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いろんな潜在力が見えた名古屋戦

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ホーム対名古屋グランパス戦は特別な日だった。
クラブはこの試合に向けてメディアを使ったPRを仕掛け、特別に作ったチラシを佐世保、諫早、長崎で配布。
当日はVファーレン長崎の親会社でもあるジャパネットデーということで1万枚のオリジナルTシャツが無料で配られるという大サービス。これだけでもものすごい力の入れようが感じられる。
「名古屋グランパス」Jリーグオリジナル10の伝統あるチーム。
あのピクシーが選手として監督として華やかに牽引してきた特別のチーム。
そのチームとまさか長崎の地で地元チームが対戦するとは思ってもいなかった。そしてそこには、日本代表チームとしては一番思い入れがあったジーコジャパンやオシムジャパンでおなじみの選手たちがいる。楢崎選手、玉田選手、そして佐藤寿人選手も。長崎と対戦しないなら絶対応援するチーム。
その前の対湘南戦を見ていた。さすがに代表クラスで活躍したタレント揃いの上に、風間サッカーが定着しつつあってチーム力がぐっと上がっている感じ。
さあ、長崎、どう闘う?と心配になってきた。
ご近所長崎駅での出勤時間ビラ配りをお手伝いし、試合当日はいつもの「Katarode」さんの選手幕掲出のお手伝い。選手の入り待ちと送り出しくらいしかできることはないけれど、それと応援をしっかりやることに。

シーズンパス入場の時間頃にはスタジアム外周が人で溢れている。バクスタ一般もながーーい行列。ゴール裏に至っては何重にも折り返して蛇行している人の列。メインもコンコースから降りる道を塞ぐほどの列。ものすごい人が溢れている。
入り待ち前にグランパスくんのぬいぐるみ買いに行ったがすでに売り切れ。でも可愛いリストバンド買った。ヴィヴィくんのマグカップも間に合わず。
入り待ちにも初めて参加したという人が多かった。

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ヴィヴィくんのグリーティングに間に合うように席についていると、さっそく「ゆかり」が回ってきた。名古屋名物ですね。げんこつで砕いてバリバリ食べる。いい歳してゲン担ぎか、という人は言え。そうしてでも勝ちたいんだから。
配られたTシャツでスタジアムじゅうオレンジ色。この雰囲気で両チームの選手を迎えられる幸せ。
試合が始まった。
我がチームは引いてない。前の3人ファンマ選手、澤田選手、幸野選手が積極的にプレスを仕掛ける。名古屋は風間サッカーおなじみの早いパス回しでプレスをいなすけど、つぎつぎと湧いてくるようなプレスにパスが乱れ、そこをしっかりマイボールにして攻撃につなげる長崎。いい感じの試合の入り方。1対1の場面も決して負けてない。気負った感じがないけどすごく集中してるし怠ける選手が一人もいない。早い時間にこれならぼろ負けすることはないという感じがして、1点でも取ろうと攻めの応援になる。
前半澤田選手がとてもいい。それに呼応してしゅーとくんもファンマもいつもよりタイトなプレスにいく。安心のボランチ二人も攻撃の島田選手、守備とボールを狩る前ちゃん、役割以上の選手達。両ワイドも相変わらずアグレッシブだし相変わらずのイケイケ感が面白い。飯尾選手、翁長選手心身ともにタフネス。そして安心の3バックとGK。大一番に杉さまが帰ってきた。真ん中に入ると「死ぬ気で後ろは守るから1点取ってこい」(VVVVファーレンでそう言ってた)って気迫がでるから不思議な人。ダブルだいちくんは今年の影のMVP。まっすうパパは長崎の信頼を一身に集めている。
後半、キャプテン村さんが入った。柏時代デビュー戦でハットトリックの戦歴を持つ強運の人。乾坤一擲のヘディングシュートに期待!前試合で初ゴールを決めた吉岡くんが入り、イケイケのスイッチ慶太くんが入った。とにかく点を取るぞという監督の意志を感じる。拮抗したゲームのまま終盤40分を越えた時相手にPKを与えてしまった。ゴールに沸く名古屋サポと選手達。サポ前に行った名古屋の選手達がなかなか帰ってこない。勝った気持ちでいるのかな?でもまだ時間がある。早く攻めようという気迫が長崎の選手達に感じられた。だれも疲れすら感じさせない。いけるかも!と思っていたら、サイドの高い位置でボールを受けた翁長くんが相手を交わしてあげたクロスをファンマがドンピシャのヘディングでゴール!
同点! すかさずそのボールを拾ってセンターラインに走る田上くん。喜びながらも長崎の選手はだれも止まらない。もう1点取る!という気持ちがみんなから溢れている。4分のアディショナルタイムでどちらにも得点は生まれなかったが、素晴らしい試合を見せてもらった。

そして、この日の入場者は12923人!念願の1万人越え。
Vファーレン長崎の試合をみてもいいかなと足を運んでくれた人が1万人以上いるんだという現実を見ることができた。決して無関心なんじゃなくて、あと一押しのファクターがあればこれだけの人がスタジアムに来てくれると言うことを知った。
クラブの運営側も1万人を超える観客への対応の仕方を実地で学ぶことができただろう。不手際もたくさんあっただろうが、あまり批判の声を聞かない。その不満を超えるだけの感動があったからだろう。
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いい気持ちでアフターバーに顔を出すと、名古屋サポさんも!
いろいろ話をしたけれど、V長崎のポテンシャルを褒めてくれていた。
深夜0時なのに、諫早駅前のお茶の間通りの飲食店には名古屋サポさんと思しき人影があちこちに見られた。諫早がスタジアムのある街としての賑わいを作れる可能性も感じた。
いろいろな意味で、Vファーレン長崎のポテンシャルを感じることができた記念すべき名古屋戦だった。


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ついに武蔵村上会のタオマフが私の手元にも!
杉さまのユニに村さんのタオマフというディフェンダー愛
(昨年からの三好コーチとキーパー愛は健在です。)







by windowhead | 2017-10-25 14:38 | Vファーレン長崎

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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