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郷土史への興味は新選組から…と、言ってしまった(汗)

こちらの歴史文化協会で「長崎と会津の接点」というお話をさせてもらった。
ほとんどが自分より年上、多くは50歳以上の方々、それも地方史研究家だったり、長崎学のオーソリティがいたりで、本当に私がお話していいの?と、恐れ多かったのですが、皆さんの前に立ってしまえは話すしかありません。

仕事柄プレゼン慣れしていますから、臆することはないのですが、つかみをどうするかで、やはりこれしかないと、言ってしまいました。
「実は、私が会津と長崎の接点に興味を持ったきっかけは、新選組です。長崎にいて新選組なんてと思われるかもしれませんが、土方歳三のハンサム写真がきっかけです」(ドキドキ)
皆さんからフワッとした笑いが起こりました。
昨年の大河のことにふれ、「来年の正月には土方歳三最期の一日が放映されるそうです」というと、何人もの方が知っていますよ、私も見ますよといわんばかりの笑顔でうなづいて下さいました。その多くは女性の方々。大河「新選組!」は、龍馬ファン、薩長肩入れの人が多い長崎の地でも、なかなか好意的に見られていたようですし、続編も楽しみにしていらっしゃるようでした。なんだか、あたたかい気持ちに包まれたようで、その後の話がとても楽になりました。
おかげで無事、話を終えることができました。

テーマとしても珍しかったらしく、おおむね好評で、ホットしました。
数人の方から、テーマに関する新しい情報をいただきました。
全国歴史研究会の特別顧問をされている方から「新選組フリークなら釣洋一氏を知っていますか」と聞かれましたので、「もちろん、特に、釣氏の「土方歳三波濤録」は調査を始められた時から待ちに待った本で愛読書です」と答えると、「新選組に関する資料などがありますから、あげますよ」と言われ、ここに連絡してくださいと名刺をいただきました。
さっそく、近くご連絡してお話を伺うつもり。

本当に気持ちのいい収穫の一日でした。
なにより、わが町に「大河新選組!」のシニアファンがたくさんいたことがうれしい。

歴史を真摯に学ぼうとする人たちは、かたくなな思い込みや入れ込みがなく、ニュートラルな視点で物事を見ているのだということを今更ながら知らされました。
シニアの研究者たちの懐は深くて広い。さすがです。
by windowhead | 2005-11-29 12:22 | 新選組!な人々

日本の西海岸・長崎からのつぶやきはビンの中の手紙のように漂いながら誰かのもとへ


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