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松田直樹さんの死が気づかせてくれたもの

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8年前といえば未曾有の東日本大震災に襲われた年。その年の8月松田直樹選手が亡くなった。そしてJリーグにはまだVファーレン長崎というチームは存在しなかった。
私もJFLに所属する地元チームとしてVファーレン長崎は知っていたが、応援するチームは中村俊輔選手が所属している横浜Fマリノスだった。
Vファーレン長崎のファンサポーターの多くは2013年のJ2昇格からの人が多いので松田直樹選手のことを知らない人もいるだろうなあ。
2010年シーズン終了後、横浜Fマリノスで戦力外になったマツさんは「俺サッカー好きなんですよ」という言葉を残してJFLの松本山雅に移籍した。2011年8月2日練習中に突然倒れ意識不明のまま8月4日に亡くなった。最初は熱中症と言われたりしたがその日の松本の気温は24度。その後心筋梗塞によるものだとわかった。当時V長崎にいた佐藤由紀彦選手はマツさんのかけがえのない親友だった。
マツさんが突然亡くなったのは私たちにも大きなショックだった。
今でも8月2日になるとこのニュースを聞いた時の状況をはっきりと思い出す。

マツさんを亡くしてからサッカー観戦での安全性やAED設置場所が気になるようになったし、すでに消防署で講習は受けていたが人工呼吸・心臓マッサージ、AEDの使い方をとっさのときに実践できる技術にしなければとなった。個人的にマツが亡くなった話になると「世界に一つだけの花」が思い浮かぶのは、ある人から心臓マッサージの1分間に100回のピッチは「世界に一つだけの花」に合わせるといいよと教えてもらったからだろう。幸い、いままで心臓マッサージをする場に出会っていない。

サッカー観戦での安全性というのは多くは自己責任と言われるだろう。だけど不測の事態に備える準備は主催者にも必要なことだ。
スタジアムでJリーグの試合がある日は消防署の救急車が待機してくれている。
この暑さになるといろんなところでクラブスタッフやボランティアが「熱中症にきをつけてくださいね!」と声かけしてくれる。気配りのいいことだ。そこで総合案内にいる人に「気をつけますが、もし具合が悪くなったり、そんな人が出てきたらどうすればいいですか?」と聞いてみた。アルバイトのようなスタッフはその答えを持っていなかった。彼女が聞きに行ったボランティアかクラブスタッフの人は「その時はここに来てください。もしくは近くにいるクラブスタッフなどに言ってください。そうするとスタジアムの中にある救護所に連れて行きますから。」とのことだった。
救護所みたいなものがあるのなら、なぜスタジアムのオーロラビジョンや張り紙、クラブのお知らせで告知してくれないのだろうか。救護所の場所や行き方を知るだけでも安心感は高まるのに。具合が悪いや倒れる人がいても総合案内に届けたりクラブスタッフを探さなければ救護所に行けない状況は、正しい安全管理なのだろうか。2016年、17年くらいからサポーターミーティングがあるごとに、スタジアムで具合が悪くなった時に駆け込む「緊急避難ルーム(屋内冷暖房で試合は見えなくてもいい)」の設置と夏場冬場に防暑、防寒グッズ(瞬間冷却剤やホッカイロなど)の販売など提案し、お願いしていたが未だ設置されてないし、その後サポーターミーティングがないので声の伝えようがない。
いろいろなイベントが準備され毎回魅力的で楽しいスタジアム作りをしているクラブにこれ以上お願いするのはずうずうしいと言われるかもしれない。それでもできれば楽しいよりも安心を最優先して欲しいというのが個人的な願いでもある。









by windowhead | 2019-08-03 11:21 | Vファーレン長崎 | Comments(0)

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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