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スペシャルワン

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俊輔サポお仲間のTさんからまたまた素敵なプレセントが届いた。
マリノスのホーム最終戦のマッチデープログラムとそのゲームが掲載されたエルゴラッソと俊輔グッズ。
いつもありがとう!

マッチデープログラムには「スペシャルワン」と題した俊輔の記事。
これを読んでいて、ぞくっとさせられるものがあった。

俊輔のプロサッカー選手としてのキャリアだが
”今年でようやく、日本でのプロキャリアが欧州で過ごした時間を上回ることになる”
らしい。短かったように感じるが、彼のプロ選手人生の半分は海外だった。
だから同僚の中澤選手やガンバの遠藤選手がJリーグ通算400試合出場というなかで、俊輔はJリーグ通算230試合ぐらい、Jでの得点も48得点と平凡な成績だ。しかし、彼の海外での数字をみるとちょっと驚く。イタリア、スコットランド、スペインの通算が222試合、40得点。日本でのとそう変わらない成績を海外で残している。Jリーグと海外リーグの成績を合わせると、約450試合、48得点とJリーグでの遠藤選手の成績とほとんど変わらない。改めてスペシャルな選手なんだと再確認。

”海外での挑戦に一区切りつけて同じクラブに帰ってきた選手などそういない。稀有なほどの相思相愛。ならばクラブのために「もっと」を出すべき人間なのかもしれない。”
”ならば期待しよう。今季リーグの最終戦で、自分がどんな選手になりたいのか、プレーで伝えてくれることを” 
などと、書かれている。
俊輔は試合前にこのプログラムを読んだのだろうか。
鳥栖戦でのプレーは、まるでその記事に答えるかのようだった。
絶対に勝たなければ何も残らない試合で、守備に攻撃に走り回り、一発のFKで勝利をもぎ取り、チームの目標への希望をつないだ。

また、このFKが、セルティック時代にリーグ優勝を決めたキルマーノック戦のFKに似たゴールだったのもなにかの因縁のような気がして、気持ちが騒いだ。
海外生活が長く、他の同期の選手の半分しかJリーグに在籍していないためJリーグ通算では平凡な数字しか残らない俊輔は、記録でなく記憶に残る選手なのだと、サッカーの神様が再び教えてくれたのだろうか。


最近、ブログの中のある古い文章にたくさんのアクセスがあって驚いている。
2007年の9月に書いた「いまさらだけど「目からうろこ」だった、中村俊輔のことば 」という文章がそれ。
オシムジャパンのスイス・オーストリアに遠征をレポートした朝日新聞の中鉢記者の記事にたいする感想だ。
中村俊輔と佐藤寿人という、私の大好きな選手2人が登場する特別の記事であり、サッカーの見方の幅を広げてくれた記事でもあった。連携とプレーを磨きあう選手たちの姿が垣間見られる良い記事だった。すでにasahi.comの記事へのリンクは切れているが、どうしても残しておきたくて、引用転載していた。ぜひとも俊輔ファン、寿人ファンの方に読んでほしい。中鉢さん、勝手な転載お許しくださいね(と、いまさらのお詫びですみません)

俊輔も寿人も今年はまだ試合が残っている。
ファンとしては、1日でも多く彼らを見ていたい。

「いまさらだけど「目からうろこ」だった、中村俊輔のことば 」
by windowhead | 2012-12-11 01:01 | 紙のフットボール

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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