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明日は長崎歴史文化協会でプチ講義

なにがきっかけで人生変わるかわからない。
幕末、長崎から奥州に出兵した長崎振遠隊について教えを請うために長崎歴史文化協会をのぞいたのはいつだっただろう。
先日、久しぶりに協会のトップ、郷土史家の越中哲也先生にお会いしたので、先生の先祖すじにあたる足立家とは、会津御用達ですか?とお聞きしたことから、私の会津熱に話が及んだ。
(越中先生の先祖の足立家は、残念ながら私が探していた会津藩御用達の「田辺屋」足立家ではなく、柳川藩御用達だった両替商「海老屋」の足立家だった。)

「なせ、会津に興味が沸くのか?」地元であう人ごとに質問される。
長崎にあっては、龍馬や海援隊、薩摩長州肥前鍋嶋などへの興味ならともかく、縁も縁もない会津に興味を持つわけが理解できないらしい。
答えれば簡単なことで、幕末の日本で最も筋を通した生き方をしたのは松平容保公ではないかと思っているからであり、その清廉潔白な人柄に頭がさがるからだ。
でもここに話を持っていくには、新選組という入り口を話さなければならない。土方の写真というミーハーな入り口から入った新選組への興味を人に語るのはちょっと気恥ずかしい。
でも、明日は、その入り口から話さなければならないだろうなあ。
高齢な歴史ファンや郷土史研究の人々を前に「私の幕末史研究のきっかけは新選組です」というのは勇気がいるぞ。
もし、新選組は朝敵だという人がいたら、どうしよう。そうでないということを理解してもらうのに私の講義の時間を全部使ってしまいそうだ。そんな質問がきませんように。

講義の組み立ては、お菓子「会津葵」の栞に書かれた足立仁十郎について。足立家の急速な没落の背景。幕末明治に長崎を訪れた人々。無名の会津人を墓碑から探す。など。

すこし不安ではあるが、どのような感想が聞けるのか楽しみでもある
by windowhead | 2005-11-28 02:22

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


by windowhead