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ニイザ、雨の三ツ沢凱旋はどうだった!(ルヴァン杯対横浜Fマリノス戦)




Vファーレン長崎はリーグ戦アウエー岐阜戦で0−4で快勝。クラブもサポもその勝利に舞い上がっている。(ただ相手は1人少なかったこと、4点のうち流れからのゴールは2点のみだということは冷静にとらえておきたい)
でも、その前におそらくこの岐阜戦につながるゲームがあったのを忘れてないだろうか。ルヴァン杯のアウエー横浜Fマリノス戦はチーム浮上のきっかけにもなったと思っているが誰もその話をしない。だから個人的に備忘録として記録しておきたい。


4月10日、J1でも超攻撃型と言われる戦術をとる横浜FマリノスとVファーレン長崎がルヴァン杯で対戦。今の長崎がマリノスとどんな試合をするのか、怖いもの見たさで是非ともみたい!と諫早まで。

長崎のスタメン
GK富澤、DF:米田、鹿山、キュベック、翁長 MF:名倉、島田、新里、大本、FW:畑、吉岡  
サブ:鈴木、高杉、香川、サンミン、ジョンホ、ハイロ
サブの鈴木、サンミン、ジョンホ以外は、高木前監督の元でトレーニングし、戦ってきた経験のある選手たち。新里選手のインスタによるとこの日のスタメン、サブ全員の平均年齢は24歳らしい。そして、ニイザ、トミー、鹿山くん、米田くん、翁長くん、吉岡くん、畑くんは長崎でプロ選手になった。名倉くんも琉球があるけど長崎でプロスタートと言ってもよいだろう。翁長くん、吉岡くん、畑くん、大本くんは同期、4人一緒にピッチに立ちたいと言っていたが、この日その願いが叶った。

横浜のスタメンを見て驚いた GK飯倉、栗原、和田、ドウッシャン、ティーラトン、遠藤、扇原、山田、イッペイシノヅカ、大津、山谷  サブに喜田や三好、琉球から来た中川らがいた。リーグ戦からメンバーを変えたとは言え誰もが名前を知っているJ1選手ばかりじゃないか。
それに比べるとV長崎の選手は無名も無名。解説の人も長崎の選手のことは一人として知っていなかったくらい。

◯ニイザ、三ツ沢に凱旋◯
この試合を一番心待ちにしていたのはおそらくV長崎の新里涼選手だったと思う。
ジュニアユース、ユースと生粋のマリノス育ち。そこから順天堂大に行ってVファーレン長崎でプロになった。ニッパツ三ツ沢はマリノス育ちには聖地でもある。あの中村俊輔選手だって一番好きなスタジアムはニッパツ三ツ沢って公言しているくらい。その地で、栗原選手、飯倉選手という生粋のマリノス育ちの大先輩たちと対戦するのだから。ベンチにいる喜田選手は1年上、遠藤選手は2年後輩になるのかな? 子供の頃から染みついている「We are Marinos」が敵のゴール裏から聴こえてくるのはどんな感覚なんだろう?対戦相手のボランチとして三ツ沢に帰ってきた新里選手はマリノスユースのコーチたちに頼もしく見えただろうか。(長いことマリノスを応援してきたのでどうしてもユースやジュニアユース出身の選手たちに思い入れが強くなる)この日のニイザは闘志をみなぎらせながらも自分の役割をきちんとこなす安定した大人なプレーだった。

気温4度。冷たく激しい雨の中で、マリノスの選手たちはさすがマリノス。攻守の切り替えもポジェッションも敵わない。それに必死に食い下がるV長崎の選手たち。相手FKからトミーが弾いたボールに詰められて1失点。跳ね返ってボールに瞬時に反応するマリノスの選手。ボールウォッチャーになっている長崎の選手。差は歴然。それでもボールを持つマリノスの選手を2人、3人で囲んでボールを狩って攻める。相手に囲まれてもドリブルですり抜ける名倉くんからゴール前に出たボールに素早く反応してゴールを決める吉岡くん。同点に引き戻した。V長崎の選手たちにわくわくさせるようなプレーが戻ってきた。
前半終了前に2失点目。これもDF陣の反応の遅さが原因。ゴール前でイッペイシノズカに跳ね返りのボールを頭で押し込まれた。跳ね返りへの反応が一瞬遅れた翁長くん、悔しいね。
2−1のビハインドで後半にはいり、吉岡、畑、大本に変わって香川、ジョンホ、ハイロが入りながら追撃。勝っているマリノスは相変わらず攻撃姿勢を崩さないが、V長崎も足が止まらない。アディショナルタイムに入って、ハーフェーラインあたりでマリノスのボールをカットした香川くんが囲まれながらも高い位置を取っている相手ディフェンスラインの裏の大きなスペースにボールを蹴るとスペースに向かって走り込んでいた翁長くんにボールが渡る。GKとの1対1を制して飯倉選手の股を抜いたシュートでゴールを決めた。
お見事!
ベンチに走ってくる翁長くんを満面の笑顔で受け止める杉さまたち。
結果2−2のドローゲームだったが、V長崎にとってはJ1の攻撃的チームに食い下がって追いついた勝ちに等しいドロー。大雨をものともしない勢いはかつての走れる長崎を取り戻したようなワクワク感だった。おそらくこの試合での勝ち方は次のリーグ戦につながるだろう。現地やTVで見ていた人たちがそう感じるだけの明るい勢いがこの試合後にあふれていた。
ヒーローインタビューの翁長くんが今にも泣きそうな顔をしていた。もう1言喋ると崩れてしまうほどだった。やっと彼らしいプレーができたんだ。香川くんとイメージを共有できた瞬間、そして落ち着いて得意の1対1を制してゴールした瞬間、翁長くんには一生忘れられないゴールの1つになっただろうなあ。

このニッパツ三ツ沢でのルヴァンカップグループステージ対横浜Fマリノス戦は、今シーズンのVファーレン長崎の機運を切り替え上昇に向かわせるきっかけになる試合だと感じた。なんといっても欲しくたたまらなかった試合の流れからの2ゴールだ。
DAZN放映がないため、見ることができた人は少なかったかもしれないが、この試合が岐阜戦の勝利につながっているのは間違いない。この試合から香川くん、新里くん、イジョンホ、イサンミンが岐阜戦のスタメンに入った。雨の三ツ沢の勝利の記憶が彼らを引っ張ったはずだ。
もう1度この試合をゆっくり観たい!そう思っていたら一緒に観ていたK氏が留守宅で録画しているとのこと。コピーをいただけることになった。TV観戦のために諫早まで行ったご褒美だ。
もう1度も2度もじっくり観れるぞ、楽しみでしかたがない。
名倉くんが言ってたっけ
「僕たちはルヴァンで優勝したい!そんなつもりで戦っている」
そう!ルヴァン杯をとろう!



by windowhead | 2019-04-17 07:06 | Vファーレン長崎

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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