バイプレーヤーズを見逃した

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水曜日の楽しみテレQの「バイプレーヤーズ」を見逃した。

この日は訃報が続いた。
朝から俳人・金子兜太氏が亡くなられたとtwitterで流れてきた。
ずっと昔・学生時代に金子兜太さんの俳句と初対面した。
衝撃的で、いかに短い言葉で情景が浮かび上がるような詩は書けないかと仲間とチャレンジしあったことを思い出す。
当時、教科書に載るような作品の著者はほぼこの世にいなかったが、金子兜太さんはバリバリの現役だった。
詩人大手拓次と俳人金子兜太さんから影響を受けていたのは間違いなかった。

帰宅して何気なく見たTVニュースの画面に大杉漣さんの大きなパネルがあった。
そこで大杉漣さんが急逝されたと知った。
会ったっこともない俳優さんの訃報にこんなにうろたえるとは。
大杉漣さんは楽しみにしている「バイプレーヤーズ」の中心人物であり、Jリーグファンの間では理想的なサポーターさんだった。
還暦を超えた人気俳優さんなのに、時間があればスタジアムに足を運ばれてJ2徳島ヴォルディスを応援されていた。
行くといえばVIP席でも用意されるような著名人なのに、いつもヴォルディスのゴール裏席で静かに観戦されていた。
その姿はJリーグサポーターの間では話題で、大杉さんが行かれている試合では、必ずというほど誰かがその姿を写真に収めtwitterなどで発信していたので、いつもスタジアムで出会っているような錯覚に陥るほど自然にサポーターの中に浸透していた。
昨シーズン、Vファーレン長崎のホーム「トランス・コスモススタジアム」のアウエーゴール裏にも大杉さんの姿があった。
「大杉漣さん、来てるみたい」と仲間と望遠レンズや双眼鏡でその姿を見つけ、「大杉さんには悪いけど負けられないからね」などと話が盛り上がったりする。私にしてみれば、いい歳してバックスタンドやゴール裏などで観戦せず年相応の席にしたらと迷う気持ちを打ち消してくれるのが同世代の大杉さんの存在だった。最近は年上の髙田社長の存在も大杉さんと同じく年甲斐もなくという負い目を打ち消して、幾つになっても純粋にサッカーが楽しい間は楽しもうという前向きな気持ちにしてくれる存在。
このお二人と中村俊輔をずっと応援している俊輔サポ歴10年20年の同世代のお仲間の存在はまだ前向きにサッカーと関われると感じさせる大きな存在になっていた。
twitterのタイムラインには多くのサッカーサポーターの人たちが大杉さんの突然の死を悼むつぶやきが流れてくる。
それぞれのつぶやきの中にその人にとっての大杉さんがいる。
サポーターさんたちは、気持ちのどこかで大杉さんのようなサポーターでありたいと思っているような感じがする。
いくつになっても純粋にサッカーが好きで、サッカーの中の「なにか」に会いたくてふらりと一人でスタジアムに足を運んで「なにか」とじっくりと向かい合ってくる。ちょっと哲学的かもしれないが、大杉さんの観戦する姿を見ているとサッカーや選手たちへのリスペクトが感じられるのだ。スタジアムでワイワイ盛り上がるのではなくじっくりと愛でるように楽しんで、大いに盛り上がるのは自分がプレーするチームでという感じなのかなあ。現役草サッカープレーヤーでもあった大杉さんは本当に羨ましいサポーターの理想的な存在だった。

バイプレーヤーズはどのように展開するのだろうか。
俳優大杉漣さんの最後の仕事をリアルタイムでしっかりと見させてもらえる番組が作られていることに感謝です。
ご冥福をお祈りします。




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by windowhead | 2018-02-22 17:12 | フットボール周辺 | Comments(0)

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