見せてもらうこと優先だから、そこを抑えて「お願い!」って。
兵藤の会心の笑顔がうれしいなあ。
俊輔ファンなので彼が一番なんだけど、マリノスで次に好きなのは兵藤なのね。
彼のタフネスと献身は、きっと彼が持って生まれた素敵な長所なんだと思わせる好青年。
そして、兵藤選手は、この町長崎から育った選手。

この試合は長崎人にとってはどんなにおいしい試合だったか。
長崎の人にそれを知ってほしかった。
マリノスのMF兵藤 慎剛選手、FC東京のCB徳永悠平選手とFW渡邉 千真選手、それにFC東京で途中から入ったMF中村北斗選手、この4人は長崎県の出身であり国見高校が育てた選手なのだ。
1つの試合の中で郷土長崎の選手がこれほど多く出場している試合がプロスポーツにあるだろうか。
FC東京と横浜Fマリノスの試合はそんな意味で、長崎人には必見の試合だ。

Jリーグ放送が地上波から消えてから長崎から日常的なサッカー談義は消えてしまっている。
代表戦やなでしこをお祭り的に見る人たちはいても、日常の話題にサッカーが出てこない街になっている。

でもね、わが町から育った選手がいれば、すこし見方が変わるかもしれない。
BSなんて見ない人も、そのときはチャンネルを合わせてくれるかもしれない。
jリーグには長崎出身の選手がたくさんいる。監督もいる。
彼らのことをもっとブログで取り上げなければいけないのかもね。
ロンドン五輪のオーバーエイジ枠で徳永悠平選手が選ばれている。
この際、長崎のローカル放送でも徳永選手を取り上げてほしいものだ。

Jリーグチームを持つことは、長崎の活性化につながる。
そう確信している。
その第一歩として郷土出身の選手を応援して、サッカーに興味をもってもらうこと。
それと同時に、長崎にあるJFLチームVファーレン長崎のホームゲームを観戦してもらうこと。

日常の中で「おらがチーム」の話題が上がる町になれるように、微小でも役に立てればいいなと思っている。

横浜Fマリノス兵藤 慎剛選手

FC東京徳永悠平選手渡邉 千真選手中村北斗選手
by windowhead | 2012-06-18 17:23 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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