俊輔に浸っている間にキャプテン村さんが…

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ファン感謝デーの26日、笑顔いっぱい諫早駅で降りるVファーレンサポさんを車窓から眺めながら、鳥栖に向かった。
九州でたった1回だけ中村俊輔選手のプレーが見られる日がV長崎のファン感謝デーと重なった。
39歳の俊輔はチームのワンピースとしての役割に徹し、仲間たちに細かな指示を与えている。場面によっては実地指導って感じがしなくもない。今の俊輔が自分のミッションと思っていることをやってるんだなあと納得しながら観ていた。

試合後は、ホーム鳥栖さんのセレモニーがあっているので早めにスタジアムをでて、鳥栖サポさんたち行きつけのお店に。昨シーズン何気なく入ったお店だが、アウエーサポとわかるおばさんたちを気持ちよく迎えてくれたので、また訪ねてしまった。オーダーして、俊輔話に花を咲かせながら、プレーオフの結果を見ようとTwitterを開いたたら、驚くツイートが目に飛び込んできた。
ファン感の挨拶でVファーレン長崎のキャプテン村上佑介選手が自ら引退することを告げたというのだ。
村さんが引退って、帰りの混雑した列車の中でもそのことばかり考えていた。

なぜすごくショックなのかなあと考えた。おそらく「これが村さんだ!」と言えるほど彼のプレーを見ていない。これからそれを見せてもらおうという矢先で消え去ったことにとまどっているんだと思う。興味を持った選手のプレーを見てその成長や変化を楽しませてもらうことがサッカーを見る楽しみの一つで、中村俊輔選手を15年以上見続けているわけだが、その意味では村上佑介選手との出会いが遅すぎたのかもしれない。柏時代から見ている人はこれが村上佑介というプレーをいくつも挙げられるのだろうなあ。

昨シーズン長崎に移籍して来られてすぐのサポーターミーティングの席に自主的に参加されていた村上選手。すばらしいキャプテンが来てくれた、杉さまは肩の荷がおりてホッとしてるよねと杉さまサポ目線で安心したり、とてもフレンドリーな人のようで諫早のサポさんとは早くに親しくなられていて長崎に長くいてくれそうだなあと安心したり、イケメンで礼儀正しくそれでいて親しみのわく笑顔でファンサービスされる姿にファンがどんどん増えていて、その姿を遠巻きに眺めていた。
昨シーズンから今シーズンのはじめごろのクラブの内情を知るにつれて、どれほどキャプテンという立場にご苦労が多かったか、本当に粉骨砕身のがんばりをされたんだろう。でもそれを一つも表に出さない強さに頭がさがる思いだった。
いいキャプテンだなあと遠くから見ることが多かったが、少し近ずく出来事があった。東日本大震災復興支援映画「MARCH」を長崎で上映しようと決めた時、MARCH撮影当時愛媛FCに所属されていたことも知っていたので村上キャプテンに「こんどMARCHの上映会を主催します」とお知らせを兼ねて声をかけさせてもらった。「僕もできるかぎり協力します。Seed'sプラスの子たちを応援していますから!」と心強いお返事をもらって、さらに映画のプロデューサーでもあるちょんまげ隊長ツンさんに「よろしくお願いします」とメールまでしてくれたり、自分のインスタグラムで上映会ポスターを乗せてPRしてくれたり、さらにさらに「MARCH」の上映会当日、一般客に紛れて参加してくださった。(それを知ったツンさんは村上キャプテンを引っ張り出して、ミニトークショーに!さらに上映後はサインや写真撮影にも気軽に応じていらした)
支援でネパールにいるツンさんにメールで「村さんが引退です」と伝えてしまった。ツンさんから「ひえ〜〜、悲しい」という叫びが帰ってきた。そう、みんな悲しいよ〜〜。

自分の想うところに自分の意志で行動できる性根の座った人
自分の言葉を持っていて、それを届ける表現力を持った人
それを穏やかな笑顔で包んでいる人なんだ。まさに頼れるお父さん。
そりゃぁ、みんなついていくよね。
まさか、引退されるとは思っていなかったので、武蔵村上会のタオルマフラーにサインをもらうのを来シーズンに伸ばしてしまった。よく考えると村上キャプテンにサインをお願いしたこともなかった。
これはものすごく残念。
でも、チームに残ってユースのコーチをされるというから、いずれそのチャンスはあるだろう。
それにしても、都会生まれ育ちのキャプテンが長崎に残ってユースのコーチをされるというのだから、長崎も捨てたもんじゃないんだね。じっくりと指導者の勉強を積んでいずれはトップチームのコーチや監督を目指されるのかな。今、名波浩監督を楽しんでいる私にとっては、次の興味深い若手監督候補が近くで育っていくのを見る楽しみも出てきた。
さらに、私個人の勝手な願いなんだけど、
「村さん、社長を目指しませんか?」
Vファーレン長崎の経営が安定し、一応の成果が見られて高田社長がその座を降りられる時、もしくはもうすこし後、Vファーレン長崎の社長を引き継いでもらえる人材じゃないかなあ。
コンサドーレ札幌の野々村社長のようにそのチーム出身の社長さんが活躍する時代になっている。V長崎には、人々に喜びや楽しさを届けることをモットーにしてビジネスを成功させたすばらしい社長がお手本としていてくれる。村さんならそれを目指してもおかしくないと思う。
まあ、私の勝手な希望なんかどうでもいいわけで、村上キャプテンが一番自分らしい道として引退を決意し、ユースのコーチとして残ってくれるという事実を大事にしたい。
だから「お疲れさまでした!」は「一応、お疲れさまでした」で、すぐに「未来のVファーレン長崎のためにがんばってくださいね、応援続けますから!」と欲張りに夢を託してしまいそうだ。

最高のキャプテン!お疲れさまでした!
そして、来シーズンもVファーレンの未来たちをよろしくお願いします。


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by windowhead | 2017-11-28 15:52 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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